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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『わたしはロボット』、なかなか読み進められなかった、その理由は…。

2015-01-30 22:41:32 | 読書
 蒼史さんから薦められていたアイザック・アシモフ著、『わたしはロボット』をよーやく、たった今読み終わりました。

 実はこの本、年末に市立図書館で借りました。本当はゆっくり読みたかったので、古本を入手したかったんですが、数店舗まわったブックオフにはどこも在庫がなくて、仕方なく図書館で借りたのです。
 それでも正月休みの間には読み終えるはずでした。他にも読もうと思っている本がありましたしね。さして厚くもない文庫本であればそれぐらいには読み終わるであろう、そう高をくくってました。
 それが読むのに一ヶ月以上かかったのには理由があります。
 面白くなかったから、というわけではないのです。
 その理由とは、、、字が小さかったから。笑。
 別に久しく文庫本を読んでなかったというわけではないのですが、あまりの字の小ささに、自分の目が悪くなってしまったのかと思ってしまいましたよ。

 実際字が小さいのですよ。手元にある別の文庫本と比べると、又吉直樹の『第2図書係補佐』が、縦に40文字、横に15列であるのに対し、『わたしはロボット』の本文は縦に43文字、横に19列と縦は3文字、横は4列も違います。
 さらに各章の序文となるともっと小さく、縦が48文字、横が21列、こうなると相当字の大きさが違うと言っていいでしょう。
 もうね、正直、第1章の序文の14ページだけで、ゴメンなさい、ギブです、アップです、僕ら二人合わせてギブ・アップです、って泣きを入れそうになりましたよ。

 まぁそれでもやれば出来るものですね、「約束したことは何ごとも守らなければならない」という強迫観念の持ち主である自分は、えぃや!とばかりに気合を入れて読書に集中し、序文の14ページを突破することが出来ました。
 そうすると不思議なことにそのうち字の小ささも気にならなくなってきて、、、何となく自分の目も良くなったような気がします。笑。

 さて、どーでもいい前置きはそれくらいにして、肝心の感想です。
 先ほど、面白くなかったから読むのに時間がかかったというわけではないというようなことを書きました。
 じゃあ面白く読めたのかというと残念ながらそういうわけでもなく、面白かったか、面白くなかったかと聞かれたら、面白くなかったと答えるのも吝かではなく、、、ってお前は政治家か!って感じですけど、まぁぶっちゃけ面白い!ってことはなかったです。
 ただ、面白くはなかったですけれど、興味深くは読めました。
 この小説が今から60年前以上に刊行されたというのはやはり驚きですよね。これまで出版された、ロボットが出てくるすべての小説の規範となっているのですから、スゲェなぁと思わずにはいられません。まさに起源にして究極ですね。

 感想とは別に思うところがいくつかあって、まず、10年ほど前にウィル・スミス主演で本作は映画化されたのですが、映画と原作はまーったく似てないなってことですね。まぁ上手く換骨奪胎はしていると言えるかな。

 また、蒼史さんから、各章は順番通りに読まなくてもいいですよ、というようなことを言われた(と思う)のですが、これは順番通りに読まなくっちゃダメなんじゃないですかね?と自分は思いました。

 もう一つ、作者のアイザック・アシモフは、浪速のモーツァルト、キダ・タローに似てるなって思いました。
 というのはどーでもいいことなのですが、どーでもいいことで最後をまとめてすみません。笑。
コメント (3)
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