塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 茶の湯2 黄瀬戸茶碗

2017-02-28 05:42:47 | ミュージアム巡り_2017
 荒川豊蔵(1894〜1985)さんのもう1点「黄瀬戸茶碗」(1960、
陶器、tea bowl、kizeto type)。
 荒川さんの言葉に「造ろうとせず、無意識に出来たものが美しい」
とある。黄瀬戸では光沢を押さえた淡い釉調を出すのが難しいとい
われる。

 この作品も艶を押さえた鉄釉によって、土本来の自然さと温かみ
が表現されている。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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Weekdayの麺処巡り 麺屋やまもと で 味玉しお

2017-02-27 16:59:08 | 麺_2017
 本日は、静岡市で午前中、元F1ドライバー父親で、ご自身もモ
ータースポーツで活躍された某御仁の過去を振り返るインタビュー
取材を終え、市内の麺処を目指す。

 伺ったところは火曜日定休日だが、月一の第4月曜日も定休日だ
った。では、次、に伺ったのは葵区七間町にある「麺屋やまもと」。
こちらの店主は、東京・池袋にある「Hulu-lu」(フルル)の出身。
2015年8月1日、この地に創業されている。

 入店すると店内は天井吹き抜けだが、カウンター席5席で壁側の
物置が螺旋系で凝っている。カウンターの上には大型モニターが設
置されておりイメージビデオ映像が流されている。座った席からは
少し見えづらい。券売機で「味玉しお」780円のチケットを購入し
て厨房作業を眺めます。

 さて、登場した一杯、鶏をメインとしたスープに自家製麺が泳ぎ、
それぞれの具もしっかりと仕事がされている。このスープが旨く、
もう少し多くあれば良かったかな。ご馳走様。


麺屋やまもと
静岡市葵区七間町11-5-17
11:30〜15:00、17:00〜21:00 不定休

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ミュージアム巡り 茶の湯2 黄瀬戸竹花入

2017-02-27 05:43:13 | ミュージアム巡り_2017
 もう1点、荒川豊蔵(1894〜1985)さんの「黄瀬戸竹花入」
(1960、陶器、Flower vase、bamboo design、kizeto type)。
1980年代の日本のバブル景気よりもさらに超がつく空前絶後の
景気だったのが安土桃山時代。信長から秀吉の活躍により茶道の
世界でも利休、古田織部、小堀遠州へと受け継がれていく。
 今までの焼き物は、中国からもたらされたものが多かったが、
黄瀬戸に関しては日本独自のオリジナルな技法で作陶されたもの。
草花の文様が彫り込まれ、鉄秞で焦げ茶色に彩られている。この
黄金色の釉に特徴があり、“油揚げ手”とも呼ばれている。
 この作品はわざとひび割れが入れてあるのかは判らないが、胴
部分に表面が欠落した跡があるので、失敗作かもしれない。また
は、当時の保管状態が悪かったのか・・・。竹の節目は判る。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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Weekendの麺処巡り 麺屋はし本 で 味玉らー麺

2017-02-26 14:25:06 | 麺_2017
 今日は東京マラソン、都心が賑やかだ。その喧噪から少し離れよ
う。お台場へ出て、海を眺めたらいつの間にか心が洗われた。近場
の海も良いなあ。
 さて、マラソンで賑わう人形町に行くか迷ったが、中野へGO。

 めざすは、昨日2月25日に創業された「麺屋はし本」。券売機
で“上段の左上”ボタンを押し、「味玉らー麺」850円のチケット
を購入して11席ほどあるL字カウンターへ。

 店主さんに伺うと、修業先は「東池袋大勝軒」で、その味とは違
う一杯が振る舞われる。また、「辛味らー麺」というのもあり、そ
のうんちくが貼り出されていた。

 で、注目の一杯が登場。豚骨&魚介のWスープには、少しとろみ
があり節も効いており旨い。中野の名店「青葉」に近いかな。これ
にコシのある麺がベストマッチして素晴らしい。味やコンセプトは
違う修業先では、相当ウデを磨かれたようでクオリティが高い。ご
馳走様。

 中野駅からは少し距離があるが、繁盛するお店が登場した。

麺屋 はし本
中野区新井1-25-4
11:00〜売り切れまで 定休日未定

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ミュージアム巡り 茶の湯2 瀬戸黒茶碗

2017-02-26 03:31:28 | ミュージアム巡り_2017
 続いても荒川豊蔵(1894〜1985)さんの「瀬戸黒茶碗」(1959、
陶器、Tea bowl、setoguro type)。
 安土桃山時代に美濃で焼かれた瀬戸黒で、鉄分が約10%含まれ
た鉄釉が用いられている。これを高温で焼き窯から取り出して急冷
させると“引き出し黒”と呼ばれた独特の漆黒が表面に現れてくる。
 それに瀬戸黒の特徴は、口縁の形状に起伏“山道”を持たせてい
ることで、別名“五山”とも呼ばれている。この中で、山道が極端
にゆがんだものを「織部黒」、また黒ベースに白窓を設けて絵付け
されたものを「黒織部」として区別されている。

 この瀬戸黒の山道も幾分ゆがんでいるのが判る。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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