塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 工の芸術 訪問着 群

2020-12-31 04:42:58 | ミュージアム巡り_2020
 次は、木村雨山(1891〜1977)さんの「訪問着 群」(1963年、
Kimono、Flower Csters yuzen dyeing on orepe silk)。
 木村さんは、加賀染めの名工・上村雲嶂に加賀友禅を、南画家
の大西金陽に日本画をそれぞれ学び、友禅作家として独立。友禅
染めでの人間国宝認定者は数名おられるが、加賀友禅での認定者
は木村さんが唯一。
 大胆な配色構図は木村さんならでは。
国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)

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ミュージアム巡り 工の芸術 紬織着物 鈴虫

2020-12-30 04:55:31 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、志村ふくみ(1924〜 )さんの「紬織着物 鈴虫」(1959、
Kimono、Bell-ring Cricket、tsumugi silk)。
 染織家の志村さんは、農家の手仕事だった紬織を芸術の域まで高め
られた草木染めの第一人者。その作品はどれも、自然に溶け込んだ色
合い構成で、目に飛び込んだ瞬間から魅了される。
 こちらの作品も緑のグラデが素晴らしい。
国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)

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ミュージアム巡り 工の芸術 曲線彫文壺

2020-12-29 03:13:18 | ミュージアム巡り_2020
 先月の11月下旬、金沢市を訪れた。その目的のひとつが北の丸
公園にあった「東京近代美術館工芸館」が同地に移転し、「国立工
芸館」として開館記念展が開催されていたので、それを鑑賞するた
め。当日はコロナの影響もあるのか、事前申込みをして足を運んだ。

 場所は兼六園の近くで、石川県立歴史博物館や県立美術館、21世
紀美術館など整備されたミュージアムが騒然と建ち並んだ一角にあ
り、NCMも完成間もない工芸館としてとても立派。
 では、「工の芸術—素材・わざ・風土」展を鑑賞させてもらいまし
ょう。
 初っぱなは、加茂田章二(1933〜83)さんの「曲線彫文壺」(1970、
Jar with pattern of waves)。加茂田さんは若い頃、益子で出会っ
た陶芸に惚れ込み、その後、岩手県遠野市へ。ここで作陶が始まり
数々の作品を誕生させていく。ところが、体調を崩し白血病で50歳
の短い人生を終える。
 加茂田さんの作品は、北の丸公園にあったMOMATで鑑賞してお
り、いつも感動した。特に短い生涯での作品創りを思い、その1点
1点に魂が込められている。
国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)

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ミュージアム巡り OM 延びる鉄路

2020-12-27 05:04:07 | ミュージアム巡り_2020
 1893年、北海道庁は道内における鉄道線路予定幹線図を作成し、
その中で必要とされる路線を決定する。1906年に公布された鉄道
国有法により、私鉄の北海道炭礦鉄道と北海道鉄道が国有化となり、
道北・道東部の官設鉄道と共に全て国の管理となる。
 大正時代に入ると道内の主要幹線がほぼ完成し、1916年には道
内の国有鉄道が1千マイル(1,600km)を越える。
OM (小樽市手宮1-3-6)

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ミュージアム巡り OM 時刻表

2020-12-26 05:10:42 | ミュージアム巡り_2020
 1872年に新橋〜横浜間の鉄道開業時に日本最初の時刻表が作ら
れた。こちらの北海道では、1881年に初めて時刻表が作られ、現
存するものでは、1884年のものが最古。

 また、幌内鉄道が開通してから十数年を経た1894年に発行され
た全国版の鉄道時刻表に、北海道の鉄道時刻が初めて登場する。

OM (小樽市手宮1-3-6)

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