天気が良かったので、昼休みは散チャリ(自転車での散策を勝手にこう呼ぶことにした)。
小石川あたりをフラフラしていたら、お肉屋さんを発見。「もうそこに出てるだけ」だというので、そのコロッケを2個購入し、近くの公園のベンチに腰をおろした。
すると、猫が近づいてきて鳴くのだ。
明らかにオイラは腹が減ってんだよー、なんかくれよーと。
知らん顔をしていると、そっちがくれない気なら、こっちから奪いに行くから覚悟しなよというような恐ろしい目で、こっちを見据えている。ブルッ。
実際、ちょっと目を離したスキに、ベンチに置いたお茶のペットボトルのフタに手を出してきた。
もう、いかん、ゆっくりコロッケなんぞ食ってる場合ではない。
戦闘開始だ。
バン!と突然足音を立てると、ビクンとして身を翻す。
しかし、またすぐに近づいてくるのだ。そんなつまんない手には絶対だまされねーよという見透かしたような態度がカチンとくる。そんなところが、猫が苦手な理由だ。
何度か、バン!をやってみたが効果がない。そこで、今度は知らんプリを決め込む。
すると、どうだ。
ニャーニャーと鳴き出す。くれよー、ちょっとだけでいいから、くれよーと徐々に擦り寄ってくるではないか。
負けた。根負けした。わかったよ。コロッケ半分、やるよ。
くっそー、素朴でこんなに美味いのに。おまえには不釣合いだ。
いいか、でもお前が可愛くてやるんじゃない。呪われたらイヤだからだぞ。
なんだか、釈然としない昼休みだった。
この日に通りかかったロボットが立っている床屋さんのウラ。こちらからも入れるようだ。
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