塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 故宮ワールド 如意形時計

2022-09-30 03:04:11 | ミュージアム巡り_2022
 続いて、「如意形時計」(清時代・19世紀・銅・ガラス他)。
 如意とは背中を掻く道具だったが、後に実用性から観賞用とな
った。銅製の他、ガラスや真珠、エナメルなどで装飾され、ロン
ドン製のムーブメント時計が施された。
 清時代にはヨーロッパの製品が広東の港を通じもたらされ、皇
帝が好んで蒐集したという。
TNM(台東区上野公園13-9)

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ミュージアム巡り 故宮ワールド 幽居図巻

2022-09-29 03:08:27 | ミュージアム巡り_2022
 続いて、元末期の文人・画家、馬琬が筆の本巻物「幽居図巻」(元
〜明時代・14世紀・紙本墨画淡彩)。
 乾隆帝による題跋が記され、嘉慶帝や宣統帝の鑑蔵印が随所に捺
されている。
TNM(台東区上野公園13-9)

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ミュージアム巡り 故宮ワールド 童子在星方勝形合子

2022-09-28 03:08:49 | ミュージアム巡り_2022
 次は、二つの菱形を繋いだ方勝という吉祥文様形状で、大清乾
隆年製“万代勝盒”銘のある「童子在星方勝形合子」(清時代・乾隆
年間・1736〜95、木製漆塗)。
 蓋表には竹馬にまたがる子供達や、舟形の車を引く子供達が遊
ぶ情景が、存星という装飾技法により表されている。また、多く
の子供が遊ぶ光景は多産を象徴するもので、婚礼調度の意匠とし
て好まれている。
TNM(台東区上野公園13-9)

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ミュージアム巡り 故宮ワールド 火焔紅尊形瓶

2022-09-27 03:00:30 | ミュージアム巡り_2022
 次は、景徳鎮窯“大清乾隆年製”銘のある「火焔紅尊形瓶」
(清時代・乾隆年刊・1736〜95、磁製)。
 清朝では、宋の官窯や明の景徳鎮官窯など歴代王朝の優れた陶磁
器の再現に尽力。酸化銅を呈色剤に用いた深紅色秞に、失透性の水
色秞を流しかけたものを火焔紅という。
 この意匠は、宋の名窯・鈞窯の器を目標に掲げて生まれたと考察
される。
TNM(台東区上野公園13-9)

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ミュージアム巡り 故宮ワールド 釉裏紅蝠雲文大瓶

2022-09-26 03:27:22 | ミュージアム巡り_2022
 次は、景徳鎮窯“大清乾隆年製”銘のある「釉裏紅蝠雲文大瓶」
(清時代・乾隆年間・1736〜95、磁製)。素地に酸化銅で絵付けし、
透明秞をかけて焼き上げている。
 中国語で紅は“洪”と同音、蝙蝠は幸福の象徴で“洪福”とも
書き、大きな幸福を表した吉祥の器。
TNM(台東区上野公園13-9)

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