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4月定例会後半戦 byえび

2007年04月30日 01時35分20秒 | 定例会・公式行事報告
 4月の定例会後半戦、本日の定例会はひさびさのTRPGづくしとなりました。
参加者は新人4名を含む11名、いずれ劣らぬ馬鹿ぞろいです。

 今回立ったのは2卓、アリアンロッドRPGとデモンパラサイトRPGです。
アリアンのGMは朱雀、でもんぱは私えびでございました。
メンバー内でトップクラスのまとめ役、ツッコミ役の二人を欠いたPL陣がどれほどGMを苦しめてくれたか、とくとごらんアレ。




デモンパラサイト 小坂市シリーズ第7話
「博徒vs外人部隊 ~任侠はコルトガバメントに斃れるか~」



 ある日私が実家に帰っていると、新世界のとある映画館にやたら古臭い、昭和30年代の香りがするポスターが。そこにあったのは、深作欣二監督作品「博徒外人部隊」。
 ええ。シナリオタイトルからすべては生まれました。

 平和だった小坂の街に、謎の外人部隊が出現した。砕けるモノ、荒れる街、傷つく人。
そこに立ち上がるのは悪魔憑き。正義のために立ち上がったのは――四人の人間と、一匹の犬。

 自らを導いた人のため、宇宙から人類を救うため、青年は日夜駆け回る。
駆け出しの探偵、朝峰燈馬。アルバレストの二挺拳銃は、ただ予言を防ぐために。
PLは新入生N君。ついていく人間を間違えていると言ってやろう。心から。

 たった一杯の水道水でも、命をつないだそれはまさしく生を秘めたエリクサー。
純血の北斗神犬、犬次郎。バルディッシュの嵐をその身に宿した、世紀末の覇者。
――まずはその「世紀末の覇者」というキャッチコピーをどうにかしてくれ。

 孤高を貫くのは自らのため? それとも貴き人形(Alice)のため?
不思議を騙るは文楽座瑠璃、ウォーコイトの技で操るは人形? それとも人間?
引きこもるのもたいがいにしなさい。あと変なあだ名をつけるのも。

 その両手は仲間を守り、その両足は空を駆ける。
五体これ全て求道の為に。文楽座瑪瑙、ファランクスの名はただ名乗るためのものにあらず。
もっぱら瑠璃に振り回されていると思いきや、時々もっとひどいことをしているような気も。

 目指せ立派な極道組長、舎弟はおおよそ20人。
猿渡組八代目(予定)、猿渡次郎。ヴォージェの力はマシラのごとし。
もう何もいうことはありません。完璧なPC1っぷりでしたね!(血涙)


 ある休日、次郎の元に瀕死のノリが駆け込んでくる。
GM/下っ端A=マサ「若、起きてください若!」
次郎「んー、なんだ昼寝してたのに起こしやがって……」(ボリボリ)
GM/マサ「ノリが、ノリがやられました!」
次郎「何だって?」
GM/ノリ「若……すいやせん……外人……部隊に……気を」(がく)
次郎「うおお、ノリー! 野郎ども、カチコミじゃあああ!」
GM/マサ「落ち着いてください若、まだ誰にやられたかすらわかっていません!」

 ある日、文楽座姉妹はセラフィム小坂支部長のジョーさんに呼ばれ、事務所に来た。
瑠璃「なによジョーさん、急に呼び出して」
GM/ジョー「実は外国から、多数の悪魔憑きがここ小坂に来ているという情報を入手した。君たちには何者なのかの調査と、一般人に害を及ぼす場合は排除をお願いしたい」
瑪瑙「どこの国の人なんですか?」
GM/ジョー「それを調べるのが君たちの任務だ」
瑠璃「それを調べるのがセラフィムの仕事でしょ?」(逆ギレ)

 週末の大通りを、七つの傷持つ犬が歩く。ご自慢の尻尾を水平に、威風堂々と。
犬次郎「み……水……」(ばた)
GM/外に出ていたスナックの女の子「あらら、はい、どうぞ」(水を差し出す)
たった一杯の水、そうそれは紛れも無き甘露。命を繋いだ犬次郎は、名も知れぬ女のため、危険に身を投じることになるのであった。

 探偵見習い朝峰燈馬、彼が悪魔憑きとなったのは、とある雑誌編集者で探偵の青年に、奇妙な予言を受けたことに始まる。
GM/日林「やあやあ久しぶり。今実はとある予言書の解読をだね……」
そのとき、一陣の風が! めくれ上がる予言書は、あるページを開いた。
急須/日林「おっといけない……むむ、これは! 燈馬君、今日は何日だったかね?」
燈馬「8日です、先生」
一同「先生!?」)
急須/日林「いま開かれているのは510ページ、今日が5月8日、うむ、近い!
これは5月10日、予言の不確定性を考えると10日前後に何かが起きることを示しているのだよ!」
一同「な、なんだってー!?」)
ゴンタ/同僚編集者ナゴヤ「偶然じゃないのか日林?」
急須/日林「いいやこれは間違いなく、ノストラダムスの予言! しかしわれわれNMRは別の予言の調査にあたらねばならない、頼む、燈馬君、君にこの予言を防いでもらいたい!」
燈馬「はい、先生!」

 ――そしてその少し前、ある良く晴れた日。
GM/看守「もうこんなところへ戻ってくるんやないんやで?」
GM/小藪「お世話に、なりました」
 純白のスーツに身を包んだ男は、少し歩き、タバコに火をつける。
大きく一口吸い込んで、紫煙とともに言葉を吐き出す。
GM/小藪「迎えもなし、か。犬志会も……堕ちたもんやな」



 どうもシナリオ自体はきわめてまともなシナリオだったはずなのですが、PC一同の大活躍のおかげでGMの体力を使い果たし、声を嗄らせる爆笑のものとなったのでありました。その顛末の一部を箇条書きでお届けします。


・あの日林を「先生」と呼ぶ燈馬に、嫌疑の目を向ける文楽座姉妹。
・外人部隊がフランスかアメリカかで喧嘩する文楽座姉妹。
・合流方法を考えてなかったら、本当に合流しないPC一同。
・一度会っていたはずなのに互いを忘れて合流できない次郎と瑠璃。
・スナック「とんぼ」の前で(半ば無理やり)ばったり会わせる。
・猿渡組御用達の闇医者「黒木外科」院長黒木孔雀。応急手当の腕は確か。
・犬次郎&猿渡次郎の犬猿次郎コンビ、情報収集できず。
・瑠璃、ネットで調べようとしたら、2回振りなおした挙句事故。
・師匠とは似ても似つかないマトモな情報収集手段で情報を集める燈馬。
・ダメ英語の乱舞するセッション。「日本に来たんなら日本語で喋りなさいよ!」(瑠璃)
・猿渡組の事務所(屋敷)の屋根の上で吼える犬次郎。
・中ボスで、完全に詰ませたと思ったら瑠璃が衝動表で事故、燈馬は戦闘不能に。
・中ボスと雑魚(外人部隊)を倒して帰ると、組長(父親)が狙撃されていた。
・猿渡組の名前で高級すし「金のさら」を取る瑠璃。
・組長の仇を取るために、次郎を家に残し犯人のところにカチコミに行き、散ってゆく猿渡組の面々。
・朝になり、ようやく組の面々がいないことに気づくPCたち。
・そしてこの日はついに予言の10日に!
・「そう、ヒットマンだった俺は悪魔憑きとして生き返った! ヒットマンリボーン!」
・《熱線》で面白いように焼かれていく雑魚&ボス。7体全員被弾、2体は事故とかありえん。
・ボス戦では戦略、戦術、ダイス目、どれにおいても最悪レベルの事故。1戦闘で10回異常事故ったのはこれが初めてかもしれません。


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3 コメント

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外人部隊といったらフランスでしょう! (GHETTA)
2007-04-30 05:54:00
英語で困ったら「Year!」と叫べば何とかなる。はい、そう信じて止まない、文楽座瑪瑙です。

いやあ、子藪をコヤブ・ジョージという名前のアメリカ人だと信じて(勝手に信じ込んで)ジョージという名前のアメリカ人を探したら、妄言扱いを受けてしまいました。そりゃそうだ。

今回はあまり衝動が溜まらず、三段階にすら入らなかったので、消える事も無く、戦闘中は一発芸の《熱線》以外、黙々と仕事をこなしていましたとさ。

取り合えず、朝峰氏は将来に恐ろしい不安が見えるね。日林の助手かぁ……

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・外人部隊の捜査を依頼され、フランシスの事だと考える文楽座姉妹。
・敵の居場所も分からないのにカチコミに行こうとする猿渡。
・煙突の上で辺りを見渡そうとし、煙に撒かれて煤だらけになってしまう犬次郎。
・北斗神犬は急に二本足で立ち上がり、《無双天征》を繰り出し、敵全員に大ダメージを与え、倒す。
・衝動表結果の延長でジョージを殴り続ける猿渡を残した倉庫にて、何故か人形が爆破。倉庫炎上。

色々有りました。GMお疲れ様です。
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お前はもう、死んでいる。・・・安心しろ、手加減はしておいた。 (急須屋)
2007-04-30 12:47:29
再び水を求めて小坂市にやってきた犬次郎。
中ボス戦での最終段階能力で敵一掃はかなりすっきりできました。
それといくつか修正を。
・世紀末はもう過ぎたのでどちらかというと世紀末に降り立った覇者の方が近いかと。
・最終段階能力は無双天征ではなく無双犬征です。

それとまさか日林に弟子ができるとは思わなかったよ。
GM、お疲れ様でした。
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外人部隊は世界の警察アメリカよ! (ゴンタ)
2007-05-03 15:01:45
英語で困ったら日本語を強制する。文楽座瑠璃です。

やっぱり最後は爆発オチですね。
あれは次郎を止めるため止むに止まれずの行動でしたが…(遠くを見ながら

ところで、新入生の方相手にこのPCたちは今更ながらどうかと思う(笑)

GMさん、お疲れです!!
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