難関大学合格養成マニュアル(5)

志望校に出題されない勉強は、時間の浪費だ！

受験に出るもの意外は、記憶しない。
受験に出るもの意外は、理解しない。
そして、受験に出るもの意外は、読まない。
すなわち、このことを実行すれば、
勉強する範囲は、驚異的に少なくなるのです。
さらに、参考書を読むとき、必要な部分しか読まない。

ここで皆さんは、疑問に思うかもしれません。
本番の試験に出るものが、わかるのかということです。
最初からわかっていれば、苦労なんかしないよと思うかもしれません。
本番の試験問題だけを一年間かけて
勉強するなら、こんなに楽なことはない。
本番の試験で、出題される部分がわからないからこそ、
膨大な勉強量をこなすことになるのだと、思うでしょう。

しかし、私は、わからないはずの本番の試験の問題がわかります。
これが、一般の受験生と大きく違うところです。
出題者の頭の中を直接のぞいて、
何を出題するかを見ることはできませんが、
出題者たちが残してくれた過去の問題があります。
出題者の意図、考え方、心理状態が、
全て過去問に凝縮されているのです。
これを通して、出題者の頭の中が
おもしろい様に、わかってくるのです。

だから、まず志望校の過去問を
徹底的に分析することから、勉強を始めるのです。
過去問を分析することができれば、
他の受験生に比べて、圧倒的な有利な立場を確保することができます。
そして、それを元にして合格までの
勉強計画を作成するのです。
必ず、勉強を始める時は、過去問から入ってください。