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2008年夏のR会 第四回報告 byGHETTA

2008年09月04日 20時25分57秒 | TRPG会の連絡・報告
はい、というわけで、2008年夏のR会、第四回の報告をしたいと思います。

ラース戦役以降、世界は日々冥魔の侵略に晒されていた。次々と襲い掛かる冥魔の侵略を食い止めている内に何時の間にか周囲は陥落しており、街は孤立し、辛うじて生き延びているに過ぎない状況。
「ギーッシャッシャッシャ。そろそろ年貢の納め時じゃねぇのかよぅ」
ついに冥魔の侵略に屈する時がきたか、そう誰もが思った時、

術はある、と誰かが叫んだ。第九の世界に街ごと移送すれば、少なくとも今は助かる、と。

果たして街は侵略の手から逃れる事は出来るのか?

セブンフォートレス=フォートレス メビウス シナリオ
『誰が為の魂か?』


はい、PLの紹介に参ります。

ハンドアウト PC�
 コネクション カンミュー=カムイ  関係 恩人
 幾度と無く冥魔の侵略を退け、街を守り抜いてきた貴方だったが、目の前に見える冥魔の大群を目にし、今回ばかりは本当に駄目だと思った。
 その時だった。何処からかやって来た女が、この街を救う術がある、と叫んだのは。
 このままではどうせ冥魔の僕となるか死ぬだけだ。貴方はその女の言う事を聞く事にした。
 かくして、其れは真実と思われた……

ミレーナ=クリスサンド(ソーサラー/キャスター 24歳 女 PL 安綱)
コアントローの街に生まれ、エリートとして育てられる。街を愛し、民を愛し、どこまでも街を護ろうとする御姉様。守衛隊長です。
意志の強さだけは誰にも負けません!

PC�
 コネクション ルクサンド=ラスキー  関係 同僚
ヴァルキュリオス帝国の密偵として、貴方が同僚であるルスサンドと共にドラグテイル王国を秘密裏に調査しに来た時、貴方はこの国の住民の多くが冥魔である事を知ってしまった!
気がついた冥魔達が生かして返すわけにはいかないと貴方達を襲い、貴方達は地下牢に入れられてしまう。
そんな時だった。このような声がしたのは
『ここから出たいかい?少々協力してくれるなら出してあげなくもないのだけれど』
 貴方達二人がその声に首を縦に振った時、貴方達の視界は闇に沈んでいった……

アイリーン=リデル(エンジェル/ディフェンダー 14歳 女 PL 00doll)
王家の血筋を引いているが故に、継承権を失くす為にこっそりと亡き者にしようと、まず捕まって処刑される可能性の非常に高い密偵として使わされた少女。但し、本人は捕まっても本国から助けが来るものだと思っている。
何故か《異界の因子》で《下僕バリアー》を憶えており、同僚のルクサンドを盾に使う。

PC�
 コネクション アンゼロット  関係 主人 又は 忠誠
「ちょっと別の世界で何か良からぬ事を企んでいる輩がいるそうですので、ちょちょいとぶちのめして解決してきてくださいな」
 いつものようにそこそこに適当な御命令を受けた直後、貴方は彼女の開けた穴に落とされる。
うむ、アンゼロット様の事だ。きっと深い考えがあって貴方を選んだのに違いないだろう。
 あっという間に穴は終わり、貴方は地面に投げ出される。
通り抜けた先は、異世界でした……

ドレナム=リグ=ソレル(プリースト/ヒーラー 20歳ぐらい 男 PL シゲ)
幼い捨て子(男の子)を拾い、頑張って育てようとする未だ青年さん。
巻き込まれ型であり、あれよこれよとする間に状況が進んでしまい、いつも苦労ばかりしているそうで……

PC�
 コネクション カンミュー=カムイ  関係 疑惑
「パンパカパーン。貴方は世界の守護者に選ばれました」
目の前に現れた女はそう言うなり、貴方を地面に開いた穴の中に引きずり込んでしまった。
中は暗闇、上下左右の感覚は無く、唯々落ちてゆく感覚ばかり。
一体何が起きているのか?というか、何があったのか?
あっという間に穴は終わり、貴方は地面に投げ出される。
通り抜けた先は、異世界でした……

十五夜 三日月(忍者/アタッカー 15歳 男 PL ダムー)
彼は一応高校生。きっと高校生。でも忍者。しかも無自覚。時たま人格が変わるけど、それもきっと忍者だから。
こちらもかなーりの巻き込まれ型であり、不幸ばかり身に降りかかる。


各人、OPにて

ミレーナ、クリムの率いる冥魔の大群に負けそうになった頃、突如として現れた女、カンミューの「街ごと第九の世界に飛べば助かる」という話に、苦渋の選択として首を縦に振る。結果、街は一面闇の何処とも知れない空間へと飛んでしまう。
何故街を助けたのか、と尋ねるミレーナに対し、
カミーユ「実験の為であるし、また、自分の利益の為でもある。それに、人助けは悪い事かい?」
とりあえず、感謝の意を述べるミレーナ。

アイリーン、地下牢に捕まり、きっと助けが来てくれるわよ、と言い、本当にこの娘は己の立場を理解しているのだろうか?とルクサンドに呆れられる。その後、響いてきた声に助けを求めると、急に足元に穴が開き、二人して落下。

ドレナム、アンゼロッドに呼び出されて、
アンゼロッド「ちょっと行って欲しいところがあるのですけれど、宜しいですか?」
ドレナム「嫌です」
アンゼロッド「そうですか、それは残念です。で、ちょっと行って欲しいところが……(以下同文)」
結局首を縦に振らざるを得ず、彼は地面に開いた穴の中に姿を消した……

十五夜、新学期が始まる学校への行き道、急に響いた声と共にその足元の地面に穴が開き、逆らう術無くそのままその中へと落ちていった……

各人のOPの後、一同は時空を彷徨うコアントローの街に降り立つ。(先に来たのはドレナム。次にミレーナの頭の上に三日月、ドレナムの頭の上にルクサンドとアイリーン。当然ぶつかり合い)
街の守衛隊に囲まれるアイリーン、ドレナム、三日月、ルクサンド。しかし、何処からか現れたカンミューが集まった一同を見て、
カンミュー「ああ、彼等はボクが呼んだんだ」
カンミューに事情を説明させる為に、一同を適当な部屋に移動させるミレーナ。

帰りたい、という三日月やアイリーンの言葉をそこそこに、マイペースに話すカンミューの説明によると

現在この街は時空の間を彷徨っている。つまり、空間として非常にあやふやな場所に存在している。
どうやって移動させたか、というと、冥魔達が使っている古代神の力を少々横から割り込んで、利用して次元穴を作ったのだという。
このままでは当然街は時空の何処かに消えてしまうのだが、もし、時空のどの辺りにこの町があるか、他の世界が認識したらどうなるだろうか?街は時空の定位置に固定され、第九の世界として存在できるのではないだろうか?
勿論、この街だけで世界を形成する事は出来ないだろうから、世界を形作る存在がいる。それが第八世界から呼ばれた三日月である。彼には『裁定者』としての力が有り、世界の理を作成する力が存在している。

という説明を受ける一同。試しに三日月が空を飛べるか、と念じてみると、確かに彼の身体が一瞬だけ宙に浮いた。
多少の疑問を持ちつつも、とりあえず一応の理解を示す一同。

アイリーンが城壁の外の暗闇を眺め、放り込んだロープやら何やらが途中で切れたりするのを確認した後、
アイリーン「ルクサンド。GO!」
ルクサンド「俺を殺す気か!」
そんな漫才をしていると、ふと、闇の一部から誰かが体を引きずり、現れようとしているのを見つける。
現れたのはクリム。しかし、連れている配下はやたらとぼろぼろで、かなり弱っている模様。クリム自身、演出で打たれる攻撃で撤退させられる。

軽く戦闘。最初はおろおろしていただけなのに、急に人が変わったように攻撃を始める三日月に軽く驚く一同。
かなり弱い敵を軽く蹴散らし、あっという間に戦闘終了。

戦闘が終わったときに、カンミューが現れ、ミレーナがどういうことか、と問い詰めると、彼らはきっと次元穴から無理やり入ってきたんだろうよ、だから矢鱈と消耗していたんだと思う、と推測を述べられる。以降も来るかもしれないよ、とだけ警告し、カンミューは去る。

そして数日が経過する。相変わらず、時折冥魔の軍が襲い掛かってくるも、かなり弱体化しており、軽くいなせるレベル。

三日月、カンミューの部屋を訪ね、元の世界に戻してくれ、と頼むも、君がこの世界から消えてしまったらこの世界は消えてしまうのだけれども、それでも君は良いのかい?君はこの世界の人々が消えてしまっても構わない、と?と言われ、苦々しい顔で悪態を吐く。
一応、ちゃんとした世界には帰してあげよう、約束はつける。

街の人々には元気が無く、中には何時の間にか居なくなっている人すらいるという。一体何が起こっているのか、カンミューにミレーナが聞きにゆくも、人々に元気が無いのは、きっと三日月君がその気で無いが為に認識する力が弱く、プラーナを大量に使わなければ街が維持できないからではないか?それから、人が消えるのは、勝手に待ちの外へ出て、闇に呑まれてしまったのでは?と言われる。
もしこのまま人からプラーナを吸われるのであれば、例え冥魔の軍の中であろうと、街を元に戻して欲しい、と伝えるミレーナ。その言葉には頷くも、ボクとしてはあまりお勧めしない、と答えるカンミュー。

一方、アイリーンはあの冥魔、クリムから詳しい話を聞きだしてやろうと、ルクサンドに命じて罠を大量に作らせる。
そしてまんまと引っ掛かるクリム。トリモチで動けなくなった彼女を尋問する一同。
クリムが言うに、確かにこの街は何処か分からない空間に存在しており、次元穴からここへくるには大量のエネルギーやらプラーナやらを消耗せざるを得ない事を話す。
後、自分達は此処の城壁を越える前にてめーらにぼかすかにされているから、当然中の人を攫う事など出来ていないと、やや自爆。

クリムの言葉に考え込む一同。その間にクリムは罠から抜け出し、逃げ出してしまう。
追おうとするも、闇の一角から再び冥魔が現れ、一同、追うのを止めざるを得ず。
現れたのは、ラース=フェリアでは見たこともない冥魔達。但し、やっぱりかなり弱体化しており、演出で排除される。

ここで情報収集タイム。分かった事は以下。
�さきほど襲ってきたのは、ファー・ジ・アースの冥魔である。
�この街はラース=フェリアとファー・ジ・アースの狭間に存在している。
�街の住人達は『街』そのものにプラーナを吸われている。
�街の中には至る所に偽装した『裏蟲』が存在している。この『裏蟲』は、ファー・ジ・アースで魔王と呼ばれる者達が情報収集やら監視やらによく使う生物である。
�街全体が巨大なフォートレスであり、ルーラーはカンミューと一部の権限のみ三日月、コアは三日月である。
�カンミューは、本名をカミーユ=カイムンと言い、ファー・ジ・アースの裏界の魔王である。

どうやらカミーユは、己の支配下を荒らす冥魔に手を焼いており、冥魔たちと支配下の間の空間に結界の張ったこの町を割り込ます事によって、支配圏の城壁代わりに使用しているらしい。街の人のプラーナが吸われているのは、フォートレスの維持の為と、あと、カミーユが労無くプラーナを集める為である。

真実を知った一同は、カンミュー、否、カミーユのいる場所へと押しかけ、互いを元の世界に戻すように要求。企みがばれてしまったカミーユはおどけた様子で肩をすくめ、
カミーユ「そうだね。ばれてしまってはしょうがない。残念だけど、君達のプラーナを戴いて御仕舞いにするよ」
そして戦闘へ……

短期決戦、と宣言するGM。勝利条件はカミーユ以外の敵の全滅。
裏蟲やレッサーデーモンを《戦術指揮:SL5》によって圧倒的に強化した上で、三十六計を使用して敵味方の位置を変えてくるカミーユに、一同は只管に敵の猛攻に耐え続ける。
プラーナを使い尽くし、ポーションも尽き、ボロボロになった一同は二ターン目を過ぎても三体居る裏蟲の内の一匹と二匹居るレッサーデーモンの内の一匹しか倒せて居らず、危機的な状況を迎えるも、実はこのカミーユの代行分体はフォートレスの維持に大量のMPを使っており、二回の戦術指揮と四回の三十六計で既にMPが尽きていたため、三ターン目からは《戦術指揮:5》が無くなった為、何とか蹴散らす事に成功。

雑魚を一掃した一同に感服を示し、フォートレスを消滅させるカミーユ。
そしてフォートレスは消え、街は再び闇の中に消えた……
(ここで各人サイコロを一つ振り、出目でラース=フェリアに移動したか、或いはファー・ジ・アースに移動したかを決める)


三日月とドレナムが気がつくと、其処は見慣れぬ森の中だった。
遠くからは闘いの音、音のする空は赤く燃え、助けを求める人の声が耳に届く。
二人はラース=フェリアへと飛んでしまっていた。
どうしたら帰れるのだろうか、彼等は苦悩することとなった……

ミレーナが目を覚ますと、街は相変わらず闇に包まれていた……否、荒れ果てた荒野と、蠢く暗闇に囲まれていた。
次元の狭間とはまた違う風景。其処は『裏界』と呼ばれる場所だった。
大変な事になっちゃったわね、と後ろから声をかけるアイリーン。果たして、彼女達は、コアントローの街はどうなってしまうのだろうか……


ってなところでした。かなーりキャラメイクに時間がかかってしまった為に終わるのもかなり遅くなってしまい、申し訳無かったです。やっぱりいきなり3レベルは辛かったですかね。反省します。

とりあえず、参加していただいた方々、御疲れ様でした。
これで2008年夏のR会 第四回報告を終えます。

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