この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

インド映画ならではの面白さ!『ダンガル きっと、つよくなる』。

2018-04-17 22:46:39 | 新作映画
 アーミル・カーン主演、ニテーシュ・ティワーリー監督、『ダンガル きっと、つよくなる』、4/14、KBCシネマにて鑑賞。2018年12本目。


 インド映画は元々苦手でした。
 インド映画というか、ミュージカル映画が苦手だったんですよね。
 それが演出だとわかっていても、突然歌い出す人を見ると「頭がおかしいのでは?」と思わずにはいられないのです。
 インド映画はミュージカル的な要素も強いので、自分には合わないだろうと長く思っていました。

 それが思いがけずインド映画の面白さに目覚めたのは何といっても『きっと、うまくいく』を観たからです。
 これはもうともかく面白かった!!その年に観た映画の一位に選びましたし、DVDも即買いました。

 それからは毎年一本はインド映画を観ていますね。
 『バルフィ!人生に唄えば』、『PK』、そして去年の『バーフバリ 王の凱旋』。
 どの作品も面白いですが、『バーフバリ 王の凱旋』の面白さは圧倒的でした。6月に公開される完全版も観に行くつもりです。

 さて、『ダンガル きっと、つよくなる』は主役がアーミル・カーンですよ。もうその時点で面白さが保証されているといっても過言ではないでしょう。
 といっても彼の作品で見たのは『きっと、うまくいく』と『PK』だけですが。笑。

 ストーリー自体はよくあるスポ根もの。
 レスリングで金メダルを取ることが夢だった親父がその夢を娘に託し、娘を鍛え上げていくが、やがて、、、というお話です。
 ぶっちゃけ日本で同じテーマで映画を撮っても盛り上がりに欠ける作品になったでしょう。
 アニマル浜口と浜口京子を主役に据えてでスポ根ものを撮ってもね。笑。
 ただそれがインドを舞台にすると話が違ってきます。
 女性が14歳で嫁に行くことが当たり前のインドでは…。

 単独だと手放しで褒めてよいと思われる作品なのですが、(サブタイトルの「きっと、つよくなる」のせいもあって)主役がアーミル・カーンなのでどうしても『きっと、うまくいく』と比べずにはいられません。そうするとどうしても評価は落ちてしまいますね。

 とはいえ、老若男女にお薦め出来る作品であることには間違いありません。
 お近くの映画館で上映されていたら是非観に行ってください。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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