この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

大晦日は。

2006-08-17 23:17:20 | 戯言
 江原啓之はインチキだと思う。
 のっけからいきなり江原啓之ファン、マニア、支持者、シンパ、その他大勢1000万人ぐらいの人たちを敵に回すような発言をしてしまったけれど、これは何も江原啓之だけがってことではなく、自分は無神論者であり、すべての宗教、占い、オカルト、幽霊、宇宙人、サンタクロース、細木数子、その他諸々すべてのあらゆる非科学的存在を否定するスタンスなので、あぁ、この人は目に見えないものの存在を信じられないかわいそうな人なんだ、ぐらいの優しい目で見守ってやってほしい。笑。
 江原啓之はインチキだと思う、とはいったけれど、インチキと一言で言っても世の中にはいいインチキと悪いインチキがあると思っている。
 例えば最愛の恋人を亡くしたばかりの女性に、
「貴女の恋人は貴女のそばで貴女のことを見守っていますよ。貴女が幸せになること、そして貴女が強く生きることを望んでいます」
 そういって彼女を励ますことはとてもいいことだと思う。自分は霊の存在なんてこれっぽっちも信じてはいないけれど、そういう口上で霊を利用するのは悪くないと思うし、むしろそれこそが本来の宗教の在り方なのではないだろうか。
 江原啓之のスピリチュアル・カウンセリングもおそらくこれに類するものであろうから、否定する気はまったくない。
 江原啓之という人物は人格者なのだろう。人が不快に思うような発言は決してしないというし。ここら辺が存在し続ける限りひたすら敵を増やしていく細木数子とは大違いだ。笑。
 ただ、人が不快に思うような発言はしないけれど、問題発言がないというわけでもなく、聞いた話では彼は和田アキコにレイ・チャールズの霊が(守護霊として)取り憑いているといったらしい。そりゃ歌手を生業とするものに、ソウルの神様が守護霊ですよ、といえば感激もするだろうが、実際和田アキコはレイ・チャールズを尊敬していたらしいし、でもこれはいくらなんでもリップサービスがすぎるというものだろう。
 レイ・チャールズは偉大なミュージシャンである。といっても自分が彼について知っていることといえばせいぜい若い頃の彼がジェイミー・フォックスに似ているということぐらいだけれど(←逆である)。
 ともかく、レイ・チャールズも死後面識のない、東洋の島国の図体と態度がデカいだけの女の守護霊になるためにその一生を音楽に捧げたのではあるまい。
 レイ・チャールズの霊が存在したとしても、彼にも大勢のミュージシャンの親しい知り合いや可愛がっていた弟子がいたであろうから、日本の音楽業界の行く末に興味があるとも思えないし、普通に考えればそちらに取り憑くだろう。
 第一、彼の遺族もいい顔をしないだろう。貴方のご主人は東洋の(以下略)の守護霊になっているらしいですよ、と聞かされたら(レイ・チャールズに妻がいるかどうかは知らないが)。普通に考えれば、うちの主人を勝手に二流の歌手の守護霊になんかにしないで!と抗議をするのではないだろうか。
 江原啓之の今のやり方が拙いとは思わない。実際彼のカウンセリングによって救われた人も多いのだから。彼らにとってその救済のやり方がインチキかどうかなんて瑣末でしかない。
 ただ、生まれ変わりだの、守護霊だのと持ち出す場合には出来るだけ没後歳月を経た人がいいだろう。亡くなったばかりの人だとボロが出るかもしれないから。
 それからこれは自分が興味本位で望むのだが、江原啓之と細木数子の対談を見てみたい。普段自分は二人の出演番組は決して見ないのだけれど、もしこれが実現すれば信条を曲げて見ようと思う。いや、是非とも見たい。
 江原啓之の口からどのような言葉が出るかはおおよそ見当はつく。何しろ彼は人格者であるから、決して細木の悪口は言わないだろう。
 問題は細木数子の方である。彼女は自身の存在を脅かす、というか勢いにおいてすでに自分を遥かに上回る江原のことを決してよくは思っていないだろう。だが仮にも天下のスピリチュアルカウンセラーに対して、例の決め台詞「地獄に落ちるわよ」は使えまい。いや、対談の最中、我を忘れた細木数子がいろいろと暴言を口走ってくれたら面白いのだけれど。
 ともかく、江原啓之と細木数子の対談が実現すれば、その注目度も亀田興毅の初防衛戦の比ではないだろう。実現不可能な企画でもないと思うので、大晦日の夜にでも紅白の裏番組で是非やってほしい。二人の対談を(表向き)不可能だとする理由もないと思うので、テレビ局の方、是非一考願いたい。
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ドライブ。

2006-08-16 23:45:52 | 旅行
 ネットの知り合いの方から、那珂川の方に美味しい蕎麦屋さんがありますよ~と伺ったので行ってみることにしました。
 秘湯を求めて泊りがけではげの湯温泉まで行ったことのある自分には那珂川なんて超楽勝♪です。実際近かったし。笑。
 その蕎麦屋さんの名前は『純手打ちそば そばの木』。外見はロッジ風とでもいえばいいのでしょうか、ともかく蕎麦屋には見えない。笑。
 メニューはもりそばとそばの木セットとかも南蛮のみ。うわ、シンプル。自分は当然セットを注文しました。
 まず出てきたのがそば粥。蕎麦の実のお粥です。蕎麦の実なんて食べたことなかったんですけど、車の運転で体力を消耗していた自分の胃にはぴったりでした。美味。
 続けて出てきたのがサラダなんですけど、いわゆるイタリアンサラダっていうやつでしょうか、ドレッシングが洋風なんですよ。とても蕎麦屋で食べるサラダとは思えない。でもなかなかの美味。
 その次に出てきたのが白菜の握り。白菜ですよ、白菜。白菜の握りなんて聞いたことがないですよ、奥さん!!自分が食べたヤツには少し芯があったかな、でもやっぱり美味でした。笑。
 締めで登場したのがもりそば。また風変わりなもりそばなのかなと思いきや、よく見かけるもりそばでした。笑。味はますまず合格点をつけていいぐらいに美味しかったです。
 食後、同じく知り合いから聞いていた『那珂川 清滝(せいりゅう)』という温泉へ。
 この範囲で蕎麦屋と温泉があるのは嬉しいですね。日帰りのドライブにはちょうどいい感じです。
 自分は普段温泉に入るとき最低限のお金だけ持って財布を車のグローブボックスとかに置いていくのですけど、その方がどちらかといえばまだしも安全なような気がするので、この日も千円だけ持って入り口まで行ったんですけど、入浴料を見てびっくり!!¥1400でした。今まで自分が入ったことのある入浴施設の中で間違いなく一番高い。笑。
 もしこれで設備がお粗末だったらそれこそボッタクリですが、さすがにそんなこともなく、¥1000以上の入浴料も納得の充実した温泉設備でした。何しろ入浴する際にはめるリストバンドで館内の買い物も出来ちゃうのですから、うわぁ、ハイテク~って感心しました。露天風呂も男女合わせて十四もあるらしいですしね。このお風呂の数も記録かな。笑。
 自分は一時間そこそこでお風呂からあがってしまったけれど、それだと少し勿体なかったです。
 近場でいい温泉と蕎麦屋が見つかったのは嬉しい限りです。また今度、ゆっくりと行ってみたいと思います。
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テレビブロス(8/19~9/1)は本日発売♪

2006-08-15 23:59:18 | テレビ
 テレビブロス(8/19~9/1)は本日発売♪
 というのは。盆休みということででしょうか、昨日の月曜日にはコンビニでフツーに売られていましたよ。 
 でも先週号の告知には8/16発売とあります・・・。
 これだから大人ってヤツは信じられないんだよ!!(大人子供は関係ないじゃろ!!)
 よい子のみんなは無事に発売日に買えることが出来たかな?

 と、本文に入るその前に。
 普段は出来るだけ政治的ネタを書くことは避けているんだけど、そういうことを書いてろくなことがあった試しがないので、でもまぁ今日は特別、小泉首相の靖国参拝について拙いことは十分承知で自分の考えを述べてみたいと思います。

 小泉首相がもし本当に恒久平和を尊いものと考え、自らの不戦の決意を靖国神社に祭られている戦没者に報告し、世界に向けて表明するために靖国神社に参拝したのであれば、それはとても立派なことだ。誰かに、もしくはどこかの国に、文句を言われる筋合いではない。
 が、残念なことに小泉首相は平和が尊いものだなんてこれっぽっちも考えてはいない。そのことは自衛隊のイラク派兵を振り返ればよくわかる。
 小泉首相の靖国参拝は、彼一流のパフォーマンスに過ぎない。ただ単に自分が外圧には屈しない政治家であることを証明したかったに過ぎない。
 小泉首相は自らの靖国参拝の正当性を宗教の自由、信仰の自由に求めている。なるほど、憲法は宗教の自由、信仰の自由を保障している。誰もそれを犯されるべきではない。だが、小泉首相はそもそも自由という言葉の意味を履き違えている。
 この場合の自由とは、他人に迷惑を掛けない限りは、と限定した上での自由だ。決して無制限の自由をいうのではない。
 小泉首相の靖国参拝によってアジア各国との関係は確実に悪化し、それによって日本国民が被る不利益は尋常ならざるものがあるだろう。一個人のパフォーマンスで許されうるものでは決してない。
 自分は無神論者であるから霊の存在など信じてはいないが、もし仮に存在するのであるとしたら、戦争が終結して六十年という月日がたち、なお一個人のパフォーマンスの道具に使われる旧日本軍の英霊たちが哀れでならない。
 
 ま、こんなところかな。では以下本文へレッツゴー。 

 特集の『カムバック!ツッパリ魂』、『バスケが見たいんです』、『板尾創路の頭の中』、みんな興味なし♪ほぼスルー。
 唯一『ここがヘンだよ 寝不足自慢』だけまともに読んでみる。
 というわけで、ここで不眠にお悩みの方に特別に快適な安眠法を教えてしんぜよう!!
 心して読みたまえ!!(何を偉そーに。。。)
 その方法とは単純明快、出来るだけ暗く、静かな部屋で寝る!!これだけ!!
 目を開けてカーテンから月明かりが漏れている、暗闇の中でも蛍光灯がどこにあるかうっすらわかる、こういった部屋ははっきりいって快眠を得るには明るすぎ!カーテンを二重にするか、厚手のものに替えてみる。
 だいたい目を開けて、周りが明るいからこそ、人は自分が目を開けたことに気づいて覚醒するの!真っ暗だと人は自分が寝ているのか起きているのか認識できないから、自然と深い眠りにつけるの!乱暴だけどこれ本当!
 それから音も出来るだけシャットアウトする!!
 今使っている目覚し時計がチッチッと音を立てるタイプだったら無音のものに替えてみる。これだけで安眠の度合いが違うはず!!
 あとクーラーも実は貴方の安眠を阻害している!クーラーの稼動音は結構うるさいから!だからクーラーは寝る寸前までつけていて、布団に入ると同時に消す!
 まぁ不眠のお悩みの方は一度試してみてください。
 いわずもがなのことですが、効果がなくても当方は一切責任を取りませんから!!

 これだけ書いたら疲れちゃった!今日は寝る!以上!!
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私、脱いだらすごいんです♪

2006-08-14 23:34:50 | 日常
 ネット上では軟弱なモヤシっ子と思われがちな自分ですが、ここだけの話、結構鍛えてます。いや、本当。
「あら、坊や、脱いだらすごいのね」ってよくいわれるぐらいですから(って誰からじゃい!)。
 まぁそれは冗談ですけれど、鍛えているっていうのは本当で、自分への誕生プレゼントに『EMSスリムエクサベルト』って怪しげな器具を買っちゃうぐらいですしね。一応あれからたまにですがベルトを装着してますよ。ブログの記事を書いているときとか、部屋の片付けをしているときとか。今もそう。
 ベルトを購入する前もずっとトレーニングは続けていて、朝起きてまずすることといえば腕立て伏せ30回(調子いいとき、時間があるときは40回)。なんだ、30回かよ、って思われるかもしれませんが、少ない回数でも負荷が掛かるように、足先は踏み台に乗せて、さらに普通の腕立て伏せではなく、拳を握りこんでの拳立て伏せってヤツをやっています。
 一時期は腹筋を主に鍛えていたもあって、その頃は会社から帰ると衣裳ダンスの一番下の引き出しを少しだけ引っ張り出して、そこに足先を引っ掛けてひたすら腹筋運動(膝を軽く曲げ、両手を頭の後ろで組むやつ)をやってました。
 それでひたすら腹筋運動ばかりやっていて、最終的には200回出来るよーになりました。これも本当。腹筋運動を日常的にやってる人ならわかると思うんですけど、あれってある程度回数をこなせるようになったら、いくらでも出来るようになりますよね。
 200回やったときもこれが限界ってわけじゃなくて、お尻の皮が擦れて、そこがどうにも痛くなって止めました(100回以上だと下に何を敷いていても結局最後にはあまり意味がなくなってしまうんです)。
 けれど親父が亡くなって、衣裳ダンスのところに仏壇を置くことになり、腹筋運動をすることもなくなってしまいました。
 しばらくしてシフトアップベンチを購入したので、また腹筋運動を再開したのですが、ベンチを引っ張り出すのが面倒なので、あまり(腹筋運動を)やらなくなってしまいました。
 とはいえウェイトトレーニングそのものをサボっていたわけではなく、ほぼ毎日腕立て伏せはしていて、胸板も厚くなったような気がするし、筋力そのものは自分ではアップしていると思ってました。
 それで、今日久しぶりに腹筋運動をやってみたんですよ。お袋にかかとのところを押さえてもらって。以前は200回出来たんだから、筋力がアップした今なら300回は出来るだろう、そんなふうに試算していたんですけどね。
 結果は何と、40回。あれ、何で???って感じでした。シフトアップベンチでするのと変わんないじゃん?こんなはずではなかったのに・・・。
 というわけで来年の夏に向けて、腹筋を最初から鍛え直そうと誓った自分なのでした(今年の夏はどーした!)。
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今さらながら。

2006-08-13 23:42:07 | 日常
 昨日は映画を観る前にブックオフにも行って来ました。
 目的は手塚治虫の『MW』と『どろろ』の入手だったのですが、残念ながら『どろろ』はなく、『MW』だけの購入と相成りました。
 『MW』は改めて読み直してみると主人公のモラルのなさ、鬼畜さにビックリ。幼い子供を誘拐して縊り殺すわ、政治家の娘と結婚、そして目的を果たすとあっさりと彼女を絞殺、その指を切り取って父親に送りつけるわ、もうやりたい放題!!
 手塚治虫は感動的な漫画だけを描く漫画家と思っている人には是非読んでもらいたい作品です。

 他にも何か目ぼしいものはないかと店の中を物色したところ、『ハリー・ポッター』シリーズの一、二巻がありました。
 自分はベストセラーは読まないと公言して憚らないのですが、それは決してそれらの作品に興味がないわけでありません。普通ベストセラーを読もうと思ったら、特に金を出して買わなくても知り合いの一人か二人に声をかけて貸してもらえばいいだけのことじゃないですか。特に『ハリー・ポッター』やら『東京タワー』といった爆発的に売れている作品ならなおさら。でも自分には、悲しいかな、声をかける知り合いがいない。
 だから自分にとってベストセラーを買うという行為は自分には知り合いがいないことを確認することでもあるのです。そういうわけでベストセラーは買わないんですよね。
 でもそういった他人には理解し難いであろう、つまらない意地もさすがに一冊¥105ともなれば放棄しちゃうわけで。笑。
 本来定価が¥2000近くする本が百円とは流行り物は行きつく末路も哀れ、って感じですね。
 というわけで今さらながらって感じですが、残りの休みは『ハリー・ポッター』でも読んで過ごそうかと思ってます。
 でも二巻を読み終えた時点で先がすごく気になったらどうしよ・・・。
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スーパーマン リターンズ

2006-08-12 23:59:50 | 新作映画
 ブライアン・シンガー監督、ブランドン・ラウス主演、『スーパーマン リターンズ』、Tジョイ久留米にて鑑賞。

 素晴らしい。その一言に尽きる。

 実はこの映画を先行上映で観ることに抵抗があった。
 というのも事前に本作の前売り券をコンビニでも映画館でも入手できず、先行上映だとレイトショー割引などのサービスが一切受けられないのだ。
 自分がたまたま前売り券を手に入れられなかっただけなのか、先行ロードショーが催されるような大作映画でも前売り券が販売されないというようなことがあるのか、確認したいところではある。
 そういった事情もあって、どうせなら同日公開初日である『ユナイテッド93』を先に観て、(レイトショー割引が受けられる)本上映の初日まで待って『スーパーマン リターンズ』を観た方が賢くはないか、そう思ったのだ。
 だが結局この日は『スーパーマン リターンズ』を観ることにした。それだけ本作に関しては期待が大きかったのだ。もしこれで期待を裏切られるようなことがあれば、それだけ落胆も大きかったわけだが、幸いなことに杞憂だった。
 『スーパーマン リターンズ』、期待通りに、いや期待を大きく上回って面白かった。
 のっけから心臓を鷲掴みにされた。
 両翼をもがれ、垂直落下していくジャンボジェット機を地上に衝突するギリギリで自らの体で持って受け止めるスーパーマン!!もちろん、そうなるであろうことは充分予想できたはずなのだが、なぜか涙が出そうなくらいに感動している自分がそこにいた。
 去り際のスーパーマンの台詞もいい。
「統計上飛行機はすべての乗り物の中で最も安全な乗り物なので、こんなことで嫌いにならないでください」
 気が利いてるじゃん、カル・エル(スーパーマンの本名)!!
 ともかくスーパーマンが画面に出ているシーンはすべてよかった。
 それ以外のシーン、つまりクラーク・ケントの出番のシーンも決して悪くない。愛しのロイスに子供がいると聞いて、思わず手にしていた写真立てをパキッと割ってしまうところとか(どーせならもっと割れにくそうな写真立てだったらよかったのに)、遠目からロイスのことを間抜け面を晒してぼーっと眺めてるのも、よかった。
 まぁ何だ、本作のスーパーマンは正義の味方であると同時に、愛しの君の姿を追うためならば自らが持つ能力を使うことを厭わない究極のストーカーでもあるわけなんだけど、愛のために殉ずるだけの純粋さも持ち合わせているわけで、そういう点を世のストーカーの方々には見習って欲しい。笑。
 その他のキャラクター、おそらく映画史上最大の悪事を企みながら、どこか憎めないレックス・ルーサー、彼の相棒でありながら最後には良心を覗かせるキティ、ロイスの婚約者であり、一見単なるイケメン野郎と思わせて実は侠気のあるリチャードなど、みな魅力的だった。
 キャスティング的にもスーパーマンを演じる、超のつくド新人ブランドン・ラウスはまさにはまり役だった。今後十年間、スーパーマンといえば彼以外に思い浮かぶことはないだろう。その点においてダース・ベイダー役をなかなか上手く演じていた、ぐらいにしか評しえないヘイデン・クリステンセンとは大きく異なる(これについてはジョージ・ルーカスの演出力の問題でもあるのだろうが)。
 今年は本当に邦画洋画の境なく、リメイク作品が花盛りだったと思う。だがきついことを言わせてもらうと、それらのリメイク作品の中で本当にリメイクする意義があったといえる作品はごくわずかだったのではないだろうか。
 『スーパーマン リターンズ』は正確にはリメイク作品ではない。けれど、これほどリメイク作品の意義、そして精神を備えた作品はなかった、そういっても過言ではないだろう。
 先行上映で観に行った本作であるが、本上映の終了までにもう一度劇場まで観に行くつもりである。そう思えるような作品に出会えて、非常に嬉しい。
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暑中お見舞い申し上げます。

2006-08-11 23:40:46 | 日常


 暑中お見舞い申し上げます。
 毎日暑い日が続きますね。
 で、そのこととはあんまり関係ないのですが、というか正確にはまーったく関係ないのですが、創作連鶴の新作が完成したので御披露目いたします。
 HPのギャラリーに載せてある作品(『菱鶴十二連』)と酷似していますが、微妙に異なってます。(どこが違うか比べてみよー!)
 どなたかよければ、いい名前をつけてくださいませ♪
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盆休みの予定。

2006-08-10 23:30:25 | 日常
 さて、明後日からはいよいよ盆休みですね。
 皆さんはどのように過ごされますか?
 え、自分ですか?自分もいろいろと用事がありますよ、もちろん。
 まず十二日に『スーパーマン・リターンズ』の先先行ロードショーを観に行くでしょ。
 で、その次は、、、




 何もねぇ!!!
 見事に何もねぇっす。真っ白に燃え尽きちまっただって感じです。
 まぁ、盆休みには姪っ子のなるみと甥っ子のたけひろが来るから、せいぜいうちで子守りでもするだべか。
 これがほんとの引き子守り・・・、ふっ、空が青いぜ!!(夜だけど。)
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一閑人。

2006-08-09 22:57:17 | 日常
 蕎麦が好きです。
 どれぐらい好きかというと嫁さんにするなら蕎麦が打てる人じゃないとな、ってぐらい好きです。(いろんな意味で無理ゆーな!!)
 で、嬉しいことに会社の蕎麦に、じゃなかった傍に本格的な蕎麦を食べさせてくれるお店が出来ました。
 名前は『蕎麦処 一閑人(いっかんじん)』(久留米市宮ノ陣五郎丸1577-7、tel 0942-34-5855)。
 場所は近くには小学校や老人ホームなどしかない、何でこんなところに食べ物屋があるの?と思えるよーなところで、右を見ても左を見ても食べ物屋はここ一軒だけ。食べ物屋って通りにずらっと並んでいてこその相乗効果ってものがあるからなぁ。
 蕎麦好きの自分も満足できる味ですが、如何せん場所が場所だけに自分が店にいる間入ってきたお客さんはビールを飲みにきたオッサンただ一人でした。(あのオッサンは一体。。。)
 久留米に来ることがあったら是非一度立ち寄ってみてください。
 お薦めです。
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どろろ。

2006-08-08 23:58:56 | 漫画・アニメ
 たまに、漫画は(馬鹿馬鹿しいから)読まないけど手塚治虫だけは別、なんていう人がいて、その代表がうちの兄貴なわけなんだけど、ちょっと待ってよ!といいたくなります。
 手塚治虫の作品にだってつまんない作品はいくらだってあるってことをそういう人たちって知ってるんかいな、って思うのです。
 漫画の神様に対して何てことをいうんだ!って憤慨する人もいるかもしれないけれど、自作につまらない作品があることは手塚治虫自身認めていてたことで、生前手塚治虫はNHKのインタビューか何かで虫プロ倒産時を振り返り、その当時描いていた作品(具体的にいうと確か『アラバスター』だったかな)を手に取り、これはひどいよねぇ、みたいなことをいって苦笑していました。
 他にも晩年週刊少年チャンピォンに連載していた作品はことごとく打ち切りの憂き目に合い、巨匠とはいえ哀れなものだなぁと子供心に思ったものです。
 そんなわけで手塚治虫だって傑作ばかりをものにしていたわけではなく、いくつもの愚作、駄作を生み出していて、でもそれは人間なんだからごくごく当たり前のことなんですよね。
 自分は漫画であれ、サッカーであれ、他のジャンルであれ、『○○の神様』というふうに神格化することは好きじゃないです。だってそういうのってその人の持つ欠点を意識的に無視して、いいところだけを取り上げるってことじゃないですか。いいところがあって悪いところがある。人間ならそれが当たり前ですよね。神格化ってその人の半面を否定する行為のように思えるのです。
 漫画の神様と奉られて、当の手塚治虫は本当に墓の下で喜んでいるのかなぁ。些か疑問です。
 いくつもの愚作、駄作を生み出した、とはいいましたが、無論彼の作品を全否定するつもりなどなく、いい作品も数え切れぬほどあります。
 有名どころでは『アドルフに告ぐ』が面白かった記憶があります。三人のアドルフの名を持つ男の物語ですが、ストーリーテリングが巧みで読むものを最後までぐいぐいと引っ張る力がありました。
 あまり知られていないものの中では『MW(ムウ)』という作品がお薦めです。かなりインモラルな内容ですが、意表を突く展開にまさに巻置くをあたわず、という表現がぴったりです。特に最後の一コマに自分は読んでいてゾクッとしました。
 数多い手塚治虫作品の中でも自分が一番好きなのは今度映画化されるという『どろろ』です。百鬼丸という少年の妖怪退治のお話ですが、設定がかなりえげつなくて、そこがまたいいんです。
 何だかやたら偉そうに手塚治虫について語ってしまいましたが、実は手元に彼の著作は一冊もなく、『MW』にしろ、『どろろ』にしろ、読んだのはもうかれこれ#%年前です。
 『どろろ』にいたってはどろろが女の子っていうことすら忘れてました。笑。
 この記事を書いたのを機に、もう一回『MW』と『どろろ』ぐらいは購入して、読み直してみようかな、そう思ってます。
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