塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

Weekendの麺処巡り 桑はら で カマスとハタハタの塩

2024-03-31 12:45:25 | 麺_2024
 一昨日、都内に桜の開花宣言が出たので、九段から北の丸お堀端
の花を愛で伺ったが、まだもう少しなので出直そう。

そして国立公文書館で「夢見る光源氏」展を観賞した後、東池袋へ
GO。

 「塩専門店 桑はら」で、冷やしが登場しているか店長に伺ったも
のの、まだとのことのので、裏メニューの「カマスとハタハタの塩
そば」1,300円を頂こう。

 登場した一杯、魚特有の香りが漂いスープを啜ると、ドカンと塩
気が飛び込んでくる。丁寧に抽出された具材旨味と塩タレがマッチ
して、麺を啜る動きが速くなる。美味しく頂いた、ご馳走様。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 和食 昆布

2024-03-31 03:32:11 | ミュージアム巡り_2024
 昆布は、北海道の四角い形のそれぞれの角にあたる岬を中心に、
四大銘柄と呼ばれる特徴的な昆布が収穫されている。昆布の歴史
は蝦夷地開拓の歴史と重なる。
 最北端の宗谷岬を中心に収穫される利尻昆布、知多半島の太平
洋岸で収穫される羅臼昆布、襟裳岬を中心に収穫される日高昆布、
函館を中心とした道南地域では真昆布がそれぞれ収穫されている。
 日本の歴史の中で最も古い昆布は縄文時代で、煮炊きに昆布が
使われていた。文献をひもとくと、奈良時代の「続日本紀」に出
てくる。当時の海藻は貴重で、金と同価格で取引されていたとい
う。当時は御神鐉や貴族が服用する薬として使用されていた。
 鎌倉・室町時代になると、仏教文化とともに精進料理が伝わり、
植物性の昆布は“不殺生戒”精神を取り入れ食材として活躍する。
戦国の頃になると“打ち、勝ち、喜こんぶ”(うち鮑、かち栗、昆
布)と戦国武将の戦勝祈願や兵糧として重宝される。保存食とし
ても利用された。北前船による大量輸送が始まる江戸期に入ると、
やっと庶民の口にも入る食材となり、“ハレの日に昆布”、結納品
や正月のおせち料理に用いられる。
 文明開化の明治・大正になると昆布が中国に輸出され、風土病
の医薬としてヨード養分を含んだ昆布が用いられる。昭和期には
昆布の栽培技術が中国に伝わり、日本の何十倍もの生産で昆布生
産国として中国が世界一となる。
NMNS(台東区上野公園7-20)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Weekendの麺処巡り 麺壁九年 で 冷やし

2024-03-30 12:21:57 | 麺_2024
 上井草1丁目にある「中華そば 麺壁九年」のXに、本日と明日(3月
30〜31日)、限定で「冷やし中華そば」1,100円を提供するとのこと。
では、伺います。

 昨日、都内の桜の開花宣言も出され、本日は朝から気温はどんどん
上昇し、暖簾が出るまで店頭で待っていると直射日光が当たるのも手
伝って、ぽかぽか陽気に。入店時は半袖ポロシャツ状態。久しぶりに
にFILAさんと会うことができ四方山話に華が咲く。
 さて、注目の一杯が着丼。麺はゴワッとした縮れ麺で、スープによ
くなじんでいる。それにスープはシジミ貝の旨味がふんだんに抽出さ
れ、ほろ苦くて滋味で奥深いまろみが舌の上で踊ってくれる。

 旨いものを頂けば、心が豊かになってくる。美味しく頂きました、
ご馳走様。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 和食 海藻

2024-03-30 03:20:54 | ミュージアム巡り_2024
 海藻は世界中の海に分布している中、食用とする国は多くなく
東アジア、南米、ハワイなどで数種の海藻が食べられているのみ。
そんな中、四方を海に囲まれた日本は、多種多様な海藻を食材と
して料理に取り入れられ利用されてきた。海藻食は自然の恵みと
人の知恵がもたらし、創意工夫によって食卓を賑わせてきた。
 海藻はその色によって3つのグループに分けられる。

 まず、青のりやミルなどの緑色の海藻は「緑藻」(アオサ藻)。
アマノリやテングサ、フノリなどの赤色は「紅藻」、モズクや昆
布、ワカメなど茶色は「褐藻」。
 これら3種類の色は光合成を担う色素体のもので、海藻の進化
の歴史が繁栄されている。

 世界中に約2万種の海藻が分布しており、日本には約1,500種
が海で生育しているなか、食用とされるのは約60種強。
 古代からミルが食用にされており、税のひとつとして納められ
た時代があった。平安時代の「今昔物語」にも食用として出てく
る。実はこのミルは単細胞の生物で40cmにも成長する。
 味噌汁の具や酢の物でお馴染みのワカメは、国際自然保護連合
による“世界の侵略的外来種ワースト100”(2001年)に挙げられて
いる。日本から洋食用の牡蠣種やタンカーのバラスト水に混じっ
て数小世代のワカメが世界中に運び出された“輸出品”だった。
NMNS(台東区上野公園7-20)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 和食 寿司ネタ

2024-03-29 02:49:05 | ミュージアム巡り_2024
 魚介類に目をやると、貝類やタコ、イカ、カニや海老などの甲殻類、
クラゲ、ウニ、アワビ、なまこ、ホヤなどが代表格。特に貝類は先史
時代から食料としてきたことが、全国で見つかっている貝塚発掘で明
瞭だ。それに、春の潮干狩りは有史時代から連綿と続いている習慣だ。
 慶事における贈答品の熨斗は、アワビを薄く伸して干したものを伊
勢神宮で奉納されたり、はまぐりのお吸い物はひな祭りの行事食とし
て欠かせいない。ズワイガニは日本海沿岸で、越前ガニ、松葉ガニと
いったブランド化し、アワビやミル貝は最高級の寿司ネタに位置づけ
られている。
 中でも牡蠣は世界中で食用にされている。国内では20種以上が知
られているが、流通しているのは洋食用の真牡蠣。日本の牡蠣は洋食
用の種牡蠣として輸出されており、アメリカの高級ブランド“クマモ
トオイスター”は、シカメ牡蠣という種だ。
 このように海の恵みは、いにしえの時代から親しまれてきた身近な
食材だった。
NMNS(台東区上野公園7-20)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする