三谷幸喜監督、中井貴一主演、『記憶にございません!』、9/16、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年38本目。
三谷幸喜とは長い付き合いです。
長い付き合いです、といっても向こうがこっちを知っているわけではないんですけどね。
三谷幸喜と言えば今でも『古畑任三郎』シリーズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ただ、『古畑任三郎』シリーズが視聴率的に苦戦をしていた時期があるということを知る人は少ないのではないでしょうか。
そのことは彼の自伝的小説である『大根性!』に書かれています。
自分はこの『大根性!』を読んでそのあまりの面白さに、三谷幸喜には一生ついて行こう!と誓いました。
そしてその誓いは自分なりに未だに守っていて、三谷幸喜の監督作はすべて劇場に観に行っています。
もちろんあの悪名高い『ギャラクシー街道』も観に行きましたよ。
心の底からつまらないと思いました。
それでも三谷幸喜と縁を切ろうとは思いませんでした。
しかし今回『記憶にございません!』を観て、そろそろ三谷幸喜と縁を切ってもいいかなと思いましたね。
いろいろついていけなかったのです。
どこら辺について行けなかったかというと、、、
現役の総理大臣が何らかのアクシデントによって記憶喪失になるということ自体はないことはないと思います。
そして政局の混乱を恐れた秘書官によってそのことが公けにされないことともゼロではないでしょう。
でも、総理大臣の妻やフィクサーである官房長官にまで知らせない、ということはちょっとない、ですよね。
特に妻に知らせない理由が「奥様はおしゃべりだから」というのは、知らせない理由としてあまりにも弱すぎると思いました。
ついていけないなと思ったところは他にもあって、総理大臣の妻が秘書官と不倫関係にあるんですよね。
そして不倫をしている現場写真をパパラッチに撮られるのです。
そこまではまぁいい。
でもパパラッチと総理大臣がそのことで直接やり取りをするのはない、と思いました。
そもそもパパラッチはどうやって総理大臣に直接連絡を取ったのか?
一言で言えば『記憶にございません!』はものすごく雑な映画なんですよ。
設定も雑、展開も雑、登場人物の行動理由も雑、すべてが雑でした。
でも一番の問題はその雑な作りの映画が劇場の観客には結構受けていたってことです。
『ギャラクシー街道』のときはどのシーン、どのギャグでも観客はクスリとも笑っていませんでした。
本当に最低最悪なコメディ映画でしたが、だからこそ次はもっとマシな映画に違いないという期待が持てました。
しかしこの『記憶にございません!』はそこそこ観客に受けて、それなりにヒットもしています。
この程度の作品でヒットするのであれば、この先三谷幸喜はこの程度の作品しか作らないでしょう。
確実にそうだとは言い切れませんが、自分は何となくそうではないかと思いました。
だから、もう三谷幸喜とは縁を切ってもいいかなと思ったのです。
『THE有頂天ホテル』は傑作だと思っているんですけどね・・・。
お気に入り度★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
三谷幸喜とは長い付き合いです。
長い付き合いです、といっても向こうがこっちを知っているわけではないんですけどね。
三谷幸喜と言えば今でも『古畑任三郎』シリーズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ただ、『古畑任三郎』シリーズが視聴率的に苦戦をしていた時期があるということを知る人は少ないのではないでしょうか。
そのことは彼の自伝的小説である『大根性!』に書かれています。
自分はこの『大根性!』を読んでそのあまりの面白さに、三谷幸喜には一生ついて行こう!と誓いました。
そしてその誓いは自分なりに未だに守っていて、三谷幸喜の監督作はすべて劇場に観に行っています。
もちろんあの悪名高い『ギャラクシー街道』も観に行きましたよ。
心の底からつまらないと思いました。
それでも三谷幸喜と縁を切ろうとは思いませんでした。
しかし今回『記憶にございません!』を観て、そろそろ三谷幸喜と縁を切ってもいいかなと思いましたね。
いろいろついていけなかったのです。
どこら辺について行けなかったかというと、、、
現役の総理大臣が何らかのアクシデントによって記憶喪失になるということ自体はないことはないと思います。
そして政局の混乱を恐れた秘書官によってそのことが公けにされないことともゼロではないでしょう。
でも、総理大臣の妻やフィクサーである官房長官にまで知らせない、ということはちょっとない、ですよね。
特に妻に知らせない理由が「奥様はおしゃべりだから」というのは、知らせない理由としてあまりにも弱すぎると思いました。
ついていけないなと思ったところは他にもあって、総理大臣の妻が秘書官と不倫関係にあるんですよね。
そして不倫をしている現場写真をパパラッチに撮られるのです。
そこまではまぁいい。
でもパパラッチと総理大臣がそのことで直接やり取りをするのはない、と思いました。
そもそもパパラッチはどうやって総理大臣に直接連絡を取ったのか?
一言で言えば『記憶にございません!』はものすごく雑な映画なんですよ。
設定も雑、展開も雑、登場人物の行動理由も雑、すべてが雑でした。
でも一番の問題はその雑な作りの映画が劇場の観客には結構受けていたってことです。
『ギャラクシー街道』のときはどのシーン、どのギャグでも観客はクスリとも笑っていませんでした。
本当に最低最悪なコメディ映画でしたが、だからこそ次はもっとマシな映画に違いないという期待が持てました。
しかしこの『記憶にございません!』はそこそこ観客に受けて、それなりにヒットもしています。
この程度の作品でヒットするのであれば、この先三谷幸喜はこの程度の作品しか作らないでしょう。
確実にそうだとは言い切れませんが、自分は何となくそうではないかと思いました。
だから、もう三谷幸喜とは縁を切ってもいいかなと思ったのです。
『THE有頂天ホテル』は傑作だと思っているんですけどね・・・。
お気に入り度★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。