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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

J.J.エイブラムズのことを見直した『スター・ウォーズ フォースの覚醒』。

2016-01-05 21:41:33 | 新作映画
 J・J・エイブラムス監督、デイジー・リドリー主演、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』、1/1、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて4DXを鑑賞。2016年1本目。

 『スター・ウォーズ フォースの覚醒』が世界的な大ブームを巻き起こしているようです。
 日本では、公開1週目と2週目の興行成績が映画版『妖怪ウォッチ』に後塵を拝したようですが、それすら話題になっていますからね。
 ただ、個人的にはあまりその実感がありません。
 なぜかというと、先月『グリーン・インフェルノ』という食人映画を友人たち三人と観に行ったのですが、そのうちの二人に「『スター・ウォーズ』、一緒に観に行かない?」と誘ったら、二人とも「興味がない」と断られました(もう一人は普段映画を観ない人)。
 つまりその二人にとっての関心度は『グリーン・インフェルノ』>『スター・ウォーズ』だということです。
 あれぇ?って感じですよ。
 『スター・ウォーズ』って映画ファンなら誰もが興味のあるコンテンツじゃあないの?
 と言ってる自分も、件の二人ほどではないにしても、実はあまり『スター・ウォーズ』には興味がなかったりします。
 もっと正直に言うと、映画ファンなら誰もが絶賛するシリーズ第一作『スター・ウォーズ 新たなる希望』のどこが面白いのかがさっぱりわからないのです。ギリギリつまらないことはないかな、ぐらい。
 この感覚は別の映画を観たときにも味わったことがあります。
 そう、ホラー映画史上もっとも怖いと言われる『悪魔のいけにえ』を初めてDVDで見たときも何が怖いのか、そしてどこが面白いのかがさっぱりわかりませんでした。
 何だか古典的名作映画をすべて否定しているようですが、『エイリアン』や『ブレード・ランナー』なんかは面白いなと思ったんですけどね。

 そんなシリーズのファンでも何でもない、単に話題作だから観に行ってみるかという鑑賞スタンスの、ある意味前述の二人よりも節操のない自分なのですが、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』、非常に面白く観ることが出来ました。
 今までほとんど信を置いていなかったJ.J.エイブラムズのことをかなり見直しましたね。上手く作っているなぁと感心しました。

 どこらへんに感心したかというと、そうですね、やっぱり旧シリーズのキャラの使い方かな。
 ハン・ソロやレイア、それにルークが30年という時を経て、30年分の年を取ったキャラクターとして登場するんですからねぇ、アイディアとして思いついても実現させるのは難しいはずです。
 それに新キャラも充分魅力的だったと思います。
 ヒロインであるレイや、敵役のカイロ・レンもよかったですが、脱走兵のフィンもよかったです。ストームトルーパーを一人の人間として描くというのはかなり画期的と言っていいアイディアなのではないでしょうか。

 ツッコミどころはいろいろある映画だとは思います。
 30年の時が経っているというのにXファイターはXファイターのままだし、タイファイターはタイファイターのまま、この世界には技術の進歩というものががないんかい!と言いたくなりました(実際には見た目は同じでも新型ではあるらしい)。
 でもそういったところも含めて楽しめる映画ではありましたね。
 クライマックスのレイとカイロ・レンの決闘シーンは観ていて非常に燃えました。
 今回高い金を払って4DXで観たのですが、充分その価値はあったと思います。
 2017年の5月26日に公開されると言われる次回作が楽しみですが、監督が交代するのがちょっと気になります。個人的にはここまでレベルの高いものを作ったJ.J.エイブラムズに続投させてはどうかと思うのですが、まぁそこらへんはいろいろ大人の事情があるのでしょう。
 まぁジョージ・ルーカスじゃなければ誰でも一緒かなという気がしないでもないですが。笑。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント (4)
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