先週の開成町ほど遠くではなかったが、今日も二宮町まで。
二週連続で娘のバレーボールの試合会場への車当番だ。
午後迎えに行くのに早めに出発。遠回りをしてＣＤをかけながら一人ドライブだ。
「やまゆりライン」を走ったり、足柄上郡の方まで足を伸ばしたり、気ままに。
稲刈りを終えた田園地帯、みかんの木が斜面に並ぶ山々、そこにはどこか懐かしい田舎の風景が広がっていた。
県道からわざわざ脇道に迷い込んでみると、その先に突然集落があったりして驚く。
ただ、どこへ行っても人影をあまり見かけないけれど。
どんどん道が細くなると、心細くもなる。Ｕターンできなかったら…。
こんなふうにドライブするには、いまのクルマは大きすぎる。子供たちが大きくなったら、小さなオモチャのようなオープンにでも乗り換えて、ひとりですいすい走りたいな。近くにも、まだまだ知らないところがたくさんあるのだから。
今までは、一気に箱根に、伊豆に、御殿場にという具合に、途中を飛び越していた。
途中にもいいところがあるのを知ったのは、たまたま娘の試合会場がなぜかこのあたりがが多かったおかげ。
車当番も、けっこう楽しいぞ。
今日の写真は、試合会場となった小さな小学校の小さな校庭で。
ピッ、ピッ、ピピピ、ピー！
リズミカルな笛の音。軽やかな身のこなし。そして熱い思い。
遂にあの男が帰ってきた。
春の交通安全週間以来だ。
会社の窓から交差点を見下ろすと、踊っていた。またしても踊り続けていた。
いや、ホントは交通整理なのだが。
誘導灯を頭上でクルクル回したり、左右に振ったり、信号が変わる瞬間には野球の投球フォームさながら。最後に後ろ足をクイッと上げるところが可愛らしい。
ひとしきり踊ると、いや交通整理をすると、帽子を取ってタオルで頭の汗を拭く。ゴシゴシと。そーとー頑張っている。
横断歩道をおばあさんが渡って来ると、声をかける。左折してくる車を体を張って遮る。
交差点をＵターンするクルマは歩道側に誘導し、笑顔で注意だ。
とにかく頑張る。見ていて楽しい。顔がほころんでくる。
どうせ仕事するなら楽しくやろうよ。そんな彼の声が聞こえてくるようだ。
以前も書いたが、こういう税金の使われ方は悪くはない。
また、来年の春に会おう。
そして下の写真は今朝、家の近くの交差点で撮影。歩行者用がすでに青になっているのに車が突っ込んでくる（決して左折してきた車ではない）。交差点の幅があるのと、朝という忙しい時間のせいか、とても危ない場所。小学生は歩道橋を渡るよう指導されているけど、大人だって危ないのだ。
