次は、森口華弘(1909〜2008)さんの「麗光縮緬地友禅訪問着
梅林」(1957年、絹・友禅、Kimono、Plum Garden、yuzen dyeing
on crepe silk)。
友禅染で1967年に人間国宝に認定された森口さん、中でも蒔
糊技法を用いて森口流を確立されている。これは、多彩な友禅染
の中で、あえて淡色の濃淡だけで表現するもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/8f/686b39c57e4e70c90484282726665215_s.jpg)
麗光とは、うるわしいやスッキリと整った、澄んで綺麗なさま、
ひかるという意味があり、森口さんは梅林の中に麗光を感じられ
たのだろう。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)