トリックテイキングという有名なジャンルのゲームです。
ジョーカーを除いたトランプのカードに、ウィザードカードとジェスターカード各4枚を加えた60枚を用いて遊びます。
ゲームの基本的な流れを説明します。
親がカードを一枚出します。隣の人から順に、カードを一枚ずつ出します。
全員がカードを出したら、その強さを比べます。
最も強いカードを出した人は全員が出したカードを獲得し、手札と別にしてまとめておきます。
そしてこの人が次の親となります。 この一連の流れをトリックと言います。
トリックを取ることを繰り返すゲームで、トリックテイキングというわけです。
手札を使い切るまでこれを繰り返したら、次のラウンドです。
では、カードの強さについてです。
基本的に、強さ比べに参加できるのは親の出したスートと同じスートのカードのみです。
強さの順は、2が最弱でAが最強です。
親と同じスートを持っている場合、必ずそのカードを出さなければなりません。
このルールはマストフォローと言い、他のゲームでも用いられる有名なシステムです。
ウィザード、ジェスターは、それぞれマストフォローを無視して出すことができます。
ウィザードを出すとそのトリックに必ず勝利します。 ジェスターを出すとそのトリックで必ず敗北します。
マストフォローのスートが無くても、勝利の可能性は残されています。
ラウンドの初めに、山札からカードが一枚めくられます。
このスートと同じスートのカードは、切り札と呼びます。
マストフォローを出せない時に切り札を出すと、そのカードは親のスートのAよりも強いカードとなります。
強さの順は ジェスター<親のスートの2<……<親のスートのA<切り札の2<……<切り札のA<ウィザード となります。
ただし、切り札を出せば勝てるという状況でも親のスートのカードを持っていれば、そのカードは必ず出さなければならないということに注意して下さい。
次に、ウィザードの勝負の方法について説明します。
最初、各プレイヤーは手札を1枚ずつ持っています。
1ラウンドごとにカードを配り直します。その際、手札が1枚ずつ増えていきます。 カードがなくなるまでプレイし、最も点数の高い人が勝ちです。
ウィザードの点数計算では、トリックで勝利した数が得点となるのではありません。
各ラウンド、プレイヤーに手札が配られた後に、各プレイヤーは自分がこのラウンドで勝利する回数を予測します。
その当たり外れによって得点が決まります。
正解すると一律20点、さらに、一回勝利するごとに10点のボーナスがあります。 不正解の場合、予想と結果の差×10点のマイナスで、勝利ボーナスも入りません。
これを繰り返して得点を積み重ねていきます。
基本的に負けるほうが簡単なのでコツコツ積み重ねていくことも大事ですが、大逆転には多くの勝利が必要となることもあるゲームです。
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