その1にも加筆があるので未読の方はそちらからどうぞ。
ではその2です。
2日目。
美森が恭介の様子がどこか違うのに首をかしげていると、そこにエイミーがやってくる。
エイミー「お早うございます。お目覚めはいかがですか?」
隼人「ええ、悪くないです。」
エイミー「ところで、鍵を見かけませんでしたか? 白い小さな鍵なのですけど。」
首を振る一同
エイミー「それがないと、入ることはできても出られません。あなたがたもです。」
そしてエイミーは、この魔王荘のシステムを説明した。
1:ここにいられる存在は二種類。『住人』と『客人』である。
2:『住人』は魔王の分体であり、ある程度以下の能力に制限される。姿も変えられない
3:『客人』は『住人』が認めた者のみ対象で、設定された滞在時間中のみ『客人』の資格を得る
4:どちらでもないものはここから排除される。
エイミー「あなた方は三日間の滞在予定ですから、四日目の朝までに鍵が見つからないと、ここから放り出されてしまいますわ。」
ここから放り出されたらどこに飛ばされるか分からない、むしろ生きていけるか分からないと危機感を抱いた一行は、鍵の捜索などを開始した。
(ヨハンPL「そういえば、どうしてリオンはベール=ゼファーと一緒に居るんかね? やっぱりリオンは腐女子だから蠅に惹かれるんかね、腐ってる同士w」
GM「まあリオンはルー=サイファーの愛人っぽいのに何でかは知らないけどw その発想はなかったw」)
(GM「そういえばえーっと、穂酒探した人いる?」
隼人PL「知ってそうな恭介に聞きますけど?」
恭介PL「何してたか知られたくないから黙ってます」
穂酒PL「まじかw出たいシーンあるのにw」)
2日目朝フェイズ 各人の行動
1 離れのアゼルに色々聞きに行く
2 穂酒を起こしに。
3 寝てる
4 フールムールの所へ。
5 また倉庫に侵入
�
恭介は美森とは別行動で離れの怪しい黒いドームに行き、“荒廃の魔王”アゼル=イヴリスに話を聞いた。・・・プラーナを削りながら。
アゼル「この力があるせいで、私はここから出られない。けれど、外の様子が分からないわけじゃないから。」
しばし質問と返答を重ね。
恭介「ところでその帯、研究対象として興味があるんですけど、一本くれません?」
アゼル「・・これを外したら、危ないから。」
恭介「どう危ないんです?」
帯をめくる。
(GM「プラーナが・・1点削れた)
恭介「わ、分かりました。それじゃあ無理ですね。」
(恭介PL「このドームの素材が気になってるんですが。」
GM「えーと、どっちかというと有機的に見えるかな。アゼルの巻いてる帯と同じものだね。」
恭介PL「なるほど。」)
分かった事 鍵を持ってそうな話をしてたのは、クロウ、アニー、フール。
ジルベルトは彼女の部下だけど、最近勝手に動いてる
アゼルがやりたい事は温泉に入ること。でも出ちゃ駄目って言われてる。
失ったもの
プラーナ2点
(ヨハンPL「こいつって、よいではないかよいではないかできそうだな。
恭介はやってみる気はないかw?」
恭介PL「無理です、死にますw」
GM「よいではないかも命懸けだなw」)
�
隼人は穂酒を起こしに行くとするが、どこにいったらいいかわからなかった。
雛の機転で、《秘密公爵の告げ口》により穂酒の居場所を調べた。
(こんな事のために召還されるとは思いませんでした。けどそれも、この本に書いてある通り。:リオン=グンタ談)
血を流して倒れてる穂酒。(経験がフィードバックされてます。)
隼人が起こして事情を話すと、穂酒は「それは一大事だ!」と叫び、走っていってしまった。
隼人「ちょっと!?」
(GM「隼人が敏捷20に成功したらこのシーンで行動していいですよ。早く見つかったってことで」
隼人PL「無理だって・・あ、クリティカルして成功!」
GM「あ、そう。まあもともといるはずだったしなあ。」)
�
なので穂酒のシーン。
(GM:PCは行動が出来ると喜んだけど、よく考えたら起こすのに隼人の一行動使ってるから、結局一回減ってるんだよね。まあいいか。)
昨日会った魔王カミーユ=カイムンのところに走っていった。
丁度魔王荘から立ち去ろうとしていた所に追いついた穂酒。
カイムン「おや、君は昨日の。」
穂酒「聞きたいことがある。」
そう言って昨日見た新聞を取り出した。
穂酒「あの事件だが、やったのはお前だろう。ならば、責任を取らなければならないのではないか?」
カイムン「ふむ、だがここで話している自分とあれは別人だ。だからボクに言われてもどうしようもないな。」
穂酒「しかし、あれはお前でもあるのだろう?ならばお前に責任があるはずだ。」
カイムン「ボクにも色々なボクが居る。分体同士で知識を共有しているわけではないのでね。
責任、と言うならボクからその分体にそう言っている者が居た、と言っておこう。それくらいしかできないが?」
穂酒「・・・む、仕方がない。それとだ、ここで鍵が無くなったそうだ。知らないか?」
カイムン「さあ? ここの事はここの人の方が良く知っているだろう。ボクは知らないな。」
穂酒「そうか、分かった。」
カイムン「では失礼するよ。」
そう言って去っていくカミーユ=カイムン。
そしてそばにいたファルファロウに今日の新聞を渡される。
ファル「取れたての新聞、読んでってやー」
そこにはこんな記事が。
『グウェイガルド北最前線。冥魔王群確認!?』
『パールさまご乱心!? アークデーモン1大隊消失か?』
(隼人PL「これ、グンの字は誤字ですかね?」
恭介PL「さあ・・?」)
�
雛はフールムールの部屋を訪ねていた。
部屋には魔法陣が敷かれ、準備は整っていた。
フール「ふむ、来たか。では、始めるとしよう。」
雛が魔法陣の中心に立って念じると、雛の目の前にあの時死んだ三人のかつての仲間の姿が浮かんできた。
雛「ブレス! ガーランド! ロディア婆さん!」
ブレス「雛か、久しぶりだな。」
ロディア「雛は生き残ったか。それは良かったのう。」
雛「でも、何も無しに生き残れたわけじゃない。俺は復讐する事だけを求めて今日まで生きてきたんだ。それに…」
そう言って肌の鱗を見せる雛。
ロディア「それは呪いじゃな。おそらく術者を倒すまでは解けぬじゃろう。
わしが生きていれば…すまんのう。」
雛は涙を流しながら
雛「いや、こうして会えるだけでも十分だ……
とも言えないか。新しいパーティは出来た。けれど、やっぱり不安なんだ。みんなには、ずっと側に居て欲しいんだ!」
その言葉に、しかし三人は笑った。普段は無口だったガーランドも、どこか表情が柔らかく見える。
ブレス「バカだなあ、そんな事当たり前じゃないか。たとえ死んだって、皆仲間じゃないか。」
雛はますます涙を溢す。
雛「・・・ありがとう。」
ロディア「じゃがの、雛よ。お前さんはわしらと違って生きておる。
わしらのために人生を捧げる必要は無いぞ。雛の人生じゃからな、雛の生きたいように生きるがええ。」
雛「そんな事、考えた事もなかった。ありがとう・・」
そう言おうとして雛は気が付いた。三人の姿が薄れ始めている事に
ロディア「もう、お別れの時間じゃな。」
ブレス「じゃあな、雛。たとえ死んだって、みんな君の側にいるよ。」
ガーランドも優しい顔で頷く。
雛「待ってくれブレス、俺、俺、あんたの事が・・・!」
その言葉を言い終えるその一瞬前。三人の姿は、見えなくなった。
雛「・・・好きだった。」
終に届ける事の出来なかった言葉は、しかし確かに伝わっているだろう。
三人は常に、雛の側にいるのだから。
雛「そう言えば、女らしい格好もしてなかったな。」
思い出したかのように口に出す。
一時の静寂が包む。
「・・・ふむ、終わったようだな。」 フールが声を掛けた。
雛「ああ、世話になった。そういえば、代償を払っていなかったな。」
フール「私は何もやっていないよ。ただ機会を与えただけさ。」
雛「そうか…。心遣い感謝する。」
フール「いき給え。もうここに用はないだろう?」
雛「ああ、ありがとう。それでは。」
そう言って、雛は部屋を後にした。
(シーン裏。雛が肌の鱗を見せた時
恭介PL「え、あの水着を見せるんじゃないんですか?w」
(一同爆笑)
雛PL「見せねえよ!w」
シーン中にも雛PLが笑って言葉が続けられなかった場面があったり。
みんな他PLのシーン裏でネタ吐きすぎだ(笑))
�
ヨハンは、倉庫にお宝を探しに来ていた。
ヨハン「おっかしいな、初めて来たはずなのに何かデジャヴが・・裏は、何かまずい気がする。よし、正面突破だ!」
そして扉を開けると。そこは既知感のするファンシーな部屋が・・・
ヨハン「これは!」
背中に気配。そこにはここにいない(他の所に居た)はずのモーリーの姿が!
モーリー「・・・裏口に来たから、と入り口を正面に移してみればこれか(怒)!」
それが、ヨハンの見た最後の光景だったのです・・・
また記憶を失ってしまったとさ(笑)。
(一同「またかよw」
GM「ピンポイントでやってくれるなあw」)
そして昼フェイズ、の前にPCの昼食タイム。《調理》によるポーションの配分をし、雛の料理でまた倒れる隼人。
えーと、GMは何もしてませんよ。なんで倒れてるの君?
昼フェイズの各人の行動
1図書館のアニーに聞きに行く
2行動オワタ\(^o^)/
3Gことベル探し
4なんか温泉側にいた詩人の所へ
5なぜか管理人室へ
�
恭介は美森を連れて図書館のアニーの元へ訪ねていく。
そこの中は予想以上に広く、様々な本が納められていた。
思わず恭介はふらふら吸い寄せられるように錬金術関連の本の所へ行き、読みあさっていく。
美森は、やっぱりという顔で別の棚に行った。
しばらくして、司書もかねているアニーが話しかけてきた。
恭介「ここの本、すごいですね! あんな昔の絶版書がこんないい保存状態で!」
アニー「ええ、何しろ出版当時からここにありますから。それで、その為にここへ来たのですか?」
問われて用件を思い出す恭介。
鍵の話をしてみると、モーリーがそれらしい物を倉庫にしまったという話が聞けた。
また、色々な知識の話で気が合うと感じた恭介とまんざらでもないアニーはしばらく話をして、魔王荘内の派閥
(東方公国派、裏界帝国派(モーリーのみ)、森派(歌う森に領土がある面々)、四魔貴族、中立派)の話や
四魔貴族の納める領土である魔王殿、魔海、龍の山、そして火術要塞という場所があるという話を聞いた。
やがて大量の本を借りていった恭介が去ると、イコがアニーに言葉をかける。
イコ「良かったのですか? 人間にあんなことまで教えてしまって?」
アニー「問題ありません。彼らが表界に戻れるときはすなわち我らが表界を手に入れたとき。
それに、たかだか人間5人に何が出来るというのです?」
�
穂酒はベルを探し、温泉の側で発見した。
声をかけると茂みに引っ張り込まれる。
静かにしろと促され、ベルが視線を向けた先には雛と謎の詩人の姿が。
�
不審者の調査をエイミーに頼まれた雛。
温泉外の塀の側でゴソゴソしている詩人に雛は声を掛けた。
雛「また会ったな。そこで何をしている?」
詩人は振り向いていわく。
詩人「おや、こんなところで会おうとは。これも運命なのでしょうか。」
雛「のぞきとは、いい趣味してるな。」
詩人「いえいえ、人間の目にはただののぞきと見えるかもしれませんが、ここは魔王の世界。
人間のような生殖本能はありません。一見無意味に見える行動にも、複雑な利害関係があるのですよ。私のこれも調査の一貫です。」
雛「とてもそうは見えないが、な!」
そう言ってまた《秘密公爵の告げ口》を使おうとする雛だったが、詩人はそれを見て、いけませんねと言ってそのリンクを断ち切る。雛は竜眼で対抗するが、結局分からないままになってしまった。
(こいつはエネミー能力『不可知』持ってます。なに、冥魔専用だって? 別にエミュレイターにあってもいいよねー。)
雛「しかし、好きにはさせられないな。」
そう言って《誘惑者の奉仕》を使いエイミーを呼び出す雛。
さすがにたじろいで逃げる詩人。エイミーが追っかけていき、様子を見ていた穂酒も含めた二人で追いかけたが逃げられてしまう。
雛「ふむ、仕方ない。あとはこの温泉の主人に・・・」
そう言いかけた雛は、温泉の塀の中から二人を見る鋭い視線に気が付いた。
“温泉女王”クロウ=セイル「さっきから騒がしいと思ったら、変質者が二人も居るね。」
穂酒「ふむ、誰の事だ?」
クロウ「キミたちのことよ!!」
そう言って大量の水の奔流を放つクロウ。
二人は押し流されていった。
穂酒「私は変質者だったのかー(フェードアウト)」
様子を見ていたベルは呟く。
ベル「おかしいわね。あんな魔王は私は知らない。けれど、ここに入れるほどの力を持った存在なんて他には・・・?」
�
ヨハンは管理人室へ行き、鍵を調べる…かと思いきやいきなりレビュアータを起こそうとし始める。
レヴィ「うにゅー、あと5年・・・ムニャムニャ・・」
やっぱり寝ぼけて抱きつかれるヨハン。
筋力ジャッジの結果差分÷2で15点も食らってしまう。
けどもやっぱり彼女も知らないっぽいでした。
さらに言えば、誰でも鍵を持ち出せそうに思えてきました。
(ヨハンPL「これがほんとのポキン活動。骨が折れる的な意味で。」)
そして夕方フェイズ。
1倉庫
2ヌーの所に聞きに行く
3空き部屋へ
4森派の面々の会議へ押しかける
5倉庫
�
恭介とヨハン(と美森)は情報を元に倉庫に侵入しようとした。
ヨハンはなんかデジャヴがするので、表裏同時に開けようとする。
不運な方(幸運ジャッジの低い方)が引っかかるはずが、低かった恭介は鍵を開けれなかったのでことなきを得た。
(よく考えたら進入した時点で二人ともバレるからリスク2倍なだけな気もするけど結果オーライ)
そして初めてなのに慣れた手つきで(笑)鍵開けに成功するヨハン。(クリティカルしたようです。)
中を調べると、お宝はあっても警備システムで持ち出せず。
最近入った宝が在ると思しき箱だけ調べて、鍵っぽいものを見つけるが、それには裏界帝国15番倉庫の鍵、としか書いていませんでした。
ここはハズレか、と倉庫を後にする二人。
ヨハンPL「と見せかけてハッハァ!!」
ちゃっかりその鍵は奪い取っていきました。
恭介「ヨハンさん、一体どこへ?」
ヨハン「んー?何のことかな?」
�
雛は森勢力の会合らしき所(マルコ+シアース+レライキア(客人))へ行き、契約を求めてマルコに勝負を挑む。
マルコ「面白い話じゃけん、何で勝負するんじゃ?」
雛「じゃんけんだ!」(一同爆笑)
GM「オーケー了解w」
GMとガチでじゃんけんしました。立って距離を離してお互い気合を入れて。結果はチョキ×2→グーとチョキで雛が勝利をものにしました。
マルコ「ほう、人間も案外やるけん。分かった。力を与えるけん。」
そう言ってマルコが力を与え、なんと筋力が2も上がった!(雛はヒーラーです)
そして彼女には狼の尻尾っぽいものが生えました。
ご丁寧にちゃんと水着にも尻尾穴が(笑)
(雛PL「やっぱりこんなオチかよw」)
大丈夫。負けてたら犬耳でしたw
シアース「これは水着ドラゴンのバラード。今考えた。」
�
隼人はロナやフォルネーの情報では不安がある、と残る四魔貴族であるブンブン=ヌーの所に話を聞きに来ました。
ヌー「何者かえ?」
隼人「フォルネーさんに連れてこられた、四季邑隼人と言いますが。」
ヌー「・・入りや。」(ちょっと不機嫌な顔で)
ヌー「それで、何の用かえ?」
隼人「貴方もご存知でしょうが、この魔王荘の入り口の鍵が無くなった、という話があります。ご存知ありませんか?」
ヌー「知らぬな。」
隼人「そうですか。それと、四魔貴族のうち、アウナスという方だけがどれだけ調べても出てこないんですよ。そちらに関しては何か知りませんか?」
ヌー「そのような事、なぜわらわが教えねばならん?」
隼人「・・・答える気は無い、と。」
ヌー「いきなり来たかと思えば小うるさい童よな。フォルネーの客人でなければ食い殺してやるところよ。そうさの、どうしても知りたくば、わらわの眷属になるか?そうすれば教えてやらん事も無いがの?」
(ここでヌーに関する知力ジャッジを、なんとこの男、達成値51を叩き出しました。どれだけ知識あるんだよ。
恭介PL「ヌーマニアの称号を与えるべきですね!」
隼人PL「それはやめて。」)
ヌーに関する色んな事をなぜか知っていた隼人はそれを断りました。
そして交渉の末、ヌーの幻影と出会ったら倒す事を条件に多少の情報を得ました。
(ヨハンPL「つまり、お前を倒せば幻影も倒せるんだな! と言って突撃すればいいんだ!」
GM「ざんねん、はやとのぼうけんはここでおわってしまったw」)
さらに、最後にヌーの浮かべたほくそ笑みを隼人は知覚できず。
ヌーマニアの称号はおあずけとなった。
(隼人PL「要りませんって…」)
(シーン裏
GM「やっぱり隼人は年上趣味っぽいねえ。」
恭介PL「というか絶対ヌーって半ズボンな少年とか好きですよねぇ。」
雛PL「どう見てもショタコンだなw」
恭介PL「というか、隼人が魔王たちをオトしていけば解決じゃないですか?」
穂酒PL「分かった。四季邑のしきは色欲の色。つまり、四季邑の名前は色欲で落とした女で邑、ハーレムを作るという意味だったんだ!」
一同「な、なんだってー!!」(隼人PL除く)
隼人PL「みんなして何言ってるんですか。」)
そして穂酒のシーンへ・・・
穂酒は鍵を探して、前に来た空き部屋へとやって来ていた。
部屋を探してみても、鍵も、あのゴキブリの姿も見つからなかったが、代わりに穂酒の耳に聞こえてくる声があった。
それは隣室、会談室から漏れ聞こえてくる、本来知るはずの無い会話。
隣室ではエイミーと、穂酒は知らないがモーリーが話をしていた。
エイミー「それで、結局あの方はいかがなさっているのですか?」
モーリー「失った力の回復が思わしくないようだ。今はそちらに専念している。」
エイミー「やはりそうですか。今はどちらに?」
モーリー「裏界の外れに隠れておられる。おいたわしいことだ。けれど、当然在りし日の力を取り戻すために、策を練っていらっしゃる。そちらの計画の方はどうだ?」
エイミー「ええ、順調ですわ。今のところ、何も問題は起きていません。」
モーリー「そうか。良い話だ。」
そう言って二人は笑みを交わし合った。
それを聞いた穂酒は、しかし内容が良く分からないようだった。
穂酒「・・・どういうことだ?」
(GM「えーと、内容の意味が分かるか知力だね。」
穂酒PL「この子はその辺知らないです、きっと。だから振りません。」
GM「あー、了解」)
(そちらの計画の方は・・・の言葉のとき
恭介PL「明日からがんばります!」
GM「ちょw」
ヨハンPL「(と言って黒い笑みを浮かべる私)とか言うんだよきっと。」
隼人PL「かっこまで自分で言うのかいw」)
そして夜。皆は集まって情報を交換し合った。
恭介PL「お前の好きな死亡フラグは何なんだよー、とか。」
隼人PL「違います。」
・・・それはさておき。
隼人「それはそうとして、どういった方針で鍵を探していますか?」
おのおの方針を言う。
隼人「何というかですね、動機と言うものを考えてもいいのでは?」
恭介「確かにこの状況下であんな行動をするのは不自然ですね。つまり、私たちに良い感情を持っていない魔王の仕業か・・・」
隼人「直接手を出してこない理由があるのかもしれません。」
恭介「力が無い魔王の可能性も・・・」
ヨハン「少なくとも最大派閥ではなさそうだ。」
穂酒「では動機は何なのだ?」
様々な意見を交わした。だが一人雛だけは沈黙を保っていた。
(隼人「各派閥の動向が気になりますね。」
もろもろ数え上げた後
恭介PL「あとは隼人派に関してですが・・・」
隼人PL「ちょっと待て。隼人派ってなんだ」
恭介PL「そうか分かった。隼人は魔王じゃないから、隼人を入れたらそれでちょうど五大四魔貴族の完成ですよ!」(一同爆笑)
GM「おまえはなにをいっているんだww」
ヨハンPL「魔王をオトす男か。隼人はもっと接しにくい男だと思っていたが、どうやら違うようだな。」
隼人PL「みんな何を言っているんだww」)
(恭介PL「で、雛って呪い解くはずなのにどんどん増えていってません?」
穂酒PL「じゃあ雛がもし魔王になったら?」
恭介PL「きっと力の代わりに大切なものを失わせる魔王になりますよ。」
ヨハンPL「羞恥心とかw」)
・・・人のシーン裏のみならず、みんなで集まってるシーンでも皆そんなテンションでした。
(その3へ続く)
__________________________________
いつも通りつっこみや感想は歓迎してます。
ではその2です。
2日目。
美森が恭介の様子がどこか違うのに首をかしげていると、そこにエイミーがやってくる。
エイミー「お早うございます。お目覚めはいかがですか?」
隼人「ええ、悪くないです。」
エイミー「ところで、鍵を見かけませんでしたか? 白い小さな鍵なのですけど。」
首を振る一同
エイミー「それがないと、入ることはできても出られません。あなたがたもです。」
そしてエイミーは、この魔王荘のシステムを説明した。
1:ここにいられる存在は二種類。『住人』と『客人』である。
2:『住人』は魔王の分体であり、ある程度以下の能力に制限される。姿も変えられない
3:『客人』は『住人』が認めた者のみ対象で、設定された滞在時間中のみ『客人』の資格を得る
4:どちらでもないものはここから排除される。
エイミー「あなた方は三日間の滞在予定ですから、四日目の朝までに鍵が見つからないと、ここから放り出されてしまいますわ。」
ここから放り出されたらどこに飛ばされるか分からない、むしろ生きていけるか分からないと危機感を抱いた一行は、鍵の捜索などを開始した。
(ヨハンPL「そういえば、どうしてリオンはベール=ゼファーと一緒に居るんかね? やっぱりリオンは腐女子だから蠅に惹かれるんかね、腐ってる同士w」
GM「まあリオンはルー=サイファーの愛人っぽいのに何でかは知らないけどw その発想はなかったw」)
(GM「そういえばえーっと、穂酒探した人いる?」
隼人PL「知ってそうな恭介に聞きますけど?」
恭介PL「何してたか知られたくないから黙ってます」
穂酒PL「まじかw出たいシーンあるのにw」)
2日目朝フェイズ 各人の行動
1 離れのアゼルに色々聞きに行く
2 穂酒を起こしに。
3 寝てる
4 フールムールの所へ。
5 また倉庫に侵入
�
恭介は美森とは別行動で離れの怪しい黒いドームに行き、“荒廃の魔王”アゼル=イヴリスに話を聞いた。・・・プラーナを削りながら。
アゼル「この力があるせいで、私はここから出られない。けれど、外の様子が分からないわけじゃないから。」
しばし質問と返答を重ね。
恭介「ところでその帯、研究対象として興味があるんですけど、一本くれません?」
アゼル「・・これを外したら、危ないから。」
恭介「どう危ないんです?」
帯をめくる。
(GM「プラーナが・・1点削れた)
恭介「わ、分かりました。それじゃあ無理ですね。」
(恭介PL「このドームの素材が気になってるんですが。」
GM「えーと、どっちかというと有機的に見えるかな。アゼルの巻いてる帯と同じものだね。」
恭介PL「なるほど。」)
分かった事 鍵を持ってそうな話をしてたのは、クロウ、アニー、フール。
ジルベルトは彼女の部下だけど、最近勝手に動いてる
アゼルがやりたい事は温泉に入ること。でも出ちゃ駄目って言われてる。
失ったもの
プラーナ2点
(ヨハンPL「こいつって、よいではないかよいではないかできそうだな。
恭介はやってみる気はないかw?」
恭介PL「無理です、死にますw」
GM「よいではないかも命懸けだなw」)
�
隼人は穂酒を起こしに行くとするが、どこにいったらいいかわからなかった。
雛の機転で、《秘密公爵の告げ口》により穂酒の居場所を調べた。
(こんな事のために召還されるとは思いませんでした。けどそれも、この本に書いてある通り。:リオン=グンタ談)
血を流して倒れてる穂酒。(経験がフィードバックされてます。)
隼人が起こして事情を話すと、穂酒は「それは一大事だ!」と叫び、走っていってしまった。
隼人「ちょっと!?」
(GM「隼人が敏捷20に成功したらこのシーンで行動していいですよ。早く見つかったってことで」
隼人PL「無理だって・・あ、クリティカルして成功!」
GM「あ、そう。まあもともといるはずだったしなあ。」)
�
なので穂酒のシーン。
(GM:PCは行動が出来ると喜んだけど、よく考えたら起こすのに隼人の一行動使ってるから、結局一回減ってるんだよね。まあいいか。)
昨日会った魔王カミーユ=カイムンのところに走っていった。
丁度魔王荘から立ち去ろうとしていた所に追いついた穂酒。
カイムン「おや、君は昨日の。」
穂酒「聞きたいことがある。」
そう言って昨日見た新聞を取り出した。
穂酒「あの事件だが、やったのはお前だろう。ならば、責任を取らなければならないのではないか?」
カイムン「ふむ、だがここで話している自分とあれは別人だ。だからボクに言われてもどうしようもないな。」
穂酒「しかし、あれはお前でもあるのだろう?ならばお前に責任があるはずだ。」
カイムン「ボクにも色々なボクが居る。分体同士で知識を共有しているわけではないのでね。
責任、と言うならボクからその分体にそう言っている者が居た、と言っておこう。それくらいしかできないが?」
穂酒「・・・む、仕方がない。それとだ、ここで鍵が無くなったそうだ。知らないか?」
カイムン「さあ? ここの事はここの人の方が良く知っているだろう。ボクは知らないな。」
穂酒「そうか、分かった。」
カイムン「では失礼するよ。」
そう言って去っていくカミーユ=カイムン。
そしてそばにいたファルファロウに今日の新聞を渡される。
ファル「取れたての新聞、読んでってやー」
そこにはこんな記事が。
『グウェイガルド北最前線。冥魔王群確認!?』
『パールさまご乱心!? アークデーモン1大隊消失か?』
(隼人PL「これ、グンの字は誤字ですかね?」
恭介PL「さあ・・?」)
�
雛はフールムールの部屋を訪ねていた。
部屋には魔法陣が敷かれ、準備は整っていた。
フール「ふむ、来たか。では、始めるとしよう。」
雛が魔法陣の中心に立って念じると、雛の目の前にあの時死んだ三人のかつての仲間の姿が浮かんできた。
雛「ブレス! ガーランド! ロディア婆さん!」
ブレス「雛か、久しぶりだな。」
ロディア「雛は生き残ったか。それは良かったのう。」
雛「でも、何も無しに生き残れたわけじゃない。俺は復讐する事だけを求めて今日まで生きてきたんだ。それに…」
そう言って肌の鱗を見せる雛。
ロディア「それは呪いじゃな。おそらく術者を倒すまでは解けぬじゃろう。
わしが生きていれば…すまんのう。」
雛は涙を流しながら
雛「いや、こうして会えるだけでも十分だ……
とも言えないか。新しいパーティは出来た。けれど、やっぱり不安なんだ。みんなには、ずっと側に居て欲しいんだ!」
その言葉に、しかし三人は笑った。普段は無口だったガーランドも、どこか表情が柔らかく見える。
ブレス「バカだなあ、そんな事当たり前じゃないか。たとえ死んだって、皆仲間じゃないか。」
雛はますます涙を溢す。
雛「・・・ありがとう。」
ロディア「じゃがの、雛よ。お前さんはわしらと違って生きておる。
わしらのために人生を捧げる必要は無いぞ。雛の人生じゃからな、雛の生きたいように生きるがええ。」
雛「そんな事、考えた事もなかった。ありがとう・・」
そう言おうとして雛は気が付いた。三人の姿が薄れ始めている事に
ロディア「もう、お別れの時間じゃな。」
ブレス「じゃあな、雛。たとえ死んだって、みんな君の側にいるよ。」
ガーランドも優しい顔で頷く。
雛「待ってくれブレス、俺、俺、あんたの事が・・・!」
その言葉を言い終えるその一瞬前。三人の姿は、見えなくなった。
雛「・・・好きだった。」
終に届ける事の出来なかった言葉は、しかし確かに伝わっているだろう。
三人は常に、雛の側にいるのだから。
雛「そう言えば、女らしい格好もしてなかったな。」
思い出したかのように口に出す。
一時の静寂が包む。
「・・・ふむ、終わったようだな。」 フールが声を掛けた。
雛「ああ、世話になった。そういえば、代償を払っていなかったな。」
フール「私は何もやっていないよ。ただ機会を与えただけさ。」
雛「そうか…。心遣い感謝する。」
フール「いき給え。もうここに用はないだろう?」
雛「ああ、ありがとう。それでは。」
そう言って、雛は部屋を後にした。
(シーン裏。雛が肌の鱗を見せた時
恭介PL「え、あの水着を見せるんじゃないんですか?w」
(一同爆笑)
雛PL「見せねえよ!w」
シーン中にも雛PLが笑って言葉が続けられなかった場面があったり。
みんな他PLのシーン裏でネタ吐きすぎだ(笑))
�
ヨハンは、倉庫にお宝を探しに来ていた。
ヨハン「おっかしいな、初めて来たはずなのに何かデジャヴが・・裏は、何かまずい気がする。よし、正面突破だ!」
そして扉を開けると。そこは既知感のするファンシーな部屋が・・・
ヨハン「これは!」
背中に気配。そこにはここにいない(他の所に居た)はずのモーリーの姿が!
モーリー「・・・裏口に来たから、と入り口を正面に移してみればこれか(怒)!」
それが、ヨハンの見た最後の光景だったのです・・・
また記憶を失ってしまったとさ(笑)。
(一同「またかよw」
GM「ピンポイントでやってくれるなあw」)
そして昼フェイズ、の前にPCの昼食タイム。《調理》によるポーションの配分をし、雛の料理でまた倒れる隼人。
えーと、GMは何もしてませんよ。なんで倒れてるの君?
昼フェイズの各人の行動
1図書館のアニーに聞きに行く
2行動オワタ\(^o^)/
3Gことベル探し
4なんか温泉側にいた詩人の所へ
5なぜか管理人室へ
�
恭介は美森を連れて図書館のアニーの元へ訪ねていく。
そこの中は予想以上に広く、様々な本が納められていた。
思わず恭介はふらふら吸い寄せられるように錬金術関連の本の所へ行き、読みあさっていく。
美森は、やっぱりという顔で別の棚に行った。
しばらくして、司書もかねているアニーが話しかけてきた。
恭介「ここの本、すごいですね! あんな昔の絶版書がこんないい保存状態で!」
アニー「ええ、何しろ出版当時からここにありますから。それで、その為にここへ来たのですか?」
問われて用件を思い出す恭介。
鍵の話をしてみると、モーリーがそれらしい物を倉庫にしまったという話が聞けた。
また、色々な知識の話で気が合うと感じた恭介とまんざらでもないアニーはしばらく話をして、魔王荘内の派閥
(東方公国派、裏界帝国派(モーリーのみ)、森派(歌う森に領土がある面々)、四魔貴族、中立派)の話や
四魔貴族の納める領土である魔王殿、魔海、龍の山、そして火術要塞という場所があるという話を聞いた。
やがて大量の本を借りていった恭介が去ると、イコがアニーに言葉をかける。
イコ「良かったのですか? 人間にあんなことまで教えてしまって?」
アニー「問題ありません。彼らが表界に戻れるときはすなわち我らが表界を手に入れたとき。
それに、たかだか人間5人に何が出来るというのです?」
�
穂酒はベルを探し、温泉の側で発見した。
声をかけると茂みに引っ張り込まれる。
静かにしろと促され、ベルが視線を向けた先には雛と謎の詩人の姿が。
�
不審者の調査をエイミーに頼まれた雛。
温泉外の塀の側でゴソゴソしている詩人に雛は声を掛けた。
雛「また会ったな。そこで何をしている?」
詩人は振り向いていわく。
詩人「おや、こんなところで会おうとは。これも運命なのでしょうか。」
雛「のぞきとは、いい趣味してるな。」
詩人「いえいえ、人間の目にはただののぞきと見えるかもしれませんが、ここは魔王の世界。
人間のような生殖本能はありません。一見無意味に見える行動にも、複雑な利害関係があるのですよ。私のこれも調査の一貫です。」
雛「とてもそうは見えないが、な!」
そう言ってまた《秘密公爵の告げ口》を使おうとする雛だったが、詩人はそれを見て、いけませんねと言ってそのリンクを断ち切る。雛は竜眼で対抗するが、結局分からないままになってしまった。
(こいつはエネミー能力『不可知』持ってます。なに、冥魔専用だって? 別にエミュレイターにあってもいいよねー。)
雛「しかし、好きにはさせられないな。」
そう言って《誘惑者の奉仕》を使いエイミーを呼び出す雛。
さすがにたじろいで逃げる詩人。エイミーが追っかけていき、様子を見ていた穂酒も含めた二人で追いかけたが逃げられてしまう。
雛「ふむ、仕方ない。あとはこの温泉の主人に・・・」
そう言いかけた雛は、温泉の塀の中から二人を見る鋭い視線に気が付いた。
“温泉女王”クロウ=セイル「さっきから騒がしいと思ったら、変質者が二人も居るね。」
穂酒「ふむ、誰の事だ?」
クロウ「キミたちのことよ!!」
そう言って大量の水の奔流を放つクロウ。
二人は押し流されていった。
穂酒「私は変質者だったのかー(フェードアウト)」
様子を見ていたベルは呟く。
ベル「おかしいわね。あんな魔王は私は知らない。けれど、ここに入れるほどの力を持った存在なんて他には・・・?」
�
ヨハンは管理人室へ行き、鍵を調べる…かと思いきやいきなりレビュアータを起こそうとし始める。
レヴィ「うにゅー、あと5年・・・ムニャムニャ・・」
やっぱり寝ぼけて抱きつかれるヨハン。
筋力ジャッジの結果差分÷2で15点も食らってしまう。
けどもやっぱり彼女も知らないっぽいでした。
さらに言えば、誰でも鍵を持ち出せそうに思えてきました。
(ヨハンPL「これがほんとのポキン活動。骨が折れる的な意味で。」)
そして夕方フェイズ。
1倉庫
2ヌーの所に聞きに行く
3空き部屋へ
4森派の面々の会議へ押しかける
5倉庫
�
恭介とヨハン(と美森)は情報を元に倉庫に侵入しようとした。
ヨハンはなんかデジャヴがするので、表裏同時に開けようとする。
不運な方(幸運ジャッジの低い方)が引っかかるはずが、低かった恭介は鍵を開けれなかったのでことなきを得た。
(よく考えたら進入した時点で二人ともバレるからリスク2倍なだけな気もするけど結果オーライ)
そして初めてなのに慣れた手つきで(笑)鍵開けに成功するヨハン。(クリティカルしたようです。)
中を調べると、お宝はあっても警備システムで持ち出せず。
最近入った宝が在ると思しき箱だけ調べて、鍵っぽいものを見つけるが、それには裏界帝国15番倉庫の鍵、としか書いていませんでした。
ここはハズレか、と倉庫を後にする二人。
ヨハンPL「と見せかけてハッハァ!!」
ちゃっかりその鍵は奪い取っていきました。
恭介「ヨハンさん、一体どこへ?」
ヨハン「んー?何のことかな?」
�
雛は森勢力の会合らしき所(マルコ+シアース+レライキア(客人))へ行き、契約を求めてマルコに勝負を挑む。
マルコ「面白い話じゃけん、何で勝負するんじゃ?」
雛「じゃんけんだ!」(一同爆笑)
GM「オーケー了解w」
GMとガチでじゃんけんしました。立って距離を離してお互い気合を入れて。結果はチョキ×2→グーとチョキで雛が勝利をものにしました。
マルコ「ほう、人間も案外やるけん。分かった。力を与えるけん。」
そう言ってマルコが力を与え、なんと筋力が2も上がった!(雛はヒーラーです)
そして彼女には狼の尻尾っぽいものが生えました。
ご丁寧にちゃんと水着にも尻尾穴が(笑)
(雛PL「やっぱりこんなオチかよw」)
大丈夫。負けてたら犬耳でしたw
シアース「これは水着ドラゴンのバラード。今考えた。」
�
隼人はロナやフォルネーの情報では不安がある、と残る四魔貴族であるブンブン=ヌーの所に話を聞きに来ました。
ヌー「何者かえ?」
隼人「フォルネーさんに連れてこられた、四季邑隼人と言いますが。」
ヌー「・・入りや。」(ちょっと不機嫌な顔で)
ヌー「それで、何の用かえ?」
隼人「貴方もご存知でしょうが、この魔王荘の入り口の鍵が無くなった、という話があります。ご存知ありませんか?」
ヌー「知らぬな。」
隼人「そうですか。それと、四魔貴族のうち、アウナスという方だけがどれだけ調べても出てこないんですよ。そちらに関しては何か知りませんか?」
ヌー「そのような事、なぜわらわが教えねばならん?」
隼人「・・・答える気は無い、と。」
ヌー「いきなり来たかと思えば小うるさい童よな。フォルネーの客人でなければ食い殺してやるところよ。そうさの、どうしても知りたくば、わらわの眷属になるか?そうすれば教えてやらん事も無いがの?」
(ここでヌーに関する知力ジャッジを、なんとこの男、達成値51を叩き出しました。どれだけ知識あるんだよ。
恭介PL「ヌーマニアの称号を与えるべきですね!」
隼人PL「それはやめて。」)
ヌーに関する色んな事をなぜか知っていた隼人はそれを断りました。
そして交渉の末、ヌーの幻影と出会ったら倒す事を条件に多少の情報を得ました。
(ヨハンPL「つまり、お前を倒せば幻影も倒せるんだな! と言って突撃すればいいんだ!」
GM「ざんねん、はやとのぼうけんはここでおわってしまったw」)
さらに、最後にヌーの浮かべたほくそ笑みを隼人は知覚できず。
ヌーマニアの称号はおあずけとなった。
(隼人PL「要りませんって…」)
(シーン裏
GM「やっぱり隼人は年上趣味っぽいねえ。」
恭介PL「というか絶対ヌーって半ズボンな少年とか好きですよねぇ。」
雛PL「どう見てもショタコンだなw」
恭介PL「というか、隼人が魔王たちをオトしていけば解決じゃないですか?」
穂酒PL「分かった。四季邑のしきは色欲の色。つまり、四季邑の名前は色欲で落とした女で邑、ハーレムを作るという意味だったんだ!」
一同「な、なんだってー!!」(隼人PL除く)
隼人PL「みんなして何言ってるんですか。」)
そして穂酒のシーンへ・・・
穂酒は鍵を探して、前に来た空き部屋へとやって来ていた。
部屋を探してみても、鍵も、あのゴキブリの姿も見つからなかったが、代わりに穂酒の耳に聞こえてくる声があった。
それは隣室、会談室から漏れ聞こえてくる、本来知るはずの無い会話。
隣室ではエイミーと、穂酒は知らないがモーリーが話をしていた。
エイミー「それで、結局あの方はいかがなさっているのですか?」
モーリー「失った力の回復が思わしくないようだ。今はそちらに専念している。」
エイミー「やはりそうですか。今はどちらに?」
モーリー「裏界の外れに隠れておられる。おいたわしいことだ。けれど、当然在りし日の力を取り戻すために、策を練っていらっしゃる。そちらの計画の方はどうだ?」
エイミー「ええ、順調ですわ。今のところ、何も問題は起きていません。」
モーリー「そうか。良い話だ。」
そう言って二人は笑みを交わし合った。
それを聞いた穂酒は、しかし内容が良く分からないようだった。
穂酒「・・・どういうことだ?」
(GM「えーと、内容の意味が分かるか知力だね。」
穂酒PL「この子はその辺知らないです、きっと。だから振りません。」
GM「あー、了解」)
(そちらの計画の方は・・・の言葉のとき
恭介PL「明日からがんばります!」
GM「ちょw」
ヨハンPL「(と言って黒い笑みを浮かべる私)とか言うんだよきっと。」
隼人PL「かっこまで自分で言うのかいw」)
そして夜。皆は集まって情報を交換し合った。
恭介PL「お前の好きな死亡フラグは何なんだよー、とか。」
隼人PL「違います。」
・・・それはさておき。
隼人「それはそうとして、どういった方針で鍵を探していますか?」
おのおの方針を言う。
隼人「何というかですね、動機と言うものを考えてもいいのでは?」
恭介「確かにこの状況下であんな行動をするのは不自然ですね。つまり、私たちに良い感情を持っていない魔王の仕業か・・・」
隼人「直接手を出してこない理由があるのかもしれません。」
恭介「力が無い魔王の可能性も・・・」
ヨハン「少なくとも最大派閥ではなさそうだ。」
穂酒「では動機は何なのだ?」
様々な意見を交わした。だが一人雛だけは沈黙を保っていた。
(隼人「各派閥の動向が気になりますね。」
もろもろ数え上げた後
恭介PL「あとは隼人派に関してですが・・・」
隼人PL「ちょっと待て。隼人派ってなんだ」
恭介PL「そうか分かった。隼人は魔王じゃないから、隼人を入れたらそれでちょうど五大四魔貴族の完成ですよ!」(一同爆笑)
GM「おまえはなにをいっているんだww」
ヨハンPL「魔王をオトす男か。隼人はもっと接しにくい男だと思っていたが、どうやら違うようだな。」
隼人PL「みんな何を言っているんだww」)
(恭介PL「で、雛って呪い解くはずなのにどんどん増えていってません?」
穂酒PL「じゃあ雛がもし魔王になったら?」
恭介PL「きっと力の代わりに大切なものを失わせる魔王になりますよ。」
ヨハンPL「羞恥心とかw」)
・・・人のシーン裏のみならず、みんなで集まってるシーンでも皆そんなテンションでした。
(その3へ続く)
__________________________________
いつも通りつっこみや感想は歓迎してます。
どう考えても他のセッション時よりネタ分が3割増しです。
……やっぱNWだからかなぁ?