「小倉山百人一首」(作者:未詳、絵師:吉田半兵衛、成立:寛
文12年・1672)。
こちらは江戸時代前期に流行した古浄瑠璃の正本(台本)で、藤原
定家と式子内親王の恋を題材にし、合戦譚や霊験譚を絡めて娯楽的
に描かれている。また、恋の話以外に百人一首の成立も描かれてい
る。挿絵は定家の別荘で式子内親王に百人一首を見せているシーン。
定家の別荘跡と推定されるのが、臨済宗天龍寺派の「厭離庵」。

そしてもうひとつの説が「落柿舎」(江戸時代前期の俳諧師、向井
去来もここに草庵があった)で、こちらの場所が別荘跡として最も
有力視されている(写真はどちらも2008年撮影)。

展示書は、京の虎屋喜太夫が演じたものを、寛文12年に山本九
兵衛が出版した正本で、石塚豊芥子旧蔵。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
文12年・1672)。
こちらは江戸時代前期に流行した古浄瑠璃の正本(台本)で、藤原
定家と式子内親王の恋を題材にし、合戦譚や霊験譚を絡めて娯楽的
に描かれている。また、恋の話以外に百人一首の成立も描かれてい
る。挿絵は定家の別荘で式子内親王に百人一首を見せているシーン。
定家の別荘跡と推定されるのが、臨済宗天龍寺派の「厭離庵」。

そしてもうひとつの説が「落柿舎」(江戸時代前期の俳諧師、向井
去来もここに草庵があった)で、こちらの場所が別荘跡として最も
有力視されている(写真はどちらも2008年撮影)。

展示書は、京の虎屋喜太夫が演じたものを、寛文12年に山本九
兵衛が出版した正本で、石塚豊芥子旧蔵。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)