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Z軸。 その可能性   by秋人

2008年10月08日 09時11分55秒 | TRPG関連
小坂市。 奥行きのある不完全な世界。 n次元(n≠3)の存在である僕にとっては何の接点もない世界。 そこでまた事件が起こったらしい。 多次元と比べると何の面白みもない事件が。 まぁ時間がないわけでもないからまた見ているるだけでもいいか。 最初はそう思っていた。
デモンパラサイト小坂シリーズ第237話
「来たりて訪う(迷惑な)者達」
寿 虎千代(ウドラグーン・ファランクス/GHTTA)
乱暴なリアル女子高生。 最近は別の次元がどうとか言い出した。 まぁまだ僕の彼女達に比べれば見劣りするが少しは分かってきたんだと思う。

日森 篤(クレイモア・バルディッシュ/朱雀)
現人神とか言うおいしい設定なのに中身は普通の元高校生。 現人神を名乗るなら「私は全てを愛します」とか言ってハーレムエンドを目指すべきだ。

佐藤 唯(アルバレスト/mono)
探偵。 なのに山奥の山荘とか絶海の孤島に居ないのはどういうことなんだ。 そんなんじゃツルーエンドを見つけるのもまだまだ先だな。

以上の三名が参加者だそうだ。 あぁ、一応自己紹介しようか。
葉原 秋人(ウォーコイト・カラドボルグ/K)
この次元とはほとんどかかわりがないんだがたまにわずらわしくなる時があるのでこちらの次元を見ている人間だ。 基本は二次元に居るが場合によっては他のところにも居るのであしからず。

今回の話は虎千代の回想から始まる。
小坂、七甲山にて虎千代と彼女の父親、武が二人でいる。 武は修行なのか岩を割っており、虎千代も彼のまねをして岩を割ろうとしているがなかなかうまくいかない。 そんなところにとつぜん響く地響き。 その後地面が割れ中から地底人がわきだし、空一面をUFOが飛び回り始める。 横を見ると三途の川が流れこまこまが舟をこいでる。
???「さぁ、目覚めるのだ虎千代・・・」
と背後からの声に振り向くとそこに居るのは武ではなく日林。
日林「さぁ、今こそ君の本当の力を・・・」
はいはい夢オチ夢オチ。
虎千代が目覚めると頭上には要石。 空が虎千代を起こそうとしていたらしい。 虎千代が起きたのを確認すると彼女はすぐに去っていく。

所変わってセラフィム小坂市部。 ここで僕はひと時のくつろぎを満喫していた。 たまには場所を変えて彼女達と戯れるのも悪くないな。 そんなところに居名井 空とか言う女がやってきた。 聞いたところによるとこいつは別次元からやってきたとかいうたわごとを言っていた。 ならばなぜ奥行きがあるんだよ!! 僕は全く信じられないな。 そのうちたまたまセラフィムにいた日森と唯が何かの依頼を受けていた。 傍から聞いた限りではどうやら人探しらしい。 まぁ小坂市の人探しは僕の管轄外だからな。 二人に任せるさ。
夕方になってきたところで疲れた表情の虎千代がやってきた。 最近戦車と戦い尽くめらしい。 まぁ僕もちょうど1本攻略して新しい限定版を買いに行くところだから手伝ってやるか。 全く、どうして二次元の世界を渡り歩くのに三次元を経由しなければならないんだか。

町に出て戦車を探していると前に見たのと同じような型の戦車がやってきた。 さらに今回はその戦車に人間が乗り込んできていた。 なるほどな。 そろそろ新しい展開が始まるというわけか。
苦もなく戦車とその人間を退治し、人間から聞いたところその人間は虚坂というところに住んでいたらしい。 確か空がいたとか言う世界だったな。 彼女の話では要石がないとこの世界に人は来れないという話だったんだが。 彼女を問い詰めようにも人探し中なのかまたどこかに出かけている。 全く。 出かければ出かけるほどフラグが立ちやすいわけではないというのに。 するとセラフィムにやってくる空に似た風貌の少年。 空を探しに来たとか。 ここで素直に答えるべきかまだ黙っておくか・・・最適な回答はどっちだ・・・と考えているところで少年が心を見透かすような目でこちらの方をにらみ、何か分かったのかその場から消え去った。 なるほど、選択以前に出会った時点でイベントは始まっていたということか。

セラフィムから少し離れた場所。 空が一人歩いている。 そこにとつぜん現れる少年。
少年「ふっ、探したぞ空。 さぁ、要石を渡してもらおうか。」
「ま、まさか央命!? なぜここに!?」
央命「あまいな。 俺の力をなめてもらっては困る。 どうやらあいつを探してここまで来たようだが、すでに遅い。 むざむざあいつを野放しにするほど俺は甘くない。」
「まさか、あのひとはすでに・・!?」
央命「そういうことだ。 要石はもらった!!」
「きゃー!!」

僕達がつくとすでにイベント戦は終了しており、空は謎の少年に要石を奪われていた。 そして手下達と共にこちらにも向かってくる。
手下達は苦もなく倒せたのだが、少年自身にはなぜか攻撃が通らない。 どうやら僕と同じ存在なのか? そう思った頃に再び始まる回想シーン。

幼少時の虎千代が武のように岩を割ろうとするがなかなかうまくいかない。 そんなところに武がやってきて、虎千代の前で石を割ってみせる。 それは「割る」というよりも「消し飛ばす」に近い行動だった。
「物にはどこに居るのかを表す”位相点”って言うのがあるんだ。 それを突けばどんなものでも砕ける。」
「人にも、それぞれ自分にふさわしい場所があるんだ。 虎千代、お前も自分の場所を守るんだぞ。」
パワーアップフラグktkr!!

そう、今の虎千代にはやつの居場所、”位相点”が見えていた。 そして確かな手ごたえをかんじる虎千代。
央命「ぐっ、馬鹿な!! これはまさか武の!! しかしこの要石さえ手に入れば十分だ。 さらばだ!!」
そういって消え去る少年。
「まさか、あなたはもしかして兄上、武の娘? 彼はもうひとりの兄、央命。 アメノトリフネ起源種<ナヰ>の力を持ち、小坂を手中に収めようとしているのよ。 彼を止められるのは武だけだったのだけれどすでに央命に・・・ だからもうあなたしかいないわ。」
そしてどうにかして虚坂に行く方法を考えていると電車に轢かれる空。
闇雲逢魔「どうも~。 毎度おなじみ闇雲堂でございま~す♪ 今日は皆さんを虚坂にご招待しま~す。」
そういってやってきた逢魔とかいうおば(ゾクッ)・・・少女は持っていた傘を近くの池につけた。 そうすると実と虚の境界が揺らぎ、池に移っていた月の光が輝いて虎千代と空は虚坂へと旅立つのだった。

また、一つの事件が終わった。 これでようやく僕のいる世界に返れる。 僕の愛する人のいる、二次元の世界へ・・・ そう思っていた。 しかし
虎千代「こうなったらお前も来い!!」
そういって・・・彼女は・・・僕の腕をつかんだ。
僕は三次元とは何の関係もない別次元の人間。 なのに彼女に触れてしまった。
そして僕は・・・初めて知った。 これが人と触れ合うことなのだと。 それは二次元では決して経験したことのない感覚。 このときはまだ戸惑いでしかなかったのだが、後に僕は知ることとなる。 奥行きのある世界、その価値を。

ねこねこファンディスク4

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