
東大で卒業式だと聞いたので、昼休みにひとっ走り。
式といえば安田講堂だろうと奥へ歩みを進める。だが、角帽を被った学生の姿は少ない。
講堂の横まで来ると「食堂営業中」というのぼりを発見!
いつものようにランチは帰りにパンをかじればいいやと思っていたが、急遽方針変更。
講堂の地下にあるらしい学食に向かった。
実に豊富なメニューの中から「ピラフセット」を。

どうですか。セットされていたのは、ビーフシチュー。野菜とお肉がゴロゴロ。ブロッコリーは、ちゃんと後のせで色も鮮やかだ。
これ、どー見ても「ピラフセット」ではなく、ビーフシチューに白飯代わりにピラフ付けましたセットですよね。
とはいえ、その肝心のピラフも油で炒めたものではなく、炊いている本格派なのだ。これにサラダ(マカロニサラダとキャベツの千切り)が付いて、なんと550円ポッキリ。
さすが、学食。さすが、東大。
味はそれなりだが、文句のつけようはない。
そして、すっかり満腹になり地上に出て驚いた。
今いた学食は、安田講堂の地下ではなく、前の広場の真下あたりだったのだ。そして、その広場は卒業生とその親御さんたちであふれかえっていた。とにかくスゴイ人数。
でも、どの顔も嬉しそう。
もちろん僕も、お腹が満たされて嬉しいことはいうまでもない。
卒業を迎えた東大生たち。こんなものを毎日食べているなら、日本の行く末も安心なのだ。

