悲しきものか 秋の夜は
悲しきものか 人のよは
留まるすべは 無きものか
詮なきことに 心よせ
唇さむし 言の葉よ
風にむかいて 吼えてみて
赤き日をみて 誓いても
心にあいた 洞穴に
埋めるすべなく 風ぬける
永き秋の夜 虫のこえ
心にしみる 悲しみを
癒すことなく 月さえて
ただいたずらに 澄みわたる
夜のとばりは 更けゆきて
灯りはきえて 寒々と
心凍てつく 窓のそば
自分ばかりが 残される
ああ漆黒の 胸のうち
悲しきものか 人のよは
留まるすべは 無きものか
詮なきことに 心よせ
唇さむし 言の葉よ
風にむかいて 吼えてみて
赤き日をみて 誓いても
心にあいた 洞穴に
埋めるすべなく 風ぬける
永き秋の夜 虫のこえ
心にしみる 悲しみを
癒すことなく 月さえて
ただいたずらに 澄みわたる
夜のとばりは 更けゆきて
灯りはきえて 寒々と
心凍てつく 窓のそば
自分ばかりが 残される
ああ漆黒の 胸のうち