次は、明治23年(1890)刊行の甲武鉄道沿線の名所について紹
介した案内書(甲武鉄道会社編)。
明治20年以降、鉄道沿線案内が盛んに出版されるようになり、
鉄道院や鉄道省も昭和初期にかけ定期的に案内書を発行している。
甲武鉄道は、明治22年開業、路線図から当時の新宿から八王子
の区間で営業されており、さらに東京の中心部への延伸を予定し
ていたことが判る。この後、明治37年末に御茶ノ水駅までの区間
が開通し、国有化を経て現在のJR中央本線の一部となっている。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)
介した案内書(甲武鉄道会社編)。
明治20年以降、鉄道沿線案内が盛んに出版されるようになり、
鉄道院や鉄道省も昭和初期にかけ定期的に案内書を発行している。
甲武鉄道は、明治22年開業、路線図から当時の新宿から八王子
の区間で営業されており、さらに東京の中心部への延伸を予定し
ていたことが判る。この後、明治37年末に御茶ノ水駅までの区間
が開通し、国有化を経て現在のJR中央本線の一部となっている。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)
続いての書は、成田界隈を中心に江戸から成田までの道中の
寺社、古跡について解説した「成田参詣記」で「成田名所図会」
とも呼ばれる。安政5年(1858)刊行で、成田山新勝寺蔵版。著
者は国学者・清宮秀堅。
展示頁は、「酒々井の図」に描かれている宿場の風景。酒々
井は成田山への参詣客などで賑わった。
酒々井に鉄道の駅が出来るのは成田鉄道の酒々井駅が開業し
た明治30年(1897)で、宿場から少し離れた位置に設置される。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)
寺社、古跡について解説した「成田参詣記」で「成田名所図会」
とも呼ばれる。安政5年(1858)刊行で、成田山新勝寺蔵版。著
者は国学者・清宮秀堅。
展示頁は、「酒々井の図」に描かれている宿場の風景。酒々
井は成田山への参詣客などで賑わった。
酒々井に鉄道の駅が出来るのは成田鉄道の酒々井駅が開業し
た明治30年(1897)で、宿場から少し離れた位置に設置される。
NAJ(国立公文書館):千代田区北の丸公園3-2)