塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

Weekdayの麺処巡り 如水 で かけ塩

2016-02-29 14:00:29 | 麺_2016
 本日は午前中、名古屋のクライアント様で打ち合わせ。少し早く
終わったので、次の取材先へ伺う前に昼麺を頂きましょう。

 向かった先は東区徳川町にある「如水」。昨年の10月上旬に伺っ
て以来、暖簾をくぐる。開店と同時に並びが増えて、店内待ちが出
来るほど繁盛しております。

 前回は「香そば」の塩を頂いたので、今回は塩の「かけ」550円
と「鶏と牛蒡の炊き込みご飯」150円をオーダー。プラス消費税、
お代は食後。

 目の前に注目の一杯が登場。

 三河赤鶏をメインとした淡いブラウンカラーのスープは、鶏の優
しくほろ苦い香りが立ちこめ、素朴で奥深い滋味が広がる。このス
ープに天然かん水使用の低加水特注麺(朝日食品)との相性も良い。
 さらに枕崎の本枯鰹節、土佐清水の宗田節、伊豆の鯖節、氷見産
の煮干し日高産昆布などの食材がふんだんに使用され、精妙で洗練
された奥深い旨味を堪能できた。大満足、ご馳走様。

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ミュージアム巡り 美生活展 紬織着物 水煙

2016-02-29 03:28:07 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は、志村ふくみさん(1924~ Fukumi SHIMURA)の「紬
織着物 水煙」(1963年、絹・織、Kimono、Spray、tsumugi silk)。
 志村さんは、母親の影響で織物の世界に入り、得意の紬織りが芸
術の域に高められたことが評価され、1990年に人間国宝に認定。
染織家以外にも随筆も手がけられ「一色一生」(1983)で第10回大
佛次郎賞を受賞。
 水煙がなびいているような、この作品に見入ってしまった。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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Weekendの麺処巡り 麺や七彩 で 東京軍鶏柏そば

2016-02-28 12:55:16 | 麺_2016
 東川口市の「麺匠むさし坊」でメニュー開発や系列店でプロデュ
ースしていた阪田博昭さんと藤井吉彦さんが独立して、2007年2
月27日、中野区鷺宮で創業された「麺や七彩」。

 当時は、喜多方をメインとし、塩は「坂内」を、また醤油は「は
せ川」をイメージしたメニュー構成だった。よく通ったな、夏場は
山葵オイルを使った“冷やし塩“をよくすすった。

 あれから9年、その感謝として本日まで3日間振る舞われている
限定麺「東京軍鶏柏そば」770円を頂きに伺いましょう。

 本日は東京マラソンが行われており、食べ終えた頃の茅場町界隈。

 さて、店頭で開店を待っていると顔見知りの方たちが続々と列に
加わり、麺談義に華が咲き、皆さん、ありがとうございました。

 券売機で限定と味玉のチケットを購入して、藤井店主にお祝いの
挨拶をしてカウンターの隅へ。

 そして、注目の一杯が目の前に。“かしわ”なので、2タイプの鶏
チャーシューが乗せられています。後は白髪葱とシンプル。

 まずはスープから。軍鶏のほのぼのとした精妙で洗練された奥深
い滋味がフツフツと舌の蕾をくすぐりますよ。これに精緻に織り込
まれた縮れ麺との相性も抜群。この一杯、舌をくたびれさせない凄
いそばだった、ご馳走様。

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ミュージアム巡り 美生活展 紬地刺繍追取四つ花文訪問着

2016-02-28 06:24:35 | ミュージアム巡り_2016
 次は、梅原新太郎さん(1909~ Shintaro UMEHARA)の「紬地刺
繍追取四つ花文訪問着」(1966年、絹・刺繍、Kmono、floral
parttern embroidered on tsumugi silk)。
 梅原さんの情報がほとんどなく、どのような御仁なのか判らない
が、この作品をじっくり眺めていると“四花”(四華)に意味がある
ようで、仏の説法などの際に瑞兆として天から降るという4種の蓮
の花のこと(白蓮華、大白蓮華、紅白蓮華、大紅白蓮華)。
 その刺繍技が凄い。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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Weekendの麺処巡り 鷹虎 で 獺祭 酒芳る河豚らー麺

2016-02-27 12:17:39 | 麺_2016
 「麺屋武蔵」の創業20周年を記念して、グループ各店持ち回り
の限定麺が振る舞われている。
 その第2弾は高田馬場にある「麺屋武蔵 鷹虎」で「獺祭 酒芳る
河豚らー麺」2,000円が、25日から28日まで1日10食振る舞われ
ている。
 では、馬場へGO。

 暖簾がでるまで待ち時間の間調べてみると,“獺祭”とは山口県
岩国市にある蔵本・旭酒造のお酒で、所在地の“獺越”という地
名の一字である獺(カワウソのこと)をとって銘柄とされている。
悲しいかな、私は一度も口にしたことはない。

 獺祭の酒粕入りスープに用いられ、また麺の上に添えられる河
豚(白子)は、同じ山口県の河豚料理専門店「栄ふく」のトラフグ
が使われている。
 特に“獺祭 磨き二割三分 遠心分離”方式で抽出された酒粕は、
従来の袋に入れて圧力をかけて絞る方式ではなく、加圧しないで
もろみと酒精液を分離するので、もろみ本来の芳醇な香りや膨ら
みが強調されているとか。

 では、その一杯を頂きましょう。
 麺の上にはオーブントースターで炙られ、ブラウンに焦げ目の
ついた白子が丸々一つ乗っかっており豪華。その白子に驚き、続
いてスープを含むと、ほのぼのとした精妙と洗練された深奥の旨
味が溢れ出てくる。酒粕と河豚の饗宴である。

 食べ進むうちに清澄がさらに昇華して、白子の淡い甘味が心を
たゆやかに包み込んでくれる。その舌がくたびれない。こんな美
味いものを食べた後には、さらに心が豊かになったようだ。
 ご馳走様。

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