駅前ロータリーに待機する台数が限られているのか、いつも帰宅時には住宅街の道路でタクシーが何台か縦列停車している。
運転手さんの多くは、車内で寝ているか、車外に出てタバコを吸っているかである。
今晩いつもの場所に通りかかると、ちょうど車外で喫煙していたおじさんが携帯用灰皿にたまった灰を下水溝に捨てているところだった。そして、最後に口にくわえ火がついていたタバコまでポイ。
「そこはゴミ箱じゃないですよ!」
思わず声をかけてしまった(笑)。
彼は無表情でこちらを見返す。あまりにおっかない顔をするので、屋根の上の社名が記された行灯をジッと見てやった。
先日は、やはり住宅街で運転席の窓を開け右手を出して走るタクシーを見た。もちろん、その指には火がついたタバコがはさまれている。しかも、トントンと灰を落としているのだ。大通りに出る所で一時停止していたそのタクシーに追いついた。
そこで、開いた窓を覗き込んで言ってやったぞ。
「禁煙って書いてあるけど、運転手さんは吸ってもいいんだ(笑)」
彼は一瞥して、そのまま走り去った。
こういう話を家ですると「危ないからやめて」と言われるので、今日はここで発表した(笑)。
もちろん、ほとんどはいい運転手さんのはずですよ。
写真は、本文と関係ありません。静岡県吉原で。