塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り ナニデデキテイル 斜塔 93

2016-09-30 05:47:22 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は、吉本由美子さん(1944〜 )の「斜塔 93」(1993年、
ガラス・ランプワーク、Leaning Tower 93)。
 吉本さんは、高温の炎でガラス棒を溶接するランプワーク技法で
作品を創作されている。自然現象や人の作った構築物などの構造を
抽出して、あらゆる表現を造り出しておられる。
 “ガラスは記憶やイメージ、夢想や幻想など目に見えないものを表
現するのに最もふさわしい素材“と提言されている。
 この作品、触ったら今にも崩れ落ちそうな緻密で繊細な造りが素
晴らしい。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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ミュージアム巡り ナニデデキテイル 硝子缶型花生

2016-09-29 05:37:52 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は、辻清明さん(1927〜2008)の「ガラス缶型花生」
(1991年、ガラス・宙吹き、Glass vase in the shape of a can)。
 陶芸家の辻さんは、多摩市に窯を設置し信楽土で自然釉の掛か
った作品を創作していく。1987年には長野・穂高町へ移り工房と
登り窯を設置。91年には自らガラス作品を制作。
 この作品は、その初期の頃の貴重なもの。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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ミュージアム巡り ナニデデキテイル プロペラ瓶

2016-09-28 05:37:58 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は、Christopher・DRESSERさん(クリストファー・ドレッ
サー、1834〜1904)の「プロペラ瓶」(淡緑クルーザー・グラス、1890
年、ガラス、Vase with propeller body of pale green tint)。
 クリストファーさんは、イギリス人で植物学者。その後、装飾美術
の世界へ移り、陶磁器からガラス、家具、テキスタイルなど生活全般
のデザインを手がける。イギリス初のインダストリアルデザイナーだ。
 また、日本にも造詣が深く、明治政府の依頼で日本各地を旅行し殖
産興業のアドバイスも行っている。後日、彼の息子が来日した時、神
戸に定住して“土列査”家を名乗っている。
 プロペラのように少しねじりの入った瓶、良いね。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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Weekdayの麺処巡り 麺行使 伊駄天 で 鴨とトリュフのらー麺

2016-09-27 16:57:24 | 麺_2016
 本日は、焼津で往年元ドライバーのインタビュー取材を午前中行
い、お昼はJR西焼津駅近くの麺処「麺行使 伊駄天」でランチ。

 入店して券売機の前に来ると、四季彩菜麺として秋の限定麺があ
ったので「鴨とトリュフのらあ麺」950円のチケットを購入してカ
ウンターへ。醤油か塩味、大盛りにするかのスタッフからのコール
があり、もちろん塩味で麺の大盛りをオーダー。

 こちらはテーブル席や座敷席もあり、和みのお店で、私はこんな
お店のアットホームな雰囲気が大好き。
 で、注目の一杯が登場。

 器の中には、合鴨だろうかスライスされたロース胸肉が添えられ、
自家製のトリュフ香油の香りに包まれている。その香りの元のスー
プをすすると、静謐にして豪壮、深淵にして淡麗、その食材に潜む
味と香りのエッセンスを愉しめる。

 そのスープを舌の上で転がしながら、饂飩のようなコシのある麺
を絡めてすする。旨いなあ、素晴らしい。焼津で神髄に触れた。

麺行使 伊駄天
静岡県焼津市柳新屋338-1 054-629-5277
11:00〜14:00、17:30〜21:30 木曜定休日

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ミュージアム巡り ナニデデキテイル ガラス飛文平茶碗

2016-09-27 03:01:31 | ミュージアム巡り_2016
 続いては、岩田藤七さん(1893〜1980)の「ガラス飛文平茶碗」
(1966年、ガラス・宙吹き、Shallow glass tea bowl、bead pattern)。
 岩田さんは、今村繁三に吹きガラスを学びガラス工芸家に。1944
年に岩田硝子製作所(後の岩田ガラス工芸)を設立。ガラスを芸術とし
た硝子アートの地位向上に努められた先駆者。

 藤七さんの作品はどれも見事で、感動させられる。この作品は色ガ
ラスの中にポイントとなる藍の模様を浮かべた茶碗で、これでお茶漬
けを頂いたら、さぞ、旨いだろうね。
MOMAT(千代田区北の丸公園3-1)

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