湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

15年ぶり35年目の餃子

2008-01-05 17:57:16 | B食の道


「前にも来たことあるよね、おにーさん!」
餃子を頬張る僕の肩をポーンと叩きながら、店のおばちゃんが言う。
「えっ? えぇ。でも、もうずんぶん前だけど…」

確かに、以前にもこの平塚市中原の餃子専門店『川純』さんに来たことはある。でも、もう15年位前の話だ。しかも、その時は着席せずに、お土産用に買っただけなんだけどね。
ここは、あの呂比須ワグナー氏もベルマーレ時代には代表のゲームで海外から帰ってきたら真っ先に訪れたというお店。いかにも中華料理屋さん風の小さなたたずまいだ。引き戸を開けると、いきなりテーブルが迫り、その向こうの真っ赤なカウンターに冒頭のおばちゃんが腰掛けている。
今日は、きままに自転車で走り回っている途中、「餃子」の文字に導かれ勢いで飛び込んでみた。
思ったより脂っぽかったなあ。味はいいんだけど。
でも、お皿に盛られた白いご飯とよく合う。飽きることなくどんどんいけます。小皿(10個)700円(+ライス250円+味噌汁200円)は、あっという間ですね。中皿(16個)も、イケそう。あの店のように大きくはないけれど、ぷっくりとボリュームたっぷりが嬉しい。1個あたり70円は妥当か。僕がいた間にも、予約して焼いたものを買っていく人、食べた後でお土産を買っていく老夫婦、世田谷から食べに来たというグループも。人気ですね。いつのまにか駐車場も、できていたし。
中華料理屋風、ラーメン屋風だが、餃子だけ(麺類なし、スープではなく味噌汁、ただしなぜかホルモン焼きはあり)というところも潔く、繁盛している理由の一つだろうか。
「うちは、ここでもう35年もやってるから」
おばちゃんが誇らしげに言った。


雲の多い一日でした。




今年もおいしいものが食べられますように。