塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 古代メキシコ 96文字の石板

2023-10-31 02:49:21 | ミュージアム巡り_2023
 次は、「96文字の石板」(Tablet of the 96 glyphs、マヤ文明・
783年、バレンケ・王宮の塔付近出土、石灰岩、59×135cm)。

 この石版は、西暦783年にキニチ・クック・バフラムの即位20周年
を記念して彫られたもの。654年にパカル王によって"白壁の宮殿"
と呼ばれる建物が王宮の中心に建てられ、その王座で歴代の王が即
位したことが述べられている。
 これは他の多くのマヤ都市と同様にバレンケも衰退期に入り、そ
の最盛期をもたらしたパカルの繋がりを強調することにより、バフ
ラムの権威を誇示しようとしたと考えられる。80歳代まで生存した
バフラ王が見守る中で、本石版に96項目の文章文字を彫って完了し
たと語られている。
 この石版は、マヤ文字の中でも最高峰の価値と意味を持ち、本来
は紙に筆で書かれるものであったのだろう。
トーハク(台東区上野公園1-3-9)

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ミュージアム巡り 古代メキシコ 書記の石板

2023-10-30 02:40:29 | ミュージアム巡り_2023
 続いて、「書記の石板」(Tablet of the Scribe、マヤ文明・725年
頃、パレンケ・王宮の塔出土、石灰岩、132×71cm)。
 本作の人物は、耳のピアスに通された紙の帯があるため捕虜であ
るが、左手に持った旗のようなものと右手に架けた布は儀式用の出
立ちだ。また、右手に持った筆のようなので、人物は書記の石板な
のだろうか。
 ピエドラス・ネグラスの王に仕えたサハルという位の軍事指揮官
が、捕虜でありながら儀式を執り行っている光景か、またはパレン
ケの高官が捕虜のような姿で儀礼を行っていると推測される。
トーハク(台東区上野公園1-3-9)

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Weekendの麺処巡り Newくろ㐂 で 特製塩

2023-10-29 13:47:31 | 麺_2023
浅草橋1丁目に移転し本日(10月29日)オープンした「くろ㐂」へGO。この
日を教えていただいたのはドルフィンさんで、始発で伺いました。お店の廻
りは住宅地でもあるので、8時前に整理券が配布され同時に麺チケットも購
入。今後は整理券用券売機も設置されるとのことで、長い並びは解消される
ようだ。

 黒木店主の長年の趣味が開花したようで、若い頃から収集されていた器が
店頭ショーウインドーを飾り、店内カウンター頭上にもずらりと名器が並ぶ。
後で伺うと、倉庫にはこれ以上の器がストックされているとか。さらに店内
のコーナーには製麺機も数々と・・・まるでプチミュージアムだ。

 さて、注目の一杯が目の前に。カウンターの上に置かれると、提供される
器を真横から撮影できるような配置になっている。麺の作品として器も愛で
てほしい、という黒木店主の思惑が込められているようで微笑ましい。

 特製だけに仕事がなされたそれぞれの具に、完璧の跡が垣間見える。美味
しく頂いた、ご馳走様。

饗 くろ㐂
台東区浅草橋1-28-9  ROJI ASAKUSABASHI-1F
11:00〜15:00、18:00〜20:00 日・祝日定休日


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ミュージアム巡り 古代メキシコ トニナ石彫171

2023-10-29 02:49:26 | ミュージアム巡り_2023
 次は、「トニナ石彫171」(Tonina Monument171、マヤ文明・
727年頃、トニナ・アクロポリス・水の宮殿出土、砂岩、50×136cm)。
 マヤ人にとって球技はスポーツや娯楽のひとつで、また宗教的な
儀礼でもあった。球技をする王の姿を現す石彫は、神話的な出来事
と結びつけて現したものが多くある。
 本作品は、現実には実在しない球技の様子が描かれている。中央
と右側の碑文は
"7ブエ5カンキンの日(727年11月4日)、トニナ王キニチ・イチャー
ク・チャパト(王5)の○□△(未解読文字)であるユクノーム・トーク・
カウィール王が球技を行っている姿" とある。
 また、左側の碑文は、
"20以下の歳のトニナ王キニチ・バークナル・チャーク(王3)が球技
を行っている" と読める。
 この石彫は、当時のカラクルム王とトニナ王の両国外交関係を象
徴していると考えられる。
トーハク(台東区上野公園1-3-9)

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Weekendの麺処巡り にぼし香 で 牡蠣煮干し

2023-10-28 13:11:10 | 麺_2023
 日本橋蛎殻町2丁目に先日の10月25日に創業された「麺処にぼし香」へ
GO。国内最大のらーめんDBでは当初、20日に開店するとのことで、当日
伺うとまだ準備段階だった。なので、本日リベンジ。

 創業1週目の週末なので、暖簾が出る頃の並びは20名以上、さすが横浜
・福富町の「ノ貫」出身でエリアマネージャーだった店主さんだけに、大
人気。

 で、トップに並んだ方から情報があり、本日は限定の「濃厚牡蠣蕎麦」
が振る舞われるとのことで、店頭のメニューを拝見すると、その限定が載
っておりました。では、その牡蠣1,200円を頂きましょう。それに本日は、
チャーシューとうずら味玉が別皿盛りでサービスされた。

 登場した注目の一杯、片口鰯の煮干しと牡蠣抽出出汁がブレンドされた
スープに麺とチャーシューと白髪ネギのシンプルさ。濃厚な磯の香りが漂
い東京製麺の特注麺とよく絡み、啜るほどに心も豊かになってくる。

 美味しく頂いた、ご馳走様。

麺処 にぼし香
中央区日本橋蛎殻町2-2-2
11:00〜15:00、17:00〜22:00 不定休

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