「くらしの危険 第355号」より
除菌や消毒をうたった商品
~新型コロナウィルスに関連して~
除菌と消毒の違いは?
除菌 一般に科学的・物理的に微生物を取り除くこと
その対象や程度は公的には定められていない
消毒 一般に有害な微生物を除去、死滅、無害化すること。
手指の消毒は医薬品や医薬部外品の効能効果にあたるため、
医薬品や医薬部外品にしか使えない用語
除菌や消毒をうたう商品の成分と特徴(2020年5月15日時点の調査内容です)
アルコール類 高濃度のアルコールは可燃性のため、火気を避け、喚起をしましょう!
エタノール 除菌剤などに含まれる最も一般的な成分です。消毒には、70%濃度が推奨されていますが、
新型コロナウィルスに対しては70%以上の入手が困難な場合に、60%第の使用も差し支えないとされています。
イソプロパノール 医薬品の消毒剤の有効成分で、50~70%の濃度で使用されますが、
新型コロナウィルスに対し、エタノールと同様の効果があるとされています。
メタノール 人体への毒性が高いものですので、手指の消毒用には絶対に使用してはいけません。
次亜塩素酸ナトリウム 0.05% 食器やドアノブ等の身近なものの消毒に使用
0.1% 家庭に感染者がいる場合のトイレ、洗面所等の清掃には、家庭用洗剤を使用してすすいだ後に使用。
家庭用の塩素系漂白剤の成分です。
肌が荒れることがあるため、手指の消毒には適していません。
また、噴霧は絶対に行わないでください。
吸ったり目に入ったりすると健康に害を及ぼす可能性があります。
使用する際は、喚起をし、家事用手袋を着用し、
水で薄めた次亜塩素酸ナトリウムでふいた後は水拭きをしましょう!
次亜塩素酸水 新型コロナウィルスに対する身近なものの消毒の有効性については、
NITE等の公的機関の最新の情報をご確認ください
塩酸または食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、食品添加物として指定されています。
賛成電解水などともよばれ、食品の殺菌などに使われますが、
使用後には水道水などでよく洗い、「最終食品の完成前に除去しなければならい」とされています。
これとは別に次亜塩素酸ナトリウムや塩酸などを混合し希釈した水溶液が
次亜塩素酸水として販売されているため、表示を確認しましょう。
第4級アンモニウム塩 塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム
新型コロナウィルスに対する身近なものの消毒の有効性については、
NITE等の公的機関の最新の情報をご確認ください
医薬品や医薬部外品の消毒剤の有効成分で、通常、手指の消毒には医薬部外品の場合0.05%で使用されています
二酸化塩素 新型コロナウィルスに対する消毒の有効性は、現時点では確認されていません
二酸化塩素水溶液などの成分を含んだ商品が除菌剤として販売されています
正しく知って感染症対策を!
〇流水と石けんを使った丁寧な手洗いが有効です
その後さらにアルコール消毒をする必要はありません
〇身近なものの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを薄めてふいた後、水拭きをしましょう
〇除菌や消毒をうたう商品は、成分や使用方法などをよく確認しましょう
****************************************************
スーパーやドラッグストアー、ホームセンター等では
新型コロナウィルスに対する除菌や消毒のコーナーが設けられています。
いろいろな種類があり選ぶ際に困ります。
「よく確認しよう」と表示をみても
字が小さかったり、濃度が表示されていなかったりしさらに困惑します。
独立行政法人国民生活センターでは
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)から
新型コロナウィルスに関連した相談のうち
除菌や消毒をうたう商品の相談が多く寄せられているため
情報発信を行いました。
まずは手洗い。
次に家庭にある塩素系漂白剤を薄めて身近なものを除菌するのがよいようです。
家事用手袋の着用や、喚起を忘れずに使用しましょう。
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除菌や消毒をうたった商品
~新型コロナウィルスに関連して~
除菌と消毒の違いは?
除菌 一般に科学的・物理的に微生物を取り除くこと
その対象や程度は公的には定められていない
消毒 一般に有害な微生物を除去、死滅、無害化すること。
手指の消毒は医薬品や医薬部外品の効能効果にあたるため、
医薬品や医薬部外品にしか使えない用語
除菌や消毒をうたう商品の成分と特徴(2020年5月15日時点の調査内容です)
アルコール類 高濃度のアルコールは可燃性のため、火気を避け、喚起をしましょう!
エタノール 除菌剤などに含まれる最も一般的な成分です。消毒には、70%濃度が推奨されていますが、
新型コロナウィルスに対しては70%以上の入手が困難な場合に、60%第の使用も差し支えないとされています。
イソプロパノール 医薬品の消毒剤の有効成分で、50~70%の濃度で使用されますが、
新型コロナウィルスに対し、エタノールと同様の効果があるとされています。
メタノール 人体への毒性が高いものですので、手指の消毒用には絶対に使用してはいけません。
次亜塩素酸ナトリウム 0.05% 食器やドアノブ等の身近なものの消毒に使用
0.1% 家庭に感染者がいる場合のトイレ、洗面所等の清掃には、家庭用洗剤を使用してすすいだ後に使用。
家庭用の塩素系漂白剤の成分です。
肌が荒れることがあるため、手指の消毒には適していません。
また、噴霧は絶対に行わないでください。
吸ったり目に入ったりすると健康に害を及ぼす可能性があります。
使用する際は、喚起をし、家事用手袋を着用し、
水で薄めた次亜塩素酸ナトリウムでふいた後は水拭きをしましょう!
次亜塩素酸水 新型コロナウィルスに対する身近なものの消毒の有効性については、
NITE等の公的機関の最新の情報をご確認ください
塩酸または食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、食品添加物として指定されています。
賛成電解水などともよばれ、食品の殺菌などに使われますが、
使用後には水道水などでよく洗い、「最終食品の完成前に除去しなければならい」とされています。
これとは別に次亜塩素酸ナトリウムや塩酸などを混合し希釈した水溶液が
次亜塩素酸水として販売されているため、表示を確認しましょう。
第4級アンモニウム塩 塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム
新型コロナウィルスに対する身近なものの消毒の有効性については、
NITE等の公的機関の最新の情報をご確認ください
医薬品や医薬部外品の消毒剤の有効成分で、通常、手指の消毒には医薬部外品の場合0.05%で使用されています
二酸化塩素 新型コロナウィルスに対する消毒の有効性は、現時点では確認されていません
二酸化塩素水溶液などの成分を含んだ商品が除菌剤として販売されています
正しく知って感染症対策を!
〇流水と石けんを使った丁寧な手洗いが有効です
その後さらにアルコール消毒をする必要はありません
〇身近なものの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを薄めてふいた後、水拭きをしましょう
〇除菌や消毒をうたう商品は、成分や使用方法などをよく確認しましょう
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スーパーやドラッグストアー、ホームセンター等では
新型コロナウィルスに対する除菌や消毒のコーナーが設けられています。
いろいろな種類があり選ぶ際に困ります。
「よく確認しよう」と表示をみても
字が小さかったり、濃度が表示されていなかったりしさらに困惑します。
独立行政法人国民生活センターでは
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)から
新型コロナウィルスに関連した相談のうち
除菌や消毒をうたう商品の相談が多く寄せられているため
情報発信を行いました。
まずは手洗い。
次に家庭にある塩素系漂白剤を薄めて身近なものを除菌するのがよいようです。
家事用手袋の着用や、喚起を忘れずに使用しましょう。
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