塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り すみだ北斎美術館 凱風快晴_2

2016-12-31 03:23:06 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景 凱風快晴」(天保2年
・1831、錦絵、大判、A Mild Breeze of a Fine Day、from the series
Thirty-six views of Mount Fuji)。
 描いた視点は駿河国側か甲斐国側か不明であるものの、夏の早朝に
太陽の日を受けた富士の山肌が赤みを帯びた一瞬をとらえた作品。通
称“赤富士”とも呼ばれる。空にはいわし雲が浮かび威風堂々とした
傑作である。
(墨田区亀沢2-7-7)

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ミュージアム巡り すみだ北斎美術館 神奈川沖浪裏

2016-12-30 03:45:45 | ミュージアム巡り_2016
 次の作品は「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(天保2年・1831頃、
錦絵、大判、Under the Wave off Kanagawa、from the series
Thirty-six views of Mount Fuji)。
 冨嶽三十六景は、題名通り36図出版され後から10図が追加され
て最終的に46図のシリーズとなった。全てに様々な富士山が描か
れており、この「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、日本を代表
する浮世絵。
 波が押し寄せてくる瞬間をとらえた猛禽類の爪を思わせる波頭、
その後に遠景に見える富士、その背景は刷り師が水分の調整で作
り上げる“拭き下げ暈かし”技法が見事。
(墨田区亀沢2-7-7)

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Weekdayの麺処巡り やじ満 で 牡蠣

2016-12-29 08:10:39 | 麺_2016
 年内最後の築地場内へGO、買い出しも兼ねて。

 まずは魚がし横丁8号館の「やじ満」へ。暖簾をくぐるなり、フ
ロア担当の元気印のお姉さんから朝のご挨拶の後、“牡蠣らーめん
一丁“のコールが厨房に届く。

 で、最初に到着したのはサービスしていただいた焼売半個(2個)
が目の前に。有難く頂きます。絶品の特製焼売。

 そして湯気をモクモクと立てた牡蠣らーめん1,200円の登場。
大ぶりの身の広島産牡蠣はソテーされ、口に放り込むと表面は香
ばしく中はジューシーで滋味が溢れ出てくる、これは旨い。

 やじ満で堪能した一杯、ホッカホカになって市場を徘徊した。

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ミュージアム巡り すみだ北斎美術館 須佐之男命厄神退治之図

2016-12-29 04:11:02 | ミュージアム巡り_2016
 この作品「須佐之男命厄神退治之図」(弘化2年・1845)は、関東
大震災で焼失した板絵額を推定復元されたもの。北斎が86歳の時に
描き牛島神社(同区向島1丁目)に奉納され、社殿に掲げられていた。
サイズは126×276cmで、北斎晩年の最大級作品。
 描かれているのは須佐之男命が厄神を退治して、病や凶事を起こ
さないように証文を取っている場面。
 明治43年(1910)刊の「国華」に掲載されていたモノクロ写真を
元に制作当時の色彩と状態が推定されて復元されたもの。
(墨田区亀沢2-7-7)

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ミュージアム巡り すみだ北斎美術館 冨嶽三十六景 凱風快晴

2016-12-28 05:44:36 | ミュージアム巡り_2016
 2016年11月22日、墨田区亀沢にオープンした「すみだ北斎美術
館」へ。会館記念展として常設作品とは別に「北斎の帰還〜幻の絵
巻と名品コレクション」と題した特別展(〜2017年1月15日)が行わ
れていたので鑑賞した。※特別展は撮影不可。

 近未来的な外観のミュージアムは、北斎が見たらびっくりするだろ
うか。鬼才と呼ばれた北斎だけに、墓場の影で喜んで居られるだろう。
 その特別展には、約100年あまりも行方知れずだった幻の絵巻「隅
田川両岸景色図巻」(長さ7mあり、北斎壮年期の傑作で、両国橋から
山谷堀あたりまでの隅田川景色が洋風の陰影法で描かれており、新吉
原の遊行の様子が精緻な筆遣いで表現されている)が海外で発見され
日本に里帰りして展示されていた。

 葛飾北斎(1760〜1849)は、本所割下水(現在の墨田区北斎通り)
付近で生まれ、約90年の生涯をほぼ同じ地で過ごし、数多くの作品
を残している。お墓は台東区元浅草4丁目にある誓教寺にある。

 ミュージアムの隣のスペースには、「冨嶽三十六景 凱風快晴」を
花で模した花壇が展示されていた。
(墨田区亀沢2-7-7)

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