ギレルモ・デル・トロ監督、ミア・ワシコウスカ主演、『クリムゾン・ピーク』、1/9、TOHOシネマズ天神にて鑑賞。2016年2本目。
2016年は1月1日に『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を観ました。
ですが、『スター・ウォーズ』は昨年公開の作品であり、当初の予定では昨年のうちに観に行くつもりだったので、実質2016年最初の映画はその次の作品だと言えます。
なので、何を観るかは非常に重要な案件です。
いつだったか、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を新年一発目に観た年はやっぱりひどかった記憶がありますし、『バルフィ!人生に唄えば』を一発目に観た2015年はとてもよい年でしたしね。
重要なその1本に『クリムゾン・ピーク』を選んだのは、スケジュール的にそれを観るしかなかったというのもありますし、ギレルモ・デル・トロは好きな監督の1人なので、そう期待は裏切られないだろうと思ったのです。
しかし、、、期待はあっさりと裏切られましたよ。いやぁ、『クリムゾン・ピーク』、つまらなかったですねぇ。
間違いなく2016年ワースト5に入るであろうことき間違いない、ギレルモ・デル・トロ関連作(製作を含め)の中ではぶっちぎりのつまらなさでした。
感想を一言で述べるとすれば、恐ろしく豪華絢爛で限りなくチープといったところでしょうか。
豪華絢爛なのは衣装です。
これまで幽霊ものの映画がどれぐらい作られてきたかは知りませんが、本作は間違いなくもっとも衣装代のかかった幽霊もの映画でしょうね。
ただ、豪華絢爛な衣装といっても、パーティのシーンはともかく、屋敷の外をちょっと散策するときにもヒロインは派手なドレスを着ているので、不自然な感が否めません。
チープなのはそれ以外のすべて、特にストーリーですね。ひどすぎて笑えるレベルです。
ミア・ワシコウスカ扮するイーディスは幽霊が見える体質で、子供の頃にペストで母親を失っているのですが、その母親が幼いイーディスにあることを忠告するために幽霊になって現れるシーンがあります。
その幽霊のヴィジュアルがメチャクチャ怖いんですよ。
なぜ幼い娘に忠告するために現れた幽霊のヴィジュアルがそこまで怖くなくちゃいけないのか、ワケがわかりません。忠告するのに怖がらせてどーするって言いたくなりました。
で、その忠告というのが15年後(!)のことなんですよ。
もうアホか、と言いたくなりました。
お母さん、忠告のタイミング、間違えすぎ。10年以上先のことを忠告されて覚えていられるかっつーの。
とはいえ映画なのでイーディスは一応母親の忠告を覚えているわけですが、当然それを活かせないわけです。忠告のタイミングは重要だってことですね。笑。
イーディスはイギリスの没落貴族のトーマスと恋に落ちるのですが、え?そんなやり方で女性って落とせるものなの?って言いたくなるぐらいトーマスの手練手管はチープなんですよ。観ててこそばゆくなるましたね。
で、物語は後半、トーマスの屋敷が舞台になるのですが、そこからの展開がまたチープでねぇ。
トーマスにはいくつか秘密があるのです。ネタバレになりますが、その一つが彼には過去に何人も妻がいたのです。
まぁそこまではいいとしても、なぜか彼は過去の妻の遺品を後生大事に取っているんですよねぇ。さっさと焼くなり埋めるなりして処分すればいいのに。ワケがわからない。
ツッコミどころはまだまだあって、イーディスの幼馴染みであるトーマスが彼女の危険を察知して、イギリスへとやってくるのです。
しかし、生憎の悪天候で馬車が出せず、御者からは「この雪の中、歩いて行けば屋敷まで4時間はかかる(だから行くな)」と止められるのですが、イーディスへの愛に燃える彼は無謀にも屋敷へと向けて歩き出すのです。
雪の中、4時間も歩き続けられるわけないやん、自殺行為やで、、、と思うのですが、次のシーンでは屋敷に到着しているんですよ。愛の力は偉大だ。笑。
しかもこのトーマス、イーディスの危険を察知してイギリスの向かった割りには危険に対する備えをまったくしていないんですよ。銃の一丁でも携帯しとけよ、トーマス…。
そんなこんなで終始ツッコミどころ盛りだくさんの2時間でした。
正月早々つまんない映画を観たなぁと思いました…。
お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
2016年は1月1日に『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を観ました。
ですが、『スター・ウォーズ』は昨年公開の作品であり、当初の予定では昨年のうちに観に行くつもりだったので、実質2016年最初の映画はその次の作品だと言えます。
なので、何を観るかは非常に重要な案件です。
いつだったか、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を新年一発目に観た年はやっぱりひどかった記憶がありますし、『バルフィ!人生に唄えば』を一発目に観た2015年はとてもよい年でしたしね。
重要なその1本に『クリムゾン・ピーク』を選んだのは、スケジュール的にそれを観るしかなかったというのもありますし、ギレルモ・デル・トロは好きな監督の1人なので、そう期待は裏切られないだろうと思ったのです。
しかし、、、期待はあっさりと裏切られましたよ。いやぁ、『クリムゾン・ピーク』、つまらなかったですねぇ。
間違いなく2016年ワースト5に入るであろうことき間違いない、ギレルモ・デル・トロ関連作(製作を含め)の中ではぶっちぎりのつまらなさでした。
感想を一言で述べるとすれば、恐ろしく豪華絢爛で限りなくチープといったところでしょうか。
豪華絢爛なのは衣装です。
これまで幽霊ものの映画がどれぐらい作られてきたかは知りませんが、本作は間違いなくもっとも衣装代のかかった幽霊もの映画でしょうね。
ただ、豪華絢爛な衣装といっても、パーティのシーンはともかく、屋敷の外をちょっと散策するときにもヒロインは派手なドレスを着ているので、不自然な感が否めません。
チープなのはそれ以外のすべて、特にストーリーですね。ひどすぎて笑えるレベルです。
ミア・ワシコウスカ扮するイーディスは幽霊が見える体質で、子供の頃にペストで母親を失っているのですが、その母親が幼いイーディスにあることを忠告するために幽霊になって現れるシーンがあります。
その幽霊のヴィジュアルがメチャクチャ怖いんですよ。
なぜ幼い娘に忠告するために現れた幽霊のヴィジュアルがそこまで怖くなくちゃいけないのか、ワケがわかりません。忠告するのに怖がらせてどーするって言いたくなりました。
で、その忠告というのが15年後(!)のことなんですよ。
もうアホか、と言いたくなりました。
お母さん、忠告のタイミング、間違えすぎ。10年以上先のことを忠告されて覚えていられるかっつーの。
とはいえ映画なのでイーディスは一応母親の忠告を覚えているわけですが、当然それを活かせないわけです。忠告のタイミングは重要だってことですね。笑。
イーディスはイギリスの没落貴族のトーマスと恋に落ちるのですが、え?そんなやり方で女性って落とせるものなの?って言いたくなるぐらいトーマスの手練手管はチープなんですよ。観ててこそばゆくなるましたね。
で、物語は後半、トーマスの屋敷が舞台になるのですが、そこからの展開がまたチープでねぇ。
トーマスにはいくつか秘密があるのです。ネタバレになりますが、その一つが彼には過去に何人も妻がいたのです。
まぁそこまではいいとしても、なぜか彼は過去の妻の遺品を後生大事に取っているんですよねぇ。さっさと焼くなり埋めるなりして処分すればいいのに。ワケがわからない。
ツッコミどころはまだまだあって、イーディスの幼馴染みであるトーマスが彼女の危険を察知して、イギリスへとやってくるのです。
しかし、生憎の悪天候で馬車が出せず、御者からは「この雪の中、歩いて行けば屋敷まで4時間はかかる(だから行くな)」と止められるのですが、イーディスへの愛に燃える彼は無謀にも屋敷へと向けて歩き出すのです。
雪の中、4時間も歩き続けられるわけないやん、自殺行為やで、、、と思うのですが、次のシーンでは屋敷に到着しているんですよ。愛の力は偉大だ。笑。
しかもこのトーマス、イーディスの危険を察知してイギリスの向かった割りには危険に対する備えをまったくしていないんですよ。銃の一丁でも携帯しとけよ、トーマス…。
そんなこんなで終始ツッコミどころ盛りだくさんの2時間でした。
正月早々つまんない映画を観たなぁと思いました…。
お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。