塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り おもちゃ絵-2 新板猫の戯画

2024-06-14 04:39:35 | ミュージアム巡り_2024
 続いて、「新板猫の戯画」(明治16年・1883、歌川芳藤画、版元:松野
定七)で、地獄にいる猫と鼠が描かれている。日々の行いが悪い鼠たち
は、猫の閻魔様の裁きにより釜ゆでや舌抜きにされてる。下段では賽
の河原で石を積んでいる。

 次は、「新板敵同士猫鼠」(明治16年・1883、歌川政信画、版元:池田
友吉)で、“トムとジェリー”と同じで、猫と鼠はいつでも敵同士。絵の
内容は、上から「けんか」(め組の喧嘩)、「かたきうち」(碁太平記白
石噺)、「いくさ」(桶狭間の戦い)とそれぞれ猫と鼠の戦いだ。

 そして、「しん板猫と鼠のかたきうち」(明治期、歌川芳藤画、版元
:大橋屋弥七)で、忠臣蔵の討ち入りが猫と鼠で描かれている。赤穂の
浪士が猫、吉良邸の人々が鼠。
tabashio(墨田区横川1-16-3)

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