この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

あなたの価値観が揺らぐ!かもしれない『アメリカン・ドクターX』。

2015-01-21 20:54:33 | 旧作映画
 昨日に引き続きレイプ・リベンジムービーです。
 続けて紹介すると何かこんなのばっかり見てる印象を持たれそうな気がしますが、たまたまです。
 と書くと余計疑われそう。笑。

 タイトルは『アメリカン・ドクターX』
 どっかで聞いたことがあるようなタイトルですが、たぶんデジャ・ブーです。

 主人公は優秀な医学生のメアリー。お金に困った彼女はストリップバーで働くことを決意するが、面接に行ったそのバーで、ワケありの患者の治療をすることになり、大金を得る。金銭の苦労から解放された彼女はルンルン気分で師事する教授の週末パーティに出かけるが、そこで教授から薬物を盛られ、レイプされてしまう。教授は目をつけた女子大生を嬲り者にする、外道だったのだ。だが教授は知らなかった。メアリーが復讐のためであれば手段を選ばない女であることを…。

 レイプっていうのは許されない犯罪だと思っています。
 か弱い女性を力ずくで犯していいわけがない。
 レイプ野郎にはどんな厳しい罰が与えられたとしても当然ですよね。
 
 ということは頭では理解しているのですが、メアリーの場合明らかにやり過ぎ。そこまでするか、、、と思ってしまうのは自分が男性だからかな。
 この映画を見た、女性の方の意見を聞いてみたいものです。

 この映画、ジャンルとしてはレイプ・リベンジムービーなのですが、テーマは別にあって、それは何かというと“人体改造”。
 裏社会の闇医者としてデビューしたメアリーは様々な人体改造希望者と出会います。
 一例を挙げるとバービー人形に憧れるあまり自らの身体をバービー人形のようにすることを望む女性とかね。
 具体的にどう改造するか、気になる方は実際作品をご覧になってください。

 自分は、他人に迷惑をかけない限り、人は何を望むのも自由だと考えています(実際には「他人に迷惑をかけない」という定義が難しいのだけれど)。
 そんな自分の目から見ても作中登場する人体改造希望者は異常だと思いました。なぜ望んで不具者になるのか?
 でも異常=悪いことなのか?望んで不具者になることがいけないことなのか?と訊かれると、う~~ん、、、と答えに窮してしまいます。

 昨日紹介した『ストライク・バック』が比較的気楽に「面白いですよ~」と薦められるレイプ・リベンジムービーでしたが、こちらは同じレイプ・リベンジムービーであっても気軽に薦められる作品ではありません。
 一言で言えばかなり毒があります。
 でも、見終わっていろいろ考えさせられることはありましたよ。
 それと『ストライク・バック』が見ようと思っても現実にはなかなか見るのが難しいであろうのに比べ、この『アメリカン・ドクターX』は現在ゲオなどでレンタル中なのでその気になれば簡単に見ることが出来ます。
 でも鑑賞するときは変な嗜好に目覚めないように充分注意して下さいね。
 当方としては責任を負いかねます…。
コメント
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