この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ベスト盤。

2006-08-05 22:22:54 | 日常
 久しぶりにCDを買う。
 買ったのはボニー・ピンクのベストアルバム『EverySingleDay』。
 学生の頃は社会人になったら毎月アルバム買うぞ!なんて大望を抱いたりもしたものだが、いざ社会人になっても買わねぇ買わねぇ。つーか音楽の幅、狭すぎ。車の中ではスガシカオがエンドレスだし、家でパソコンやってる間はBGMがあるとキーを叩くスピードが遅くなる(っぽい)ので聴かない。
 なので買うCDといえばひたすらスガシカオのニューアルバム、という音楽的に非常に不毛な年月を送ってきた。それでも以前はスガシカオも毎年ニューアルバムをリリースしてくれていたので、飽きる前に新しいメロディを耳にすることが出来たのだが、つまり一年間同じアルバムを聴き続けていた、彼もどうやら毎年十曲(以上)新曲を作り続けるのはきついということに気づいたようで、一年だったリリースの間隔が次第と長くなっていって九月に出るアルバム(タイトル名『PARADE』)は前作からおよそ二年ぶりだ。おそらく次回作はさらに三年か、もっと掛かるだろう。まぁさすがに間にベスト盤が入るか。
 ボニー・ピンクのベストアルバムを買う気になったのはなぜだろう、自分でもよくわからないが、映画『嫌われ松子の一生』での彼女の歌声が耳に残ったからかもしれない。が、もう一つ重要なのは彼女の創作姿勢で、1995年にデビューしてこれが初めてのベストアルバムなのだそうだ(と聞いた)。これが気に入った。
 近頃、ベストアルバムをやたらと出すアーティスト、いやアーティストなんて呼べない、商売人だよ、商売人、ともかく商売っ気がありすぎるヤツが多すぎる。
(ここから先は妄言なので軽く聞き流して欲しい。特定の誰かってことはない。)
 デビューしてわずか三年とか四年とかでベスト盤を出しちゃうひよっ子、通常のベスト盤とは別にバラード版のベスト盤とか、ファンが選曲したベスト盤とか、やたらベスト盤を出しまくる二人組、これはベスト盤ではないが、一週間に一枚、十二週に渡ってシングルをリリースして、十二枚目のリリースと同時にそれらをまとめたアルバムをリリースしますよ~、なんてことを臆面もなくほざくヤマンバ、音楽性以前にこの商売っ気丸出しのやり方が大っ嫌い。
 自分は音楽がなければ生きていけないっていう人間じゃない。本当に音楽の幅は狭い。だが言わせてもらう。断言させてもらう。
 ベスト盤ってものは十年に一枚出しゃいいんだよ。
 十年っていうのはもちろん目安に過ぎないが、ともかく長く活動してきて、それまでずっと応援し、支えてくれたファンのためにベスト盤って出すもんだろ。いくらベスト盤が美味しいからといってファンを小馬鹿にした商売をするんじゃない。例えファンがそれを望んでも。
 以上妄言終わり。
 肝心の『EverySingleDay』の感想はというと、うん、悪くなかったと思う。耳に馴染みやすいメロディは自分の好みだし、流行りのラップっぽいのがないのもいい。
 あ、一つだけ、家に帰り着いて車から降りる際ドアに挟んでケースにヒビが入ってしまったことが残念だった。アルバムの出来とは関係ないのだけれど。
コメント (4)
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