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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

その基準がわからない。

2011-03-30 23:59:41 | 新作映画
 東北関東大震災の影響からか、何本もの新作映画の公開が早期終了したり、逆に延期されています。

 そのものズバリな『唐山大地震』や、冒頭に大津波のシーンがある『ヒア・アフター』といった作品の公開が自粛されるのはわからないでもないです。
 被災者の方の心情を慮れば当然のことなのかもしれません。

 ただ、、、私見を述べさせてもらうと、上に挙げた二作は、大災害が起こって、多くの人が被災して、ハイ、終わり、っていう映画ではないんですよね。
 大災害が起こり、多くの人が被災し、主人公もまた絶望的な状況に陥るが、決して生きることを諦めず、その苦難を乗り越える、いわば“再生”のお話です(ゴメンなさい、偉そうなことを言ってるけど、二作とも未見です。あくまで公式サイトを見ての印象です。)。
 楽観的かもしれないけど、被災者の方がこの二作を観たら、よし、自分も負けずに頑張るぞって勇気づけられるんじゃないかなぁ。
 まぁさすがに楽観的すぎますね。自分がそうなればいいなって思うだけで。

 新作映画ではないですけど、自分が一番好きなテレビアニメは宮崎駿監督の『未来少年コナン』です。
 自分は見るたびに勇気づけられるのですが、『未来少年コナン』は世界的規模の大災害が起きた地球を舞台にした物語で、大地震が起きるシーンもあるし、大津波が襲ってくるシーンもあります。
 ですから、このアニメが今後テレビで再放送されることはまずないでしょう。
 これぐらい元気が出るアニメもないんだけどなぁ。
 ま、仕方ないか。

 映画に話を戻すと、『唐山大地震』や『ヒア・アフター』以外にも公開が自粛された作品があります。
 例えばアンソニー・ホプキンス主演の『ザ・ライト -エクソシストの真実-』です。
 でもこの映画って予告編を観る限りはオーソドックスなオカルト映画にしか思えないんだけどなぁ。
 何か被災者の神経を逆なでするようなシーンがあったんでしょうか。う~む?

 あと、4/1から公開される予定だった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の公開が十月に延期されるんですよね。前売り券を購入済みなのに…。
 宇宙人からの攻撃で破壊された街並みが被災地を思い起こさせるのかなぁ???
 この作品の公開延期で首を傾げるのは、(予告編を観る限りは)ほぼ似たような内容である『スカイライン 侵略』はフツーに公開されるんですよねぇ。
 この二作がどう違うっていうんだか。

 まぁ自粛するには自粛するなりの、何かしら事情があるのでしょう。一映画ファンとして、新作映画の公開日を決めのに、そういった事情を考慮せずに済む日が一日も早く来ればいいなぁと思います。
コメント (4)
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