癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

早春の野付半島

2010年04月06日 | 登山・旅行
野付半島は、基部が標津町~先端部分が別海町にある細長い半島。延長28kmにわたる日本最大の砂嘴で、鉤状の分岐砂嘴が発達している。

今回の山旅の休息日とした3/28に、野付半島から風蓮湖の辺りをドライブした。
水平的な荒涼とした景観が好きで、夏にも2度訪れている。
トドワラまでも歩いてみた・・・真冬には一面凍る野付湾も溶けている時期ではあるが、その荒涼とした感じがより増長された感じで、なかなか良かった。

        
ナラワラ・・・原始林オンニクル、ポンニクルも周囲から枯れてきていて、特に道路に面した枯れ木の多いところをトドワラに合わせてナラワラと呼んでいるようだ。 

      
野付水道を挟んでわずか16kmしか離れていない国後島・・・手前の山が国後島の羅臼山、右奧の山が爺々岳

           
           トドワラの枯れ木に止まるオオワシ

       
         トドワラと今回の山旅で登り歩いている標津山地の山並み
江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林だったらしい。しかし年々半島周辺が地盤沈下し、それに伴い海水が浸入、立ち枯れの森となり、その枯れ木群も更に進む地盤沈下や風化によって少なくなっている。最初にこれを見たのは、約30年前だったが、そのころに比べれば、確かに少なくなっている。

       
       トドワラと知床半島の山並み 

       
       たくさんの白鳥があちこちの沼や湖岸で見られる。