
先日の散チャリ中に偶然みつけた懐かしい一角。
いよいよ来週から解体作業が始まるらしいので、見納めをと自転車で一回りした。
それにしても、残念だなあ。特に、数件並んだ商店のあたりは。こんな所に残っていたなんて奇跡のようにも思えるけど。
きっとあっというまに取り壊されて、でっかいインテリジェントビルにでもなってしまうのだろう。
そうしてできたスマートな建物を、何十年も経ってから「懐かしい匂いがするねぇ」「ぜひ残しておきたいなぁ」なんて言いながら眺める日が来るのだろうか。
テレビなどで海外の古い街並みが生活者と共に息づいている姿を見るにつけ、僕たち日本人は何をやってるんだろうと悲しくなる。
みんな一生懸命働いているけど、ビジネスだけではこの国は決して豊かにはならないのだ。

“角のタバコ屋さん”上空のこの塔も、もうすぐ…

僕が子供の頃は、こんな玄関の民家が当たり前のようにありました。

もう誰も住んでいないのに、鉢植えの花が咲いていますよ。

おや、菊のご紋が。