塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 動物集合 彫漆硯箱 玄鶴

2017-07-31 05:38:58 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、二十代堆朱楊成(1880〜1952)さんの「彫漆硯箱
玄鶴」(1944年、漆・蒔絵・彫漆、Inkstone case、crane design、
choshitsu)。
 初代は足利氏の家臣で南北朝時代から現代まで続く堆朱工として
代々受け継がれてきた家柄。堆朱とは中国漆器を代表する技法で、
素地表面に漆を塗り重ね層を作り、その文様をレリーフ状に表すの
が彫漆。表面が朱に仕上げられたものを堆朱、黒くしたものを堆黒
と呼ぶ。
 この作品、箱の蓋に三羽の鶴が彫り込まれており、見事。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 動物集合 鶴蒔絵平棗

2017-07-30 04:50:32 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、寺井直次(1912〜98)さんの「鶴蒔絵平棗」(1997
年、漆・蒔絵・卵殻、Tea caddy、crane design、maki-e、rankaku)。
 再び寺井さんの卵殻を使った作品が登場。1985年に蒔絵技法で
人間国宝に認定。
 蓋に二羽の鶴が施されており、その縁に藍緑入りした貝の螺鈿細
工が施されている。素晴らしい。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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ミュージアム巡り 動物集合 彫漆瑞兆茶入

2017-07-29 02:47:16 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、音丸耕堂(1898〜1997)さんの「彫漆瑞兆茶入」
(1978年、漆・彫漆、Tea caddy、Auspicious Sign、choshitsu)。
 音丸さんは、讃岐彫りの石井磬堂に弟子入りし、その後独立して
独学で彫漆を学び、香川漆器の玉楮象谷に師事。彫漆にて1955年
に人間国宝に認定。
 蓋には吉事の前兆を示すものとしてめでたい鶴が描かれている。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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Weekdayの麺処巡り 中華蕎麦 生る で 濃厚塩

2017-07-28 17:58:37 | 麺_2017
 本日は愛知県春日井市で往年の名ドライバーをインタビュー取材
し、名古屋市内に出て麺処を巡ります。

 向かった先は、昨年10月21日に創業された「中華蕎麦 生る」
(なる)へ。店主は、東京・亀有の「道」出身。店頭に掲げられた扁額
は名古屋の書道家・渡辺裕子さんが描かれた屋号が飾られている。

 メニューは、つけ麺と濃厚塩中華そば。では濃厚塩780円とロー
ストトマト120円のトッピングを頂こうと券売機を眺めると、ロー
ストトマトは売り切れ。では、味玉・濃厚塩中華そば880円のチケッ
トを購入して、涼しい店内で少々待ちます。

 さて、カウンターに着席して厨房作業を眺めます。そして目の前
に登場。
 器にもられた黄色いおろしたものは塩漬けの檸檬だとか。これを
少しずつスープに溶いて麺をすすると味変が楽しめる。
 そのスープは、豚骨と鶏ガラや煮干しと鯖節、野菜などで深みを
加えたライトな濃厚なもの。これに沖縄とヒマラヤ岩塩をブレンド
した塩に、愛知産の白醤油を加えたタレが入ったもの。

 自家製麺とスープの合体、燃えるような名古屋の気温の中で頂く
濃厚なラーメン、これもオツですよ。食べ進んだところで旨いチャ
ーシューの上に盛られた塩漬け檸檬を麺やスープに絡めると、柑橘
の酸味が加わりフレッシュで爽やかな味覚が舌の上でワルツを踊っ
てくれる。
 旨い一杯、ご馳走様。

中華蕎麦 生る(なる)
名古屋市千種区豊年町3-18
11:30〜14:00、18:00〜21:00 月曜定休日

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ミュージアム巡り 動物集合 長板中形綿絽着尺 格子に鳳凰

2017-07-28 03:00:59 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、嶋田義雄(1925〜2002)さんの「長板中形綿絽着
尺 格子に鳳凰」(1983年、綿・型染、Yukata cloth、grid and
phoenix design)。
 染色作家の島田さんは、日本の伝統染色技術のひとつ“長板中
形“を得意としている。これは三間半の長い貼り板に木綿の生地
を貼り、型紙を送り繋いで防染め糊を型付けし、本藍の染め液に
浸してそめる中形染めのこと。中形とは、江戸で生まれた型染め
の文様で、小紋よりわずかに大柄である。

 この作品は、格子柄に飛んでいる鳳凰がびっしりと染められ迫
力を感じた。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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