この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

素敵な心霊写真の撮り方を教えます♪

2015-07-29 21:18:52 | 蘊蓄・雑学
 写真の男性はおだやかな笑みを浮かべていました。
 異様なのは男性の顔面に巨大な虫が張り付いていたことです。
 甲虫か何かでしょうか、とても作り物には見えません。
 そのような虫に張り付かれて男性はなぜ笑っていられるのでしょうか。
 それともそれは一見虫のようでいて、実はカメラがとらえた、可視化した怨霊か何かなのでしょうか。
 世の中には本当に不思議なことがあるものです…。

 今となっては信じがたいことですが、自分は子供の頃怖いものが苦手でした。
 デパートのお化け屋敷に連れて行かれたら、終始目をしっかりと閉じたまま、入り口から出口までお袋に手をずっと引っ張ってもらってました。
 テレビのCMでホラー映画の予告が流れたら、その日は一日テレビをつけることが出来ませんでしたよ。
 しかしそんな怖がりの自分はどこに行ったやら、今では怪奇現象を怖いと思うこともすっかり無くなってしましました。
 う~~~ん、嫌な大人になったもんだ。。。

 さて巨大な虫が顔面に張り付いた男性の写真、真相はわかりますか?
 何のことはない、カメラのレンズの裏側にダニが繁殖していたというだけなのです。
 そのダニがレンズによって拡大され、たまたま男性の顔面に張り付くように見える角度で写真が撮影されたのですね。
 どのようにすればレンズの裏側でダニを繁殖させられるかまでは知りませんが、ともかく、顔面に巨大な虫が張り付いている写真をトリックで撮影することは可能だということです。

 これに限らず、いわゆる心霊写真というものは100%とはいわずとも99%はそれと同じような写真を撮ることが出来ます。
 心霊写真特集などで手が透けていたり、足がなかったりする写真を見ますよね。
 これはどうやったら撮れるのか?
 実はそんなに難しいことではありません。
 単純にシャッタースピードを調節すればいいだけのことです。
 昔の写真でお侍さんがしかめ面をして写っているものがありますよね。坂本竜馬が懐に手を入れているものが有名かな。
 昔は写真を一枚撮るのも大変だったそうです。撮影技術が進んでいなかった頃は30分近くも同じポーズをしていなければならなかったとのこと。しかめ面にもなるわけです。
 では30分の間に動いてしまったとしたら?
 当然動いたところがぶれたり、時には透けたり、消えたりしまうわけですよ。
 心霊写真を撮ろうと思ったらそれを意図的にやればいいだけのことですね。

 心霊写真で何が不思議かといって、その写真を撮ったカメラマンがまず間違いなく素人だということです。
 心霊写真が現世に漂う霊の類いを捉えたものであれば、戦場で撮られた写真は高確率で心霊写真になるはずです。戦場にいる怨霊の数は平和な日本とは比べ物にならないぐらい多いでしょうからね。
 しかしプロの戦場カメラマンが撮った写真に心霊写真があったなどという話は聞いたことがありません。
 なぜプロのカメラマンが撮った写真に心霊写真はないのか。
 理由は簡単、プロのカメラマンは自分が使用するカメラの手入れを怠らないから、です。加えて撮影技術の差もあります。

 ですから逆にいえば、心霊写真を撮りたいと思ったら、カメラは出来るだけ性能の悪い古いものを使うこと、そしてそのカメラの手入れをしないこと、でしょうね。
 もっとも最新のデジタルカメラだといくらでも写真に(心霊写真っぽく見える)加工が出来るわけですが。

 そんなわけで自分は心霊写真を見ても怖いと思うことはほとんどありません。所詮トリックだろう、としか思いませんね。
 でもそれだけ強く否定するということは、逆に本物の心霊写真を見てみたいという衝動の裏返しでもあるわけです。
 今日はテレ東で心霊特集をやっているので、録画を後で見るのが楽しみです。


ps.心霊写真についてつらつらと述べましたが、自分はそんなに詳しいというわけではありません。より詳しく知りたいという方はこちらを参照されては如何でしょうか。
コメント (2)
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