塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 木組み 芯柱の継手

2017-03-31 05:38:34 | ミュージアム巡り_2017
 仏教の祖である釈迦の舎利を収める仏塔の三重塔。そして五重塔
や多層塔としては七重塔、九重塔、十三重塔と層の数が奇数に限定
されている。
 奈良・薬師寺三重塔(天平2年・730年創建)は、全国13塔ある国宝
指定のひとつで、三間三重塔構造。

 その塔の「芯柱の継手」と「軒と組み物」のレプリカが展示され
ていた。
木組み博物館(新宿区西早稲田2−3−26 3F)

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ミュージアム巡り 木組み 初重斗組み

2017-03-30 05:41:34 | ミュージアム巡り_2017
 先月2月下旬、たまたま通りかかった早稲田通り沿いに、プチミ
ュージアム「木組み博物館」があったので入館。木組みの仕組みが
学べた。

 数年前に神戸の「竹中大工博物館」を訪れた時は、昔の匠の技と
心意気が伝わり勉強になった。木組み博物館の規模はミニマムだが、
素人にも判りやすく木組みの仕組みが学べた。
 木造建築において木組みとは、日本が世界に誇れる伝統技術。そ
の歴史は、富山県小矢部市で発掘された桜町遺跡の木組みにより、
4,000年の縄文時代まで遡ることが出来る。
 その後、時は移り6世紀に入ると中国大陸から仏教とともに入っ
てきた建築様式と技術が導入されていく。
 木組みは、長さ方向に繋ぐ継ぎ手と直角や斜めに繋ぐ仕口に分類
され、その種類は4,000を数えるという。
 同館には仕口や継ぎ手の模型が展示され、実際に手に触れて体感
できた。

 まずは、昭和の宮大工・西岡常一棟梁が再建工事に携わった薬師
寺三重塔(西塔)の「初重斗組み」部分の大型模型(製作:八田広明)
が展示されていた。
木組み博物館(新宿区西早稲田2−3−26 3F)

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ミュージアム巡り 茶の湯2 夕映蒔絵茶箱

2017-03-29 05:41:06 | ミュージアム巡り_2017
 最後の作品は、寺井直次(1912〜98)さんの「夕映蒔絵茶箱」
(1989、漆・蒔絵・卵殻、Box of tea utensils、Sunset, maki-e、
rankaku)。
 卵殻を使用した蒔絵で1983年に人間国宝に認定された寺井さん
は、量感や遠近法、ぼかしなどで漆に工夫を凝らし、また金胎漆器
も開発。

 この作品は、夕日を背に鶴が飛び立つ光景を卵殻を使って描かれ
ている。素晴らしい。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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Weekdayの麺処巡り 丸信らーめん駅前店 で 塩チャーシューメン

2017-03-28 18:19:24 | 麺_2017
 本日は、福島県在住の往年の元カートドライバーのインタビュー
取材を終えて、市内の麺処を巡ってみました。
 2015年12月29日に創業された「自家製麺 うろた」(福島市新町
3-14)の店頭に伺ったところシャッターが閉まっていた。店のデー
タでは水曜定休日だが、臨時休業かしら。
 では、「丸信らーめん駅前店」へGO。

 丸信と言えば、黒磯に本店がある北関東&東北地域に系列店があ
る一大金看板店。その本店には伺った事がないが、“丸信”はちょ
くちょく伺っている。

 では、入店。店内に掲げてあるメニューから「塩チャーシューメ
ン」800円に麺を大盛り100円にしてみた。

 器に中はタップリの清湯スープに、平打ち麺が泳いでいる。表面
にはいりごまが敷き詰められ、芳ばしい香りを立てている。少しや
わ目に茹で上げられた麺は、喉ごしも良くウマイ旨い。ご馳走様。

丸信ラーメン駅前店
福島市栄町12-1
11:30〜翌2:00 月1度の休みあり

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ミュージアム巡り 茶の湯2 蒟醤梅文干菓子盆

2017-03-28 03:00:53 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、磯井正美(1926〜 )さんの「蒟醤梅文干菓子盆」
(制作年不詳、漆・蒟醤、Tray of Higashi、ume blossom design、
kinma)。
 漆塗りの一つ、蒟醤(きんま)技法とは香川漆芸に代表され、タイ
の植物の実の名称・蒟醤。幾重にも塗り重ねた上に刀・ケンで文様
を線彫りし、そのくぼみに色漆を象嵌するもの。
 この蒟醤技法、沈金と似ているが、朱や黄漆の色ごとに彫り上げ
象嵌を繰り返し、その後で表面を平に磨き上げる独特なもの。

 この作品を眺めていると、磯井さんが根気よく作業する姿が目に
浮かぶようだ。蒟醤で磯井さんは、1960年に人間国宝に認定。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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