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毎月第4日曜に定例会やってます

エージェント夜を往く~♪   by急須屋

2008年11月02日 00時52分24秒 | TRPG関連
小坂市シャインテレビにて。
「は~い、お疲れ様でした。 叢雲さん。」
「お疲れ様でーす。」
いつものように仕事も終わり、家に帰ろうとする叢雲さん。 そこへ何かしらの気配を察知する。(要はいつものフラグ)
「むっ、どこかでまた悪魔事件が起こったのかもしれない。 よーし、僕の<スピアレイ>を見せてやる!!」
ガッシ。 ボッカ。
「うわ~」
叢雲は倒れた。 モリオン(笑)
デモンパラサイト小坂シリーズ第252話
「Men In Dark」

朝峰燈馬(アルバレスト・クレインクイン/00doll)
今日も今日とて日常に潜む非日常を探す青年探偵。 そして今日も超常事件に出くわすが・・・?

上條 樹(ウォーコイト・ヴァンブレイス・モリオン/朱雀)
漫画のネタを日々探して歩く漫画家。 超常事件は絶好の漫画のタネだね!!

孫 是空(ヴォージェ・ドラグーン/えび)
何かワクワクすることはないかと歩き回る冒険家。 超常事件は絶好のワクワク(ry)

海間 留衣(ブリガンダイン/安綱)
いつもながら巻き込まれた高校生。 彼女も背後に立派な超常現象があるんですがそれはまた別の話。

青年探偵、燈馬君がいつものように帰っていると誰かが悪魔化した気配を察知する。 急いで向かうとそこには倒れている叢雲さんが。 見たところ外傷はないようで、<魔種吸引>された様子もない。 しかし起こしてみると
叢雲「イイエ、ダイジョウブデス。 スコシ、コロンダダケデス。」
といかにもやられちゃった口調でしゃべる。 どう見ても何かの事件です。 本当にあり(ry)
NMRに行って日林に相談しててみると何かのエージェントが動き出した可能性が高いと言うことで日林は叢雲さんを見張り、燈馬は現場付近を調べることに。

次の日。燈馬は偶然見かけた是空、上條、留衣も仲間に加え現場探索をすることに。 (その時セラフィムにも連絡はしておこうと言うことになったんだけど、この四人の中で「謎のエージェントが現れた」と言ってジョーさんに信じてもらえるのは誰なんだろうという議論が交わされていたり。)
現場にて聞き込みや探索をする燈馬、上條、是空。 すると目撃証言はあまりにもなさ過ぎて逆に怪しいと思われる。 そして現場を調べると小さな謎の装置を見つける。 ちなみにその頃留衣は・・・
留衣「あ、あんなところに新しいプールができてる。」
留衣の(背後の)友達「ね、泳ご泳ご。」
じゃぶじゃぶ。
機械を調べるついでに叢雲さんの様子も探るためシャインテレビにて日林と合流する。 日林が調べたところこの機械は悪魔化した悪魔憑きを感知すると自動的に結界のようなものを張って一般人を遠ざけるものだとか。
ついでに叢雲さんの様子を見ると昨日はアレだったけど今日は落ち着いて普通の様子に。 しかし昨日のことは覚えていない様子。 そこで上條が<記憶操作>で無理やりに記憶操作の解除を試みる。 すると昨日は謎の黒い車から出てきた二人組みの男に倒されて謎のライトを向けられて・・・だそうだ。
そこでその車を調べてみると、さすがにその車は隠蔽できなかったのかいくつかの場所で目撃証言を聞くことに。 その場を探索してみると同じような型の小さな機械を見つける。 ちなみにまた誰かがプールに行こうとしていたのは秘密だ!!
そこで燈馬は自分達を見張る謎の車を見つける。
急いで追いかけ、そして手ごろな場所で追突して体はさせる。(ヲイ)
するとその車から降りてくるいかにもな怪しい黒服たち。
黒服達「お前たちは・・・セラフィムの者達か。 仕方がない。 記憶を消させてもらおう。」
相手は<クレインクイン>かつ<紫電>、そして<フランベルジュ>かつ<嵐凰>という謎の強化スーツを着込んだ悪魔憑き。 防御力の硬さに苦戦しつつも、7レベルほどしかなくプレイヤー達が優勢に。 しかし最後のとどめとなる攻撃をどこからか放たれた<氷結要塞>で防がれ、その隙に逃走する二人。

<氷結要塞>を放ったのはジョーさんで、彼らのことを調査するのは止めるように言う。 彼らは<クレインクイン>と<フランベルジュ>。 つまりセラフィムの秘密裏に動くエージェントであった。
彼らの任務は一つ。 マイトの権利を守るセラフィムにとって不利になるであろうマイトよりも有益な「制御できるヴィシャス」その排除であった。

生きること。 それはこの世で最も他人の邪魔をし、かつ他人からの邪魔を受ける欲望なのかもしれない・・・

練習会・・・でいいのかな?

2008年11月01日 23時13分47秒 | 定例会・公式行事報告
 一回生のダムーです。 

 今日は六甲祭に向けてみんなでインストの練習をしました。

 いやぁみんなバッチリ練習できましたね。これならきっと六甲祭も大丈夫ですよ。

 自分も今日はニムトと・・・うん、ニムトのインスト練習しました。ニムト完璧ですよ・・・たぶん。それに今日は今までやったことがないゲーム3つ4つほどしましたから、レパートリー増えました。全く持って完璧ですね・・・きっと。

 そういえば明日のイベントについて話し合っている人たちがいましたね。どうも明日京都でなにやらイベントがあるようで、参加する方は頑張ってきてください。

 それでは来週頑張りましょう。

 

World made from WILL 第3.5話その4  By安綱

2008年11月01日 01時30分41秒 | TRPG関連
(その3に加筆ありますのでそちらからお願いします)


それぞれが部屋に戻った後、
恭介の部屋に穂酒がマグカップ二つを手に訪ねてきた。
穂酒「疲れているだろう、飲んだらいい。」
恭介「ありがとうございます、いただきます。」
穂酒「・・・ところで、先ほどのアレは何だ?」
恭介「アレ、とは?」
穂酒「先ほどの戦闘のとき、性格が変わっていたようだが?」
恭介「ああ、・・・あれは僕の覚悟です。」
穂酒「あれが覚悟だと?」
恭介「ええ、・・・僕は美森ちゃんを護る覚悟をしたつもりで、でも実際は何の覚悟も出来ていませんでした。僕の考えが甘かったから美森ちゃんを悲しませてしまった。こんな事態を招いてしまったのもみんな僕が・・・。だから僕はもう間違わないために、この甘さを捨てます。」
穂酒「甘さの何が悪いというんだ!?」
恭介「甘ければ力などは得られません。そして力が無ければ護りたいものを守る事も出来ない。」
穂酒「もしそれで、みんなが泣くことがあってもか?」
恭介「そうならないためにやっているんです。」
穂酒「そのためにお前がお前でなくなったら美森はどうするんだ?」
恭介「それが力の代償ならば、受け入れます。」
穂酒「それでどうなる。美森の心は?」
恭介「心が離れるのは仕方ありませんし、護る上で問題は無いと判断しました。それも覚悟のうちですから。」
穂酒「恭介、それではいけない。護るというなら、それも護りぬいてみせろ!」
恭介「・・・先輩は力があるからそんなことが言えるんです。力がある人には弱者の気持ちは分かりません。」
穂酒「本当に、そう思っているのか?」
恭介「僕には先輩のような力はありません。力が無い者は何でもしないといけないんですよ。」
穂酒「私が問題にしているのはお前の心のありようなのだ。それに、私には力など無いよ。」
恭介「自分が弱いといえるのも強さです。先輩はそうやって自分を卑下して、高みから僕を見下しているんです。・・・僕には自分を弱いと思う余裕すらない。僕は美森ちゃんの敵を、何を捨てても排除します。・・・だから、先輩が支えてあげてくださいね。僕には無理そうですから。」
穂酒「(苦々しげに)それは私の役目ではない。」
恭介「そんな事言ってても、いざとなったら先輩ならきっとやってくれますよ。(苦笑して)申し訳ないですが、何かと頼りにしています。」
穂酒「・・・美森とは、しっかり話したのか?」
恭介「言う必要もありませんし、言ってしまったら意味も無くなります。・・・まあ、全てが終わったら話してもいいかもしれませんね。その時が、僕と美森ちゃんが会う最後になるでしょうけど。・・・さあ、もう夜も遅いです。そろそろ戻ってはいかがですか?」
穂酒「恭介、私の目から見ると・・・に見えるぞ。・・・今のお前は、0点だ。」
その言葉が恭介に届いたのかどうか。いずれにせよ、扉は閉まった。
一人になった恭介が思い出すのは美森の顔。不安そうに自分を見つめる美森の顔。
美森『恭介・・・だよね?』
あのヌーの部屋での戦いの後、美森は恭介にそう言った。
美森『恭介は恭介だよね。何も変わったりしてないよね?』
その言葉が恭介の胸を締め付ける。
恭介「何も知られてないはずなんだ。そうでなきゃいけない。」
自分の戦っている姿は美森には見せていない。
そのはずなのに。
色々な言葉が頭の中を反響し。
恭介「くそっ!」
壁を殴る音だけが、部屋に響き渡った。

(雛PL「そうだそうだ、もっと大切なものを失えー!
力のためには失わなければならないんだー!」
GM「・・・ノーコメント。」)


一方隼人はロナの部屋を訪れていた。
ロナ「・・・誰?」
隼人「僕です、四季邑隼人です。」
ロナ「・・・開いてる。」
隼人「失礼します。」
隼人が扉を開けるとそこはやはりただ広がる荒野。
一人佇むは白き髪の魔王、孤高の戦士。“戦の主”アラク=ロナ。
隼人「あいかわらず、ここは荒野なんですね。なぜなんですか?」
ロナ「いつもこう。それ以外無いから。」
隼人「・・・そうですか。それで、そこまで戦い続けて、その先に何があるというんですか?」
ロナ「・・・・・あるかもしれないし、ないかもしれない。」
隼人「それしかないと言うなら、どうして他の四魔貴族に協力するんです? 動向を把握すらしていないのに。」
   (ヨハンPL「貴族だから働きたくない?」)
ロナ「力を貸してほしいって言われたから。」
隼人「誰にです?」
ロナ「フォルネー。」
隼人「それだけで?」
ロナ「・・・違う。・・・私はどうなってもいいから。でも、それは私の意志。」
隼人「わかりました。」
そう言うと隼人は少し言葉を切って、続ける。
隼人「今、裏界は大変な事になっているらしいです。僕には詳しい事は分かりません。でも、僕には使命があります。
僕はこの世界を記録しています。表の世界だけでなく、ここを含めたこの世界全てを正しく記録し、まもる義務があります。
ですから、あなた方が困っているなら、お手伝いしましょう。」
ロナはほんの少し、驚いた顔をした。
ロナ「・・・そう。たぶん喜ぶ。いつかまた会うとき、手伝ってもらう。」
隼人「分かりました。・・そういえば、あの幻影というのは?」
ロナ「屠った。」
隼人「大切なものだったんじゃないんですか?」
ロナ「今は違う。」
隼人「今は、ですか。わかりました。」
ロナ「・・・それだけ?」
隼人「ええ、僕からはそれだけです。夜遅くにすみません。」
ロナ「いい。ここには昼も夜も無いから。」
隼人「では、失礼します。」
そう言って隼人は部屋を去った。

(シーン裏にて
恭介PL「そこであとはお前の体に聞いてやる、と。」
ヨハンPL「隼人がロナとやっちゃうのかw」
恭介PL「で、寝床でタバコふかしてるロナと、泣いている隼人(笑)」
GM「そっちかよw」
ヨハンPL「いや、むしろ家庭と仕事どっちが大事と聞かれて迷わず仕事と答える隼人。でも振られたら時戻しでやり直し。」
GM「隼人極悪人だなw」
隼人PL「隼人はそんなのじゃありませんよww」)

雛は眠れず、食堂に足を踏み入れていた。
そこではなぜか美森とエイミーがお茶を飲んでいた。
美森「雛さん、こんばんわ。」
エイミー「あら、どうされましたか?」
「ああ、ちょっと眠れなくてね。温かい飲み物をいただけないか?」
エイミー「了解しました。紅茶で良かったでしょうか?」
「ああ、ありがとう。」
雛は出された紅茶を飲み、一息ついた後。
「眠れないのか?」
美森「ちょっとね。」
「彼の事でも考えていたか?」 
美森「うん、それもあるんだけど。むしろ、似すぎているからね、ここは。元の世界みたいで。」
「・・・恭介についてなんだが。」
美森「恭介が、何?」
「今回の事でオマエも知っただろうが、我々ウィザードは人知れず魔物と戦っている。オマエの父親もそうだったはずだ。」
美森「昔、父さんはよく何日も帰ってこないときがあったんだ。今から思えば、きっとそれがウィザードの活動っていうのだったんだね。」
「だが、そんな力を持っていても我々は人間だ。他人の気持ちは知れないし、誰かに支えてもらえないと生きていけない。
もちろん俺(いや、ひな☆ちゃん)もだ。」
美森「・・・そうだね。私もそうだと思う。」
「だから、やつがオマエの気持ちを分からない事を前提として付き合ってあげて欲しい。・・・しかし、やつは俺(いや、ひな☆ちゃん)みたいに死者のためでなく生者のために生きているのだから、もう少し気持ちを推し量ってやれ、とは思うがな。(苦笑しながら)」
すると、この話をずっと聞いていたエイミーが口を挟む。
エイミー「あら、思ったより乙女なんですね。」
「・・・こんな事も、つい最近までしてこなかったんだがな。さて、夜ももう遅い。お前は休むといいだろう。」
美森「うん、そうだね。おやすみなさい。」
美森は部屋へと戻っていった。
「(美森には見せられないからな。)」

美森が去ると、エイミーは雛に声をかける。
エイミー「それで、どういったご用件で?」
「話が早いな。単刀直入に言おう。俺(いや、ひな☆ちゃん)と契約しないか?」
エイミー「・・・そうですね、いいでしょう。あなたには、奉仕の精神を教えてあげます。」
そして雛は常時装着型エプロンと、《奉仕の精神》という能力を得た。
(《ファーサイドマスター》の限界突破がCLだけでなくなる。など)
余談だが、この時に手に入れるのがエプロンかヘッドドレスかでGMとPL(特に恭介、ヨハン、穂酒のPL)との間で激論が交わされたことだけを付け加えておく。

ヨハン(オチ担当)は、こりずに倉庫までやって来ていた。
ヨハン「表もダメ、裏もダメ、なら上か? いや、ここだ!!」
そう言って穴を掘り始めるヨハン。
やがて掘り進むとだんだん地面がぬかるんできて。
なんと、轟音と共に地底から濁流が。
おめでとう、ヨハンは温泉を掘り当てたよ!
某温泉女王「あらあら。まあ温泉が出たから良いとしましょうか。」
その温泉はヨハンの湯と名づけられたとか名づけられなかったとか。

翌日、鍵を得た一行は門の前に集まっていた。
フォルネー「ああ、鍵見つかったんだね。じゃ、出よっか。」
恭介「あの、帰りの場所についてなんですが、お願いを聞いてもらえますか?」
パトリシア「何だい?」
恭介「新聞で、僕らのような人間が裏界に落ちたって話があると聞きました。その場所に行きたいんですが。・・・森は通れないでしょうか?」
パトリシア「うーん、確かに“歌う森”を通れるかどうかが問題だねえ。」
シアース「いいよ、通って。こうなったら一緒だし。」
恭介「そうですか、ありがとうございます。・・・こうなったら?」
そこに、ファルファロウが今日の新聞を手にやってきた。
ファルファロウ「本日の大ニュースや! ついに裏界帝国動く。東方公国との大戦争勃発か!? 歌う森を通って軍勢今にも立つ!」
隼人「それなら、そこにいくのはむしろ危ないかもしれませんね。」
穂酒「いや、そこにはまだ人がいるかもしれないのだろう? それなら行くべきだ。」
フォルネー「決まった? じゃあ乗って。」
一行がパトリシアのバイクに行きと同じように乗せられると、最後にフォルネーが言った。
フォルネー「あー、悪いんだけどさ。人間にここのことを知られたら困るし。
人間はこうやるんだったよね。・・・わすれろーわすれろー(指をぐるぐる回しながら)」
(ヨハンPL「抵抗は精神ジャッジですか?」
GM「残念、目標値無限には足りなかったw」
ヨハンPL「あちゃーw」)
一行は“魔王荘の存在”と言う記憶を消され、裏界へと戻っていくのであった。


・・・・・・・・・そして裏界帝国東部のとある崖の上。
一行はそこから下を見下ろしていた。
そこから見えるのは、どこか親しみを感じる街の姿。
見た事は無い、けど同時にどこかなつかしい、街並みがあった。
瘴気に侵され、戦跡に汚れてはいるが、確かにそれは魔物ではなく、人間の作った街の姿だった。しかも。
ヨハン「人が、見えるな。」
そこには確かに人の影があった。
穂酒「…行こう!」
一行は駆け出していくのであった。


……第四話へ続く。

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