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不意打ちって怖いね byゴンタ

2007年10月11日 00時47分38秒 | TRPG関連
デモンパです。前後編の前編です。

デモンパ小坂シリーズ第75話
『大山鳴動して鼠数千匹~前編~』

キャラ紹介(十二神将編)

大山田太郎 宮毘羅大将(くびら):子
十二神将の多くはブラックギアスを付けられているのだが、それを免れている人。その裏には千呪印との交渉合戦があったという。
成り上がるために千呪印に取り入り、現在は下克上を狙っている。
リスク以上にそれによって得られる成果を優先するタイプである。

中土井 勘衛門(なかどい かんえもん) 伐折羅大将(ばさら):丑
ブラックギアスのついていない人その2。
千呪印に忠誠を誓っており、寧ろ妄信に近いかもしれない。
小柴、雛代とは旧知の仲のようであり、小柴とは何か確執があるようである。
見た目は体格のいい角刈りのあんちゃん。趣味の悪い派手なアロハに金のチェーンって感じ。

雛代美華(ひなしろ みか) 波夷羅大将(はいら):未 ブラックギアスのついてない人その3。
千呪印のことを慕っている。ついでに言うと、小柴と中土井のことも慕っている。
小柴、中土井とは旧知の仲であり、いがみ合う二人(中土井が一方的にという感じだが)を見てはオロオロしてる。
見た目は切り揃えた前髪にロングの女性。あと、服がモコモコしてる。

一葉 恋 頞儞羅大将(あじら):辰
外見9歳くらいの人。優秀かつ千呪印に忠誠を誓っているが、優秀すぎて頼んでないことまでやってしまうのがたまに傷。
前回の件は水に流してもらえました。

ハヤミ アキラ(漢字不明) 因達羅大将(いんだら):午
どうせまたクセの強い奴が来るんだろうと思ってたら、真っ当な奴っぽくてGMびっくり。
だがまだどうなるかわからんよ。

狐狗狸(コックリ) 十二神将 猫
いろんな幹部のところをフラフラして、いろんな役職を名乗ってる人。たぶん名前だけの役職ばっか。
実は真田山の山神に使える巫らしいですよ。全然らしいことしてませんが。

小坂某所
千呪印は大山田(鼠)を除く、十二神将全員を召集している(卯は何やら仕事中のようで欠席)。
そこで話し合われるのは、最近の十二神将の激減について。

「たしかに十二神将が次々と撃破されていっていますが、彼らはもともと勝手な行動が目立つ人たちでしたからね。あなたたちが残っていれば十分ですよ。」
次に大山田につけている監視員(天堂忍)から緊急時の暗号による連絡が来たことについて話す(普通の連絡なのだが、その中に特定の複数の単語が含まれている)

この件の調査について丑(中土井)は自分が調査することを申し出るが、これは小柴に一任される。それに対して中土井は反発する。
中土井「千呪印さま、何故このような裏切り者のギアス持ちにいつも重要な役目を任すのですか!? ええ!!そうじゃないか!?小柴。我ら三人が受けた恩を忘れて一度は裏切った男が!!」
無言の小柴とオロオロする未(雛代)
「あなた方の能力を冷静に判断上での決定です。あなたたち二人はしばらく待機です。しかし、もうすぐ出番があるかもしれませんよ。大山田の動き次第ですが…」
そこに突然響く、やたらと軽い声。
狐狗狸「大山田って、あの小ずるいこと考えてそうな人だよね?あの人やばいことしようとしてるよ~。全く、ちゃんと部下の管理はしてよね~。千呪印さま♪」
「あ、あなたですか…。何か知っているのですか?コックリ。」
狐狗狸「ね~、千呪印さま。僕は真田山に仕える巫だよ~。真田山で変なことしてるのに気づかないわけには行かないでしょ~。」
「わかっていますよ。しかし、一向に連絡がつかなかったのは誰ですか?まあ、いいです。で、大山田は何を。」
いつもは見せない真面目な顔になって
狐狗狸「実はね…」

真田山山中

古ぼけた祠の前におそらく外国人と思われる若者(子供も含む)が数人縛られている。
その前には資料を持った大山田。さらに周囲にはギラギラと目を光らせる鼠たち。
大山田「チッチッチ、では、始めましょうか。供物がこれであっているかわかりませんが…。山神よ!!これより供物を捧げますよ!!」
大山田の周りにいたねずみが跳び出し…

静かになった山中。
何かを咀嚼する音のみが響く。
大山田「チッチッチ、ふむ。以前の儀式とは人種が違うのか、そもそもの解釈を間違えたか…。起きてくれませんかねぇ。 ああ、食べ残してはいけませんよ。」

小坂支部に呼び出されるセラフィムの悪魔憑きたち。
はい、今度こそPC紹介です。

犬次郎(バルディッシュ・バルディッシュ/急須屋)
天下に轟く北斗神犬。何だかキャラの立ってしまったフールといい勝負してました。
不意打ちに強いのに犬の姿が災いしてなかなか狙われないです。

文楽座瑪瑙(ファランクス・カラドボルグ/GHETTA)文楽座家の妹さん。あんまり不意打ちでやられてたら姉さん心配しますよ。

東郷征斗(ドラグーン/東京)小坂の硬くて強い人。でも人間の姿のときはさすがに軟らかいよね。

鈴木恵理(ブリガンダイン/mono)
小坂の刑事さん。今回はセラフィムに協力を求めに来ました。

朝峰燈馬(アルバレスト/00doll)
「働いたほうがよくないか?」と聞かれて、にこやかに「仕事ないですから~」は…
がんばれ、超がんばれ。

タマ(ショーテル・モリオン/K)
腹が真っ黒、御猫様。
そこ、ジョーさんを支部長の座から引き摺り下ろそうとしない(笑)

最近小坂で外国人の人身売買が行われているようであり、しかもその取引現場には用心棒として悪魔憑きもいるようである。
取引の日を抑えた9課だが、戦力的に不安のあるためセラフィムに応援を求めてくるのであった。
9課曰く、二人ほど戦力が欲しいようである。

それだけでなくジョーさんからも依頼がある。
化石が発掘されたと騒ぎになっていた真田山だが、第64話の直後にそれが捏造であったことが発覚する。しかし、前回の事件の全容がわかっていないこともあり引き続き調査た結果、その捏造事件自体が捏造であり、前回発掘現場に嫌がらせをしていたことからも人を払おうとしているのではないかという結論に達したのである。
ジョーさんはその首謀者の狙いを探って欲しいと頼んでくる。

というわけで、チームを分けるPCたち。

【取引現場】
恵理、瑪瑙、犬次郎
【真田山】
燈馬、タマ、東郷

と、東郷さん!!あんた、調査向きじゃないでしょ。ていうか、何で強襲チームにいないの?

【取引現場】
どのように抑えるか考えた結果、隠密して不意打ちをかけることに…。
(監視の狙撃手) …【感知】25
逆に不意打ちからの狙撃によって変身前の瑪瑙、恵理戦闘不能。
…ははは、全く文楽座家の奴らは不意打ちに弱いな。

敵はそれなりに強いフールに、最弱クラスのアタッカー二体、狙撃専門のスナイパー二体。
瑪瑙が敵を挟み撃ちにしようと反対側から行動していたこともあり、犬次郎一匹では仲間を連れて逃げることもできない。
しかたなく、恵理が暴走し、犬次郎と一緒に犯罪者どもを撃破。一瞬犬次郎の頭上に死兆星が輝きかけたのは秘密だ。

【真田山サイド】
昼間の調査でタマが動物に聞き込み、燈馬が探索、東郷は特に何も…。
タマは夜に山に入る人間(外国人が多いらしい)がいることを知る。あ、燈馬は化石を見つけてました。アンモナイト。
夜に再び山に行くことにした一同。PL単位では取引現場に行った人たちがひどい目にあっていたため慎重に動くかと思いきや…
麓で能力を使用し感知→GM:特に何もないよ
三分の一ほど進んで…GM「能力使う?」 タマ、燈馬「いいです、衝動勿体無いんで。」→狙撃。「ターンッ!!」 東郷戦闘不能。

副作用で爆笑しつつも逃げる燈馬、タマ。

二日目、あまりにも情報が引き出せてないことに不安を感じつつ(主にGMが)、調査調査。

真田山には小坂三大伝承の一つ、山神伝説があることがわかる(あとの二つは七甲山の赤松亀、鉄鋼山の赤竜)
さらに、山神を目覚めさせるには「若き鬼の血」が必要らしい。
常識で考えれば鬼とは異人を指すのだが、悪魔憑きもかつて日本では「鬼憑き」と呼ばれていたことから悪魔憑きの可能性もあり、真田山に未だ異変が起こっていないことからもその可能性が高いという結論に至る(おそらく山に連れて行かれた外国人は生贄とされており、しかし未だ山神と呼ばれるものは目覚めていないため)。

そんなPCたちにさらに人身売買の取引があるとの連絡が入る。
その人身売買が囮である可能性もあり、山に行くか取引現場に行くか迷うPCたちだが、山で敵戦力に合流されたらきつくなりそうなので取引を抑えることに。

【小坂某所某埠頭】
不意打ちが怖いんで変身して強襲するPCたち。
それを待ち構えていた白人男性。

謎の白人「ハーハッハッハ、待ってきましたヨー、セラフィムの皆サーン。 ワタシ、アンソニーのアンソニータイマーを受けるといいデース!! あなたたちノ保証期間はあと三時間くらいデース!!」

一同「保証期間長っ!!戦闘終ってるわ!!」

…いや全く。

瑪瑙「ところで、そのしゃべり方…、もしかして苗字はダーツさんですか?」

ここで、GMも予期しない事実が発覚!!
アンソニーは、かつて文楽座家が初登場したシナリオで登場した外国人、ハーゲン・ダーツにしゃべり方がクリソツなのである!!(GMはそんな奴のことはさすがに忘れてたよ)

アンソニー「オー、まさかアンタがアニキを!? コンチクショー!!」

GM乗っちゃった。

そんなこんなで戦闘開始。あ、天堂もいましたよ。ブラックギアス付けられて嫌々戦闘。
アンソニーの戦法は、毒ガス煙幕を吐いた後フライトメイルによる飛行とファランクス能力により回避を上げての持久戦。
そうっ、まさに相手がいつかは倒れるアンソニータイマー!!
脇を固める敵も、嫌がらせ能力しか持ってない自作エネミー「ブラジオンゲイズ」と、回復能力だけでなくイージスによってかばうこともできる天堂。
そして、ほっとくと鬱陶しいカルトロップ・スナイパー。

さあ、この布陣、そう簡単には崩せんよ!!

クリティカル、ファンブル、クリティカル。

アンソニー「オオッ、ワタシノ保証期間が切れていたようデース。」

1ターン目でアンソニーが戦闘不能になるが、天堂の能力で復活。更にとどめに来た犬次郎の最終能力を天堂がかばい、アンソニーは次のターンに【超疾走】の後、メルドの【脱出】を使用。何とか逃げ出すのであった…。

時間稼ぎが目的のアンソニーとしては、一応試合に負けて勝負に勝ったかな?

戦闘後、セラフィム一同は天堂から十二神将の大山田が山神を本気で覚醒させようとしていることを知る。
天堂「神なんて人間とは思考そのものが違うんだ。言うこと聞いてもらおうなんて馬鹿なことだぜ。」

真田山

部下A「大山田様。それで私に用とは?」
大山田「ああ、それはですねぇ…」

大山田の後ろから鼠の大群が襲いかかる。そして、山神を祀る祠には鬼(悪魔憑き)の鮮血が飛び散り…。

大山田「さあ、山神よ!!これで儀式は成ったはずです。私に力をお貸し下さい!!」

しばらく、真田山を静寂が包み込んだ後…

「バクンッ!!!!」

大山田は山に喰われた。

後編に続く…

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