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World made from WILL 第一話の1      by安綱

2008年04月25日 22時58分04秒 | TRPG関連
ナイトウィザード2NDでキャンペーンをやり始めました。
構想自体は二年ぐらい前からあったけど、4回とかなって、しかもNWの2NDが出たのでこれはやるしかないと思い、準備しそしてついに第一回が行われました。
(まあまだ最終戦闘終わってなかったりしますが)


OP前 マスターシーン
裏界のどことも知れぬ場所、そこに、三つの影があった。そのうちの一つが言葉を紡いでいる。
「・・・って事。それを使えば十分に可能じゃないかな。」
「どうもこうもない! そのような事、裏界の魔王がまるでおめおめと逃げ出すかのようではないか!!」
一つの影が怒りに満ちた声で糾弾する。しかし、その影は言葉を続ける。
「・・・そうね、そう思われても仕方がないと思う。けど、あなたも本当はそうじゃないの?
この長い永い闘争の日々が、自分の力の一部すらまともに振るう事のままならない現状が、嫌にならないの?
あの一件、幻夢神まで出てきた事。忘れたわけではないでしょ。」
「自らの居城奥深くまで踏み入れられ、宝玉も奪われた者の言とも思えぬが?」
言われた影の顔が歪む。しかし、それでも言葉を続ける。
「だからこそ、だよ。それに、消耗してるのはヌーだって同じじゃない。幻影に相当つぎ込んでたんでしょ。」
ヌーと言われた影は痛いところを衝かれたような顔をした。
「・・・く、お前はどうなのだロナ! 本当に乗る気なのか!!」
今まで話に加わっていなかった影は、しかし無言でヌーをじっと見つめている。

しばしの静寂

「・・・しかし、肝心のそのオーブがなければ話にならないのであろう?」
「それに関してはアウナスが動いてる。とりあえず、それまでは幻影の処理かな。」
「・・・それも仕方のない事ということかの。」
そう言うと影は姿を消す。
その数瞬後には、そこには何もなくなっていた。

今回予告
“マジカルウォーフェア”
ファージアースを揺るがせたこの戦いは、それに関わるあらゆる存在に影響を与えた。
それは人間にも、エミュレイターにも、そして世界自身にも。
戦いはひとまずの終焉を迎えたが、それで全てが終わったわけではない。
いや、むしろ始まりとすら言えるだろう。
今静かに、再び“世界”の危機が、直ぐそこに迫っていた。
戦乱の白、渡り行く蒼、輝ける翠、そして光を飲み込みし紅が世界を変革せんと動き始める。

ナイトウィザード2ndキャンペーン
「World made from WILL」
第一話「再会」
「やっと、会えた。」

・・・ここでいきなりGM大ポカ。orz ナイトウィザードをセブンフォートレスとか言ってしまい総突っ込み。あるぇー?

キャラ紹介
PC1  PL K
佐倉 恭介(さくら きょうすけ)
アタッカー/錬金術師
天性の錬金術師で、幼い頃は怪しい機械(ワンダーガジェット)を作っていた。
5年前その力を見込まれ輝明学園中等部に預けられたが、授業は全て判るからと屋上でずっと本ばかり読んで過ごしてきた。現在高等部2年。やや内向的な性格で、地味に毒舌。両親を亡くしているが瑞原 美森という幼馴染がいる。

PC2  PL 朱雀
四季邑 隼人(しきむら はやと)
キャスター/夢使い
世界の記録者の家系である四季邑家を若くして継いだ高校生。
世界の危機でもない限りは、あらゆる事象から一歩身を引いたような態度をとる。その性格ゆえか、学校も転々としている。転校のつど『偽りの記憶』で他の生徒の記憶を消しているが、彼が今いるのはかの輝明学園である。
最近は突っ込みをおぼえ始めたらしい。

PC3  PL GHETTA
火境 穂酒(ひざかい ひなみ)
ディフェンダー/転生者
前世は男だったという女。しばしば過去の記憶がフラッシュバックし硬直する。
瑞原 美森を前世において深い仲だった女性の転生体と思い込み、傍目にはわけのわからない言動を頻繁に行う。胸があるのに(から?)しばしば上着を脱ぐ癖あり。

PC4  PL むっく
鬼芥子 雛(おにげし ひな)
ヒーラー/侵魔召喚師
隻眼の竜に呪いをかけられたオレっ娘。23歳女。
かけられた呪いにより全身が少しずつ竜と化してしまうため、それを止めるための手段を探している。
人を見たらエネミー識別をしたがるお嬢さん。

PC5  PL 急須屋
ヨハン・アルゼ
アタッカー/異能者
裏界に興味のある泥棒。
とある魔王としばしば戦っている。
・・・詳細はPC5のOP参照

NPC

瑞原 美森(みずはら みもり)
長野の奥のほうにある洋館に父と二人で住んでいる、佐倉 恭介(さくら きょうすけ)の幼馴染。
剣道部に所属している、活発で考えるより先に手が出るような性格。

瑞原 零間(みずはら れいかん)
瑞原 美森の父親であり、60歳を過ぎて現役を退いたが未だ衰えぬ腕前のウィザードでもある。

璧 冷子(へき れいこ)
瑞原家の使用人。長年この屋敷に使えている。

ジルベルト
屋敷に来ていた零間の客人。180㎝ほどの大男。
彼の持つ買い物袋の中にはなぜかネギが入っているらしい。

PC1-5のCF
1 C7F2
2 C7F12
3 C8F5
4 C4F3
5 C8F2


・オープニング

PC2のシーン
世界の守護者アンゼロットに呼び出された隼人
アンゼロット「これから私のする質問に、ハイかイエスでお答えください。それHurry! Hurry! Hurry!」
隼人「ええ、いいですよ。なにをすればいいんですか。」
アンゼロット「・・・あっさりOKされても調子が狂いますね。」
そして、四魔貴族という魔王の集団が動いていると言われ、その目的と動向とを調査して報告する事を指令される。
隼人「目的と動向の調査、ですか。妨害とかではなく。」
アンゼロット「ええ、四季邑の一族であるあなたにはちょうどいい任務だと思いますが?」
隼人「なるほど。その通りですね。」
そして渡された資料には、四魔貴族についての調査結果が記されていた。
(情報収集判定で内容が決まりました)
四魔貴族の構成は、魔戦士公アラケス、魔炎長アウナス、魔海侯フォルネウス、魔龍公ビューネイの四柱であり、それぞれサロウォン72神のうちの、アロセス(52) アミイ(58) フォルネウス (30) ブネ(26)に相当する魔王であることが判明した。
アンゼロット「それでは、さっそく向かってもらいましょう。右に二歩歩いてください。」
隼人が一歩二歩歩いた瞬間、床がパカッと割れて、なぜか大気圏突入して任地に送られるのであった。

PC4のシーン
数ヶ月前、マジカルウォーフェアのうちの一幕
の目の前で、隻眼の巨竜が彼女を見下ろしていた。そこは戦場、彼女の仲間は全て既に地に倒れ伏し、彼女だけがまだ立っていた。
隻眼の竜「ほう、まだ立っているのかえ。骨のある人間よの。」
「くっ、お前らなぞに俺は屈しない!」
隻眼の竜「なるほど、お前たち、やっておしまい。」
竜がそう言うと、竜の側に仕えていた、鳥・犬・そして赤子の首の姿をした魔物がに襲い掛かる。満身創痍であった彼女がその猛攻を一人で受けきれるはずもなく、ついにその場に崩れ落ちてしまう。
しかしそれでも屈しようとしないの姿を見て、隻眼の竜は彼女の体を両手で掴み上げる。
「くっ! でも、最後にお前を呪ってやる!」
そう言うと彼女は懐から巻物を取り出し、印を結ぶ。
「お前は俺に殺される! これはそういう契約だ!!」
彼女の必死の抵抗を見て、隻眼の竜は面白そうな顔をする。
隻眼の竜「なるほど面白い。ならばわらわも汝と契約を交わそうぞ!」
邪なる呪法がの体を取り巻き、体に吸い込まれていく。
隻眼の竜「それは汝とわらわの契約の証。汝にわらわも殺せる力を与えよう。それまでに人心を失った一匹の竜と化さねばな!!」
その声を聞きながら、の意識はゆっくりと薄れていった。

そしては目を覚ました後己の身の呪いのことを調べ、解呪の方法を探す。
そんな彼女の前に現れた一人の吟遊詩人。彼はにディバイディングオーブという宝珠の事を教える。あらゆる存在を分断する力をもったその宝珠なら、彼女の呪いも解けるに違いない。そう言い残して去っていく。
のPL「しまった! この詩人に『秘密公爵の告げ口』使い忘れた!」)
そしてその在り処である長野県の奥に向かうのであった。

PL3のシーン
前世の記憶の夢を見て目覚める穂酒。瑞原零間と会う約束をしていたので、約束の喫茶店に向かう。
零間「よく来てくれたね穂酒くん。今日君に来てもらったのは、頼み事があるからなんだ。」
穂酒「なんでしょう?」
零間「実は、家にこんなものが届いてね。」
そう言うと零間は一枚の紙を取り出す。
そこには、『瑞原家に存在する秘宝を貰い受ける』と書かれていた。
穂酒「なるほど、前世でも確か・・・」
零間「我が娘が狙われているとなれば・・・!?」
しばらく二人でかみ合ってない会話が行われる。
零間「まあ、冗談はそれとして、秘宝というのはおそらく我が家に古くから伝わるものの事だろう。だから君には、その秘宝を渡さないための警備をしてほしいのだよ。」
穂酒は快く引き受け、長野へと出発したのだった。

PC5のシーン




PC1のシー・・・だめですかそうですか。

改めてPC5のシーン
ここはとある月匣の中。下級のエミュレイターたちが暇を持て余していた。
エミュ1「フウ、ヒマダナア」
エミュ2「ソウダナア」
???「バカもん! たるんどるぞ!!」
そこにあらわらたのはトレンチコート姿の男
エミュ1「ハッ、スミマセン! 魔王ゼニーガ様!!」
ゼニーガ?「うむ、しっかり警備するのだぞ!!」
そう言い残して去っていく。
しばらくしてゼニーガの来たほうから全く同じ姿の男がやってくる。
ゼニーガ「おい、ここに俺の姿をしたやつが来なかったか?」
エミュ2「ハイ、キマシタガ?」
ゼニーガ「ばっかもーん!!そいつがヨハンだ、追えー!!!」

ゼニーガ?改めヨハン「あーばよ、とっつあーん!」

(GM「・・・・・・キャンペーンでなにやってるんだろうこいつは。」)

そしてヨハンは、魔王ゼニーガから得た情報を解読するために、知り合いの研究者であるレオニードの下を訪れる。
ヨハン「よう教授!」
レオニード「教授と呼ぶなと言っているだろう! 教授と名乗るやつにろくなのはいないのだ!」
ヨハン「で、何か分かったのか?」
レオニード「ふむ、君は裏界というものをどう考えるね?」
ヨハン「ああ、エミュレイターが居るところなんだから、お宝がわんさかあるんだろうなぁ、行ってみたいもんだぜ。」
レオニード「ふむ、なるほど。私はこう考えているのだよ。裏界とは、このファージアースと同様に一つの世界が広がっており、エミュレイターといわれる連中が、私たちのように暮らしているに違いないとね。」
ヨハン「それで? 何が分かったんだ?」
レオニード「ふむ。話は飛ぶが、この日本で最も空間の揺らぐ場所は秋葉原だ。しかしあそこはアンゼロットの厳重な監視下に置かれている。そこで二番目に空間の揺らぐ場所を探していたのだが、それがやっと見つかったよ。長野県の、ここだ。」
そう言ってレオニードはコンソールに地図を映し出す。
レオニード「おそらくこのあたりだろう。そこに行けば手がかりくらいは掴めるだろう。瑞原零間という男を頼るといい。」
ヨハン「オーケー、いってみるぜ。」
ヨハンが出て行くと、レオニードは呟く。
レオニード「ふむ、まあ運良く何か掴めればよし。何か起きるのならそれをじっくり観察させてもらうとしようか。」

PC1のシーン
恭介は、久しぶりに長野の家に帰ってきた。
自分の家にはもう誰も住んでいないし、どうしようか逡巡していると、後ろから声をかけられる。
美森「やっと、会えた。お帰り、恭介。」
数年ぶりに再会した彼女は、恭介が戸惑うほど成長した姿で、そこに居た。

回想シーン         (その2へ続く)

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