この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

拡散すればいいのか、すべきでないのか。

2011-03-12 23:50:51 | 戯言
 今回の東北地方太平洋沖地震ではいろいろ思うことがありました。まぁそれについては明日にでも書くとして、今日は非常時での情報の拡散について書きたいと思います。

 自分が今回の地震の第一報をラジオで耳にしたのは夕方の四時ぐらいになってからでした。事態の深刻さを考えれば絶望的に遅い、といってよいと思います。それまでは呑気に、、、ってわけではないですが、フツーに仕事をしてました。

 これは只ならぬことが起きているのだと気付いたのは帰宅してから、実際夜の七時ぐらいになってました。
 それで被災地に住む友人に安否を気遣うメールを送り、他にも自分に何かできることはないかと思っていたところ、マイミクの一人の方が災害時の心得みたいなものをつぶやいてたんですよね。
 自分はなるほど災害時にはそうするべきものなのかと思い、深く考えることもなく、そのままコピーをして同じようにつぶやきました。
 以下転載です。

【マイミクさんコピペ】●地震が起こったら、必ず窓を開けてください。そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。まだ、電気が通じる人はご飯を炊いてください。

 自分は地震に被災したことがないので、このアドバイスが全く正しいものと思いました。また、正しいアドバイスを拡散した自分は正しいことをしたのだと思ってました。
 
 が、しかし。

 翌日になって、あるコミュのトピックにこのアドバイスが間違っているという指摘があったのです。
 以下転載。

※ これは間違いです ※
↓↓↓↓↓↓↓↓
地震が起こったら、必ず窓を開けてください。
そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。
まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。
↑↑↑↑↑↑↑↑
※ これは間違いです ※
※ 地震が起こったら窓には近付かないでください ※
窓ガラスが割れて怪我をするおそれがあります。
窓を開けるのは地震が起きる前か、揺れが収まってから、
窓ガラス割れていないことを確認してから開けましょう。
まずは開けるなら『ドア』です。
避難場所を確保してください。
※ 次に、お風呂に水を溜めることはしないでください ※
水は貴重です。
全家庭が水を大量に使用すると、火災現場や炊き出し等に使う水が不足します。
また、避難の際に水を出しっぱ
なしにしてしまうケースが多いため、水不足が懸念されます。
被災地に近ければ近いほど水の使用は制限してください。
自分のことより全体のことを考え行動してください。
※ さらに一番危険なのは米を炊くことです ※
今はまだ余震が続いている状態です。
もし、ガス漏れがあった場合、引火し爆発するおそれがあります。
(米を炊くのはガス漏れの危険性
辛いとは思いますが炊き出しを待ちましょう。
さらに、地震の影響で泥水が混ざっている可能性があるので十分な注意が必要です。
※ あと、避難の際は必ず運動靴を履いて逃げてください ※
今は足元に危険な物が多数落ちている場合があります。
怪我防止に努めましょう。

 う~~~ん、、、どうやら自分は間違ったアドバイスを拡散していたみたいです。
 もし、自分のつぶやきを鵜呑みにした方がいたらゴメンなさい。

 で、今自分を悩ませてるのが、節電についてです。
 現在、ミクシィの日記やつぶやきを眺めたら、「いま私たちにできることはとりあえず節電することです!(そしてその電気を被災地に送電する)」みたいに書いてる人が結構います(もちろんそれは善意で)。
 でもどうやらその考えが間違ってるみたいなのです。
 詳しくはこちらを読んでもらうとして、まぁ簡単に言うと電気は生ものみたいなものだから、九州の人間が節電したからといって、それをそのまま東北の被災地に送れるというわけではない、ってことですね。

 こうなるともう何が正しいのかわけがわかりません。
 被災地の方のための行動が、まったくの無為だったりする、それどころか逆にマイナスだったりすることもあるわけで、そうなると行動を起こすこと自体が怖くなってきます。

 結局のところこのような未曾有の大惨事においては、どう行動するのが正しいのか、簡単にわかるものではない、最終的にはすべては自己責任であるってことなんでしょうけどね。

 とりあえず、気持ちばかりですが、義援金に寄付をすることにしました。
 それはさすがに間違ってないですよね?
 でも金額を言ったら、それっぽっちかよ!と叱られそうですけれど。。。
 
コメント (7)
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