読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

道尾秀介「月の恋人」~アメンボウが結び付けた蓮介と弥生の縁・・そして2人が出会うことでお互いが変わる☆~

2016-09-22 02:43:13 | 
道尾秀介「月の恋人~Moon Lovers~」読み終わりました☆



人の縁の不思議



そして



自分では見えないものが



人によって見出され



自分が変わっていく




そういうことってあるんだなぁ~って思った。





一つの




なぞなぞが結びつけた縁





4つのコインを四角に並べ




「これはなんでしょう?」




・・・と聞かれたら



あなたはなんて答えますか




実は


このなぞなぞ


私知ってて



わかっちゃったんですけど




レゴリスの社長



蓮介の元に父から送られてきたファックス




そこに描かれていた



4つの四角に並べられた〇




これは



蓮介が子供のころ父に出したなぞなぞだった。




しかし・・


今の蓮介には



それが何かわからなかった




自分が出したなぞなぞが解けずに



苦戦する蓮介





その答えがわかったのは



上海で弥生に出会ってだった。




弥生はいとも簡単に



この答えを導き出す☆






アメンボウ



と。






会社のため




自分の感情を押し殺し



会社の利益のことだけ考えてやってきた蓮介







そして



弥生は



恋人にはATMのように扱われ


会社では


「派遣さん」と



本当の名前も呼ばれず



自分の存在が何なのかもわからなくなり



恋人も会社も捨てて上海へ





そんな2人が出会うことで



お互いが



お互いの




かけがえのない人になっていく





お互いの第一印象は最悪



だけど



得てして



のちの関係が良くなっていくのは



そういう出会いなのかもしれない。





2人でやる



線香花火🎇




2人で食べる



コンビニのおにぎり🍙




そんな些細なことが



2人をぐんぐん近づける





そこここに散らばった



道尾さんの遊び心が



また楽しい




「レゴリス」



レゴで作ったリスって意味じゃないよ!笑





月の表面にある砂




なんだって。





人は月にあこがれる




月がこんなに地球からキレイに見えるなんて




月自身はわからない。





人も同じなのかもしれないよなぁ。





自分のことは



自分でわかってるようで・・



実は



本当の自分は



自分ではわからないのかも。




自分が持っている





魅力





それは



案外人から見出されるのかもしれないね。






これを読んでそんなことを思った。





蓮介の良さは弥生が



そして




弥生の良さは蓮介が




そして



恋に落ちる





月には不思議な力があるという





じっくり眺めて




じっくり考える




そんな時間も必要なのかもなぁ~。





大人になっても



柔軟な考え方のできる人



いいよなぁ。




















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