この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

やっぱり最高で残念だった『ヒックとドラゴン2』。

2015-07-07 22:20:07 | 旧作映画
 Amazonに注文していた『ヒックとドラゴン2』のDVDがようやく到着したので鑑賞しました。
 素晴らしかったです。

 昨今の洋画の大作映画であれば2Dと3Dが併設して上映されるのが当たり前ですし、それはピクサーやディズニーといったハリウッド発のアニメにも言えると思います。
 でも実際3Dで観る価値のある作品ってごく一部じゃないでしょうか。どちらかといえば高い金を払って3Dで観らずとも2Dで充分だと思える作品の方が圧倒的に多いというのが偽らざる本音です。
 その中で数少ない例外だったのが、2010年に観て、その年の一位に選んだ『ヒックとドラゴン』でした。
 とにかく飛翔感がハンパじゃないんですよ。
 観ているだけですこぶる気持ちがいいのです。
 そして優れているのは映像だけではなく、その物語の中に込められたメッセージも胸を打つものでした。
 アニメなんて子供の見るものだと思っている人にこそ見て欲しいアニメです。

 そして時が経ち、続編が製作されることを知りました。
 もちろん、絶対に劇場に観に行くつもりでしたよ。
 ただし、劇場で公開されれば、の話ですが。
 驚くべきことに『ヒックとドラゴン2』は諸々の事情により日本では劇場公開に至りませんでした。

 『ヒックとドラゴン2』が日本で公開されなかった事情はここには書きません。
 ただ、作品の出来がパート1に比べ劣るから、という理由からではありません。
 『ヒックとドラゴン2』はパート1に負けず劣らず素晴らしいアニメでした。
 見ているだけで一緒に空を飛んでいると思えるような飛翔感は健在ですし、ストーリーもそこに込められたメッセージも非常によい。続編にありがちな前作に比べていまいちだな、、、というような失望もまったくないのです。
 ただただ素晴らしいと褒め称えるしかありません。

 そして思うのは、この映画を劇場の大スクリーンで観たかった、という残念さですね。
 そういう作品ですから。

 もしパート3が製作されることがあれば(可能性としては充分あり得る)、次こそは劇場の大スクリーンで観たいですね。
 この作品を劇場で公開しないことは映画そのものへの冒涜とすら言ってもよいです。
 そう思っているのはたぶん自分だけではないはずです。
 頼みますね、日本の配給会社の人!!
コメント (2)
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