塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 自然を愛でる 黒柿大鉢

2018-04-30 04:50:33 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、青峰重倫(1916〜2001)さんの「黒柿大鉢」
(1985年、黒柿・刳物、Large bowl、black persimmon wood)。
 青峰さんは猪熊弦一郎に師事し、木工芸の世界へ飛び込む。そ
れ以来、木工芸の領域で比類するものない魅力溢れる作品を創作
されてきた。それはモダンクラフトの世界と評して実績を残され
ている。
 神秘の銘木・黒柿は、切り口に黒い紋様があり150年以上経っ
た古木でしか現れなく、さらに1万本に1本という確立でしか見
つかっていないのも事実。
 この黒い紋様は、柿の渋の元・タンニンが含まれており、地中
から取り込んだ物質と化学変化を起こして出来たものと考えられ
る。また、柿の木自身が長い年月で自然災害や人災により傷が出
来、過酷な環境を強いられた場合、老木となった自身を守るため
に自らが出した物質によって変化したとも考えられる。

 この作品は、美しい自然の木目が表れており、密度の高く堅い
素材を丁寧に削り取られた彫り後がデザインのように浮き上がっ
ている。素晴らしい。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 自然を愛でる 欅玉杢造盛器

2018-04-29 05:17:07 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、佐竹康宏(1952〜2016)さんの「欅玉杢造盛器」
(2016年、欅・刳物、Large bowl、clear lacquer on zelkova)。
 石川県加賀市の木地師の家に生まれた佐竹さんは、地元の山中
塗をベースにされた独特の風貌ある作品を創作されてきた。全て
木地挽きから漆塗りに至まで仕上げられた生活用の器は、素朴な
フォルムで親しみを覚える。
 ケヤキの玉杢とは、樹齢数百年以上の材に見られる模様で、円
が幾重にも描かれた大柄なものと、小さい玉が散らばるものがあ
る。この作品は、欅の地肌が生かされた重厚なお盆で、木本来の
温かみが感じられる。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Weekendの麺処巡り 前川 で ラスト

2018-04-28 14:20:09 | 麺_2020
 前回伺ったのはいつ頃と、我がBlogを紐解くと2008年4月19
日の日付に恵比寿の「前川」をアップしていた。

 こちらの創業は、1968年だから50年の歴史を築いてこられてい
る。それがこちらのお店周辺一帯の土地再開発が進められるため、
本日で暖簾を永遠に終われることに。惜しいなあ、あと2年待てば
再び東京オリンピック開催されるのに!!

 で、清川のこんこん靴祭りから恵比寿にGO。店頭に到着すると
高橋店主が出てこられ、まずはお疲れ様でしたとご挨拶。すると、
直ぐ店を開けるから中に入ってとの言葉が。

 女将さんとも昔の話で盛り上がり、「塩ラーメン」480円と炒飯
590円をコール。

 親父さんは幾つなんだろうか、瞬く間に炒飯から登場。その後に、
懐かしい一杯が目の前に。モヤシは敬遠しているが、こちらのモヤ
シはひげも処理されシャキシャキ感がバツグン、これは良いなあ。
丸山製麺の卵麺もシャープな塩気と相まって、ペロリと頂きました。
ご馳走様。50年間、ありがとうございました、お疲れ様でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街をぶらり こんこん靴祭り

2018-04-28 14:03:55 | 街をぶらり_2018
 新宿原町を後に台東区清川(旧山谷)へ。
 本日と明日、玉姫稲荷神社境内とその周辺で「こんこん靴市・靴
まつり市」が開催されている。早く行かないとサイズがなくなるの
で8時過ぎに到着。
 ザッとお店を廻ったが、希望の靴がなかったので、昨年も同じ店
でサマーハットを購入。ウン、気に入った。

 で、この神社近くにある簡易ホテルを定点チェック。建物を蔦や
樹木が被っている。ここに宿泊するのもワイルドだな。いったい、
一泊幾らなのだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Weekendの麺処巡り 白河そば で 刻み饂飩

2018-04-28 13:38:05 | ミュージアム巡り_2020
 GWが始まりました。私の休日はカレンダー通りですが、一時の
休暇を愉しみましょう。

 まずは、新宿原町にあるスタンド麺処「白河そば」へGO。こち
らの饂飩はきしめんのような平たい“ひもかわ饂飩”、で、お汁は
赤穂の塩ダレを使った塩味。

 多くのメニュー品の中から、いつもの「刻み饂飩」570円に春
玉葱のかき揚げ150円をトッピングをコール。サービスの刻み昆
布をのせてカウンターへ。

 まずは、玉葱かき揚げを塩出しのお汁にしっかりと浸して、饂
飩をすすると旨味が舌の上で弾ける。刻んだ油揚げた玉葱かき揚
げを絡めて紐かわ饂飩をすする。これはもう至福のひととき、ウ
マイ旨い。
 また伺いましょう、ご馳走様。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする