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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

外国人客が来ないトルコ、ホテル稼働率は57%に減少

2016年06月25日 | 観光
6月25日 5月、トルコのホテル稼働率は57%以下に落ち込みました。これはヨーロッパ中でも、ベルギーに次いで最悪だと、「トルコ観光ホテル・投資家協会」(TUROB)が発表しました。

 Hurriyet
閑古鳥が鳴くバザール


治安への懸念の高まりとロシアとの外交危機のため、ホテル稼働率は、5月、昨年同期に比して19.1%減少し、56.5%になりました。ベルギーは3月、ブリュッセルで起こった自爆テロが影響して、前年に比して20.8%落ち込んでいるそうです。

TUROBのデータによると、トルコのホテルの稼働率は、1月から5月で、昨年同期に比して16.2%落ち込んで51.7%になり、ヨーロッパ最悪のランクになりました。1晩の平均室代も、5月、昨年同月に比して33%下がり、83.2%になりました。

最も打撃を受けているトルコ最大の都市イスタンブルのホテルは、5月、昨年に比して26.1%下がり、55.4%になりました。イスタンブルのホテルの稼働率は、ヨーロッパでブリュッセルに次いで最悪です。イスタンブルの1晩の平均室代は、5月、24.4%下がり、105.10ユーロになりました。室代の平均収益は58.20ユーロに減少し、前年同期の44.1%になりました。

地中海リゾート・アンタリヤのホテル稼働率も、5月、前年同月に比して9.4%減少し、57.8%になり、平均室代は32%に下がり、66.4ユーロになりました。

「収益の損失は30%を超え、とくにイスタンブルは深刻な状況です。悪いことは忘れたいと思っているのに、悪いことが起こる。5月末には予約状況がいくぶんよくなってきたと思ったら、6月6日、イスタンブルの真ん中で爆弾テロが起こり、すべてもとにもどってしまった。あのテロ以来、ほとんど予約ゼロの状況です」

「私たちが安全な国のイメージを確立しない限り、いくら室代を下げても、ツーリストを呼ぶことはできないでしょうね」とTUROBのティムール・バユンドゥル会長は言いました。


マルマラ海の沖合で古代都市の遺物発見

北西部チャナッカレ県ビガ地区の沖合20~25キロで、アマチュア・ダイバーが海底の古代都市の写真を撮りました。古代都市プリアポスとパリオンの近くです。

Hurriyet

アマチュアの漁師でダイバーのファティフ・カイラクさんが、2,3か月前、沈んでいるアンフォラ(古代の両手つきの壺)と船を発見しました。船は古代のものと思われます。カイラクさんは船の残骸を調べているうち、フルンジュク湾内の水深8~10メートルで、大きな円柱や石棺なども見つけ、記録しました。

古代都市プリアポスとパリオンの遺跡に近いため、発見されたものは、社の一部かもしれません。歴史学者たちは、パリオンはローマ帝国の海辺の町だったと言っています。「ローマ時代、この地域は海洋交易が盛んだったと、私たちは考えています。最近、発見されたものは、私たちの考えを例証してくれるでしょう」と、古代都市パリオン発掘隊長のヴェダト・ケレシュ教授は言いました。

円柱と石棺はマルマラ島に運ばれていたのかもしれないと、ケレシュ教授は言いました。「これはいままで知られていなかった古代都市でしょう。私たちはこれを詳細に調べます。海洋考古学者たちの調査で、いろいろ明らかになるでしょう」

近年、この周辺では、温泉発電プロジェクトが話題になっています。遺物が発見されたエリアは港建設地の候補になっていました。この古代遺跡が港建設で埋まってしまうことのないよう、このエリアを保存する要請とともに、発見の報告が、ボドゥルム海洋博物館に送られました。


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イスタンブル・ベシクタシュの日曜朝ご飯

2016年06月24日 | トルコ関係
6月24日 イスタンブルのある日曜日の朝、在住のリュウコさんとユミコさんに誘われて、ベシクタシュに朝ご飯を食べに行きました。イスタンブルでは、いつごろからか、日曜の朝、家族や友人たちとレストランに朝ご飯を食べに行くのが流行っています。


ベシクタシュのイスケレ(船着き場)で待ち合わせ。ベシクタシュはボスフォラス海峡沿いの町、活気あふれる楽しい町です。クラシックなイスケレの建物、いいでしょ?


カモメの電話ボックス。トルコ人、オチャメなことしますね。


ずら~と並んだお店が、み~んな朝ご飯を出しています。外まで出したテーブル席に、朝ご飯を食べる人がいっぱい。


おしゃべりしながら食べる人、ひとりでスマホいじりながら食べる人。みんな楽しそう。スカーフ被ってる保守派は1人もいませんね。


朝ご飯セットに、メネメン(トマトと卵のマゼマゼ)をプラスしていただきました。ゆで卵、チーズいろいろ、オリーブ、蜂蜜とクリーム、ハム、トマト、キュウリ・・・おいしい楽しい朝ご飯でした。お2人の行きつけのお店で。


朝から酔っぱらってるみたいに元気なオニーサンたち。


鮮度よさそうなお魚。この後、船でボスフォラスを渡ってアジア側へ遊びに行きました。


今夜の晩ご飯


帰国後、2,3日は、おすしとか、とんカツとか頂きましたが、やっぱりパスタが好き。今夜はドライトマトとキャベツのタリオリーニ(細麺)。ベーコン切らしてたので、豚ミンチ入れました。


外食がつづいて、お野菜不足がちだったのを取り返そうと、お野菜せっせと。ブロッコリーにとろとろチーズ。


キノコのトマトスープ。


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イズミルでロケット弾攻撃。死傷者なし。

2016年06月23日 | 国内
6月24日 22日、西部イズミル県の中心バユンドゥル地区で、警察署をねらったと思われる、プロペラつきロケット弾による攻撃がありました。

 Hurriyet

3発のロケット弾はこの地区の高所から発射され、そのひとつは、公立病院と警察署の間のエリアに当たり、他の2発は倉庫の屋根と建設中の家に命中しました。攻撃による死傷者はありません。警察は攻撃者を捕らえるため、ヘリコプターも使って、広範な捜査を開始しました。

2月にも、イズミルのケマルパシャ地区で、憲兵隊をねらった、クルド労働者党(PKK)による似たような攻撃がありました。このときも死傷者は出ていません。


イスタンブルの公園でピエロを装ったドラグの売人逮捕

治安当局によると、イスタンブル警察は、この3か月間行われているプロジェクトの一環として、イスタンブル・ファティフ区の公園で、ピエロの衣装を着たドラグの売人を拘束したそうです。

 Hurriyet

警官エユップ・シャヒンさんは、“機動公園警察”プロジェクトの努力で、警察チームが公園でピエロの衣装を着てドラグを売っていた売人を捕らえることができたと言いました。

シャヒンさんによると、このプロジェクトによって、過去3か月で、イスタンブルで887人のドラグの売人が捕まったということです。また、警察チームは、プロジェクト中、合計7938人の容疑者に法的手続きを取ったそうです。


ロシアがソチの経済会議にトルコを招いた

ロシア政府は、7月1日にソチで予定されている経済会議にトルコを招待したと、6月23日、ロシア副外相が言いました。昨年のロシア・ジェット機撃墜で両国の関係が悪化して以来、このような動きは初めてです。

 Hurriyet
ロシアのネベンツィア副外相


ロシアのヴァシリー・ネベンツィア副外相は、ソチで開かれる黒海経済協力会議(BSEC)に、ウクライナその他、ロシアと関係の薄い国々とともに、トルコも出席することを期待すると言いました。「わが国は大臣たちを招き、トルコやウクライナを含むすべての国々を待っている。しかし、まだ返答がない。おそくとも今週か、来週初めには、だれが参加するか明らかになると思っている」と、ネベンツィア副外相はロシアのニュース局リア・ノヴォスティに語りました。

副外相はまた、「ロシア政府はトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相と話し合う用意があると明言したが、会議の形式は相互の話合いの助けとなるものではない」と言いました。2015年11月24日、トルコは国境近くでロシアのジェット機を領空侵犯したとして撃墜し、ロシアから一連の制裁を受けています。

ネベンツィア副外相は、1月22日、イスタンブルを訪れる予定でしたが、健康を理由にトルコ訪問をキャンセルしています。今度の招待はそれから数か月後のことです。プーチン大統領は、トルコを“背後から刺した”と言って非難しました。5年間のシリア内戦で反対側を支持する両国の交易は急速に落ち込んでいます。

トルコのエルドアン大統領は最近、両国はよりよい関係になるために協力すべきだと言い、“パイロットの誤り”と彼が言う事故に起因する両国の関係を懸念しているとも言いました。


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ツーリズム危機深刻。リゾート地にほとんどツーリストの姿なし

2016年06月23日 | 国内
6月23日 ロシアとの外交問題と治安への不安の高まりのため、トルコのツーリズムは、近年で最悪の事態に直面しています。ツーリストに人気のリゾ-トはすべてほとんどからっぽで、ホテルだけでなく、レストランや商店も打撃を受けています。

 Hurriyet

公的データによると、トルコを訪れる外国人の数は、今年の1月から4月まで、昨年同期に比較して16.5%まで減少し、582万人に落ち込みました。4月にトルコを訪れた外国人の数は、昨年の同月にくらべて、28%まで落ち込み、175万になりました。これは1999年5月以来の最も急激な減少です。

かつてヨーロッパ人やロシア人に大人気だった地中海岸の多くのリゾートや町では、人通りのなくなった街路が危機の深刻さを示しています。客を待つタクシーが並び、商店に客の姿はありません。

空港もほとんど人影がなく、地中海地方の大きな空港へのフライトは、観光シーズンにもかかわらず空席ばかり。アンタリヤ県アランヤのリゾート近くのレンタカー会社の従業員が、去年の夏にくらべて、今年はまるで仕事がないと言いました。

“近年最悪”
アランヤのレストラン業者ジェンギス・トパルさんは、16年間ここで営業しているが、今年のようなシーズンは初めてだと言いました。「私たちはいま、開店以来、最悪の日々を送っています。私たちはロシア人以外の外国のお客様を期待しているのですが、だれも来ません」と、レストランの前で、トパルさんは嘆きました。

アンタリヤを訪れるロシア人ツーリストの数は、現在のトルコとロシアの外交危機のため、96%まで落ち込んでいます。ドイツ人ツーリストも、今年の1月から5月まで、昨年にくらべて30%まで減少しているそうです。

アランヤのあるホテル業者は、昨年360人いた従業員を今年は220人に減らしたと言いました。ホテルの稼働率が85%から25%に落ちているそうですから、この数字でさえ多すぎです。「私どものホテルはこの町の最もよい場所にあってもこうなのですから、他のホテルはもっと深刻でしょう」と、彼は言いました。

アンタリヤのケメル地区のホテル業者は、予約が大きく減っているため、今年は5星ホテルのひとつを閉めることにしたと言いました。「営業しているホテルの稼働率を上げることもできないでいるのですから」

アンタリヤ県のベレクに2軒のガラス店を持つビジネスマンは、ツーリズムが沈滞し、まるで売れなくなったので、1店を閉鎖するつもりだと言いました。「年間6万ユーロのレンタル料も払えなくなりました。昨年、わが社は毎日4000リラ売り上げていましたが、いまはたったの200リラになってしまった」と彼は言いました。


カッパドキアの地下都市で新たに修道院発見

2014年、トルコ住宅開発局(TOKI)の都市変革プロジェクト中、中央アナトリアのネヴシェヒル県で見つかった地下都市の発掘と清掃作業中に、岩に刻まれた修道院が発見されました。

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市の中心にあるネヴシェヒル城周辺の40万平米のエリアでは、発掘と清掃作業がつづいています。今年初めには、この地下都市で歴史的な教会が発見されました。教会はキリストの昇天を初め、正教にとって重要な図柄を描いたフレスコ画で飾られていました。また、使徒や聖者、預言者モーゼやエリヤを描いたフレスコ画もありました。

最近発見されたのは、岩に掘られた修道院で、5~6世紀のものと思われます。ネヴシェヒルのハサン・ユンヴェル市長は、地下都市での新しい発見は考古学者たちを大いに興奮させていると言っています。この発見で内外の学者や記録作家たちがこの地域に集まりはじめています。

「このフィールドの研究は人類の歴史に非常に重要な成果をもたらすでしょう」とユンヴェル市長は言いました。「修道院の清掃は、慎重につづいています。ここで見つかったものは博物館に収められます」


ツーリズム代表がイメージ復活のための計画を首相に提出

トルコのツーリズムの代表者たちが、現在の治安への懸念と外交危機によるツーリズム危機の中で、砂糖祭(ラマザン明けの祭)を前にして、トルコのイメージをリフレッシュする方法について、ビナリ・ユルドゥルム首相に、新たに報告書を提出しました。

 Hurriyet

情報筋によると、トルコ旅行社協会(TURSAB)の代表者たちは、以前、政府が発表したツーリズム行動計画の進展を要請しました。「われわれは世界的に有力な有名人とともに、新しいイメージ復活のプロジェクトを始めることを要請します。プロジェクトでは、全国の歴史的観光スポットを宣伝することも必要です」と、彼らは言い、外国に暮らすトルコ人たちにも手紙を送って、トルコでの休暇に招くことを提案しています。

ツーリズム関係者はまた、人々にトルコを訪れるよう勧める新たなプロモーション・キャンペーンの開始も要求しています。

TURSABのバシャラン・ウルソイ会長は、ユルドゥルム首相に電話で、海外でのトルコのイメージを復活させ、ロシアとの外交危機による損失を回復するための総括的な行動計画を開始することの重要性を力説しました。

政府は金曜、ツーリズム分野を支援する行動計画を発表しました。計画には、観光会社が負債を解消できる2億5500万リラの助成金と、いくつかの方法も含まれています。また、9月まで、いくつかの空港にツーリストを運ぶ航空機のための6000ドルの燃料補助金も、計画に入っています。


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イスタンブル帰りのスーツケースから出てきたモノたち

2016年06月23日 | トルコ関係
6月23日 旅行から帰ると、スーツケースの中身の整理。楽しい想い出といっしょに、いろんなものが出てきました。いただいたもの、ちょこまか買ったものetc.。


観光案内所や博物館などでいただいた地図や資料。これぜんぶフリーです。とてもよい地図が案内所でもらえます。イスタンブル市内交通も、トラムや地下鉄、メトロバス、マルマライ、フェリー等々複雑になりましたから、地図は必要ですね。


古典タイルをそのまま表紙にしたノート。トルコ・イスラム博物館内のショップで買いました。お土産にいいかなと・・・。


オリーブ油入りのハンド&ボディ用クリーム。お肌によさそうなので、いつも必ず買います。


イスタンブル在住のユミコさんにいただいた布張り表紙の立派なノート。古典柄チューリップを織り出した布地です。今年の誕生日から使うことにしましょう。


キベレ・ホテルの新オーナー、ギョズデ・ハヌムにいただいたペンダント。いろんな服に使えそうです。


おしゃれファッション街ニシャンタシュにあるガラス製品のお店「パシャバフチェ」。私このお店のグラス、ワイングラス、シェリーグラス、チャイグラス等々持っています。今回は、お安い物コーナーで、ミニーちゃんのお皿買いました、ウフッ。


古典チューリップ柄の布地、すてきでしょ。イスタンブル在住のリツコさんにいただきました。テーブルクロス? ブラウス? ロング・スカーフにしてもいいかも。リツコさんには他に、蜂蜜や、種ありレーズン、ドライ・ハイビスカスとローズヒップもいただきました。


「バルパルマク」という有名ブランドの、いろんなお花の蜂蜜。おいし~い! ヨーグルトもいいけど、バゲットにハニー&バターも大好き。


マラティヤの珍しい種ありレーズン。


ローズヒップと・・・


ハイビスカスをいっしょにお茶にするとおいしいというので・・・


やってみました。と~てもさわやか。冷たくしてもおいしいです。


松の実少々。日本ではとってもお高い松の実、トルコでもお高めですが、日本よりは安いです。


粒コショウも必ず買います。


チーズ大好き。右はシュズメ・ペイニルといって、漉したチーズですけど、私、大好き。日本にいても買うものを買うのは、無駄遣いじゃないですよね。


グリーン・オリーブも、いつも買う「ナムル」というお店で、吟味して買いました。


バラのジャムです。ガラス瓶は重いので、プラスティック容器に移して。イチゴがごろごろ入っているイチゴ・ジャムも買いました。


ドライ・トマトも必ず買います。しっとり感の残っているドライ・トマトがおいしいです。オリーブ油づけ、つくりましょう。


ぼってり大きなドライ・イチジク。ヘタなお菓子よりおいしい。


アンズもふっくり軟らかいです。

あと、トルコの銘菓「ロクム」や書籍類が入って、20キロをだいぶオーヴァしていたはずですが、エティハド航空は重量ノー・チェックというおおらかさでした。


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PKK戦闘員9人に重終身刑判決

2016年06月22日 | 国内
6月22日 クルド労働者党(PKK)の戦闘員9人が、2009年と2010年の南部ハタイ県イスケンデルンとドルトヨルでの攻撃に対して、合計約1500年の禁固になる重終身刑の判決を受けました。

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イスケンデルン第2重犯罪裁判所は、戦闘員たちに、合計26件になる重終身刑を命じました。この戦闘員たちは“アマノス山脈の死刑執行人”と呼ばれていました。

アマノス地方の責任者だったPKK戦闘員ジェンギス・ネルギス(コード名セフカン・アメド)は14件の重終身刑を受け、ケナン・ユルドゥスバカン(コード名フラト・シヴェレク)は10件の重終身刑を受けました。また、バヤム・ダイミ(コード名エルダル・ザザ)は2件の重終身刑を受けました。この3人はまた、何百年もの通常刑期も受けています。裁判所はまた、他の6人の戦闘員にも、それぞれ刑期を判決しました。

2009年と2010年のドルトヨルとイスケンデルンのPKKの攻撃で、兵士10人と警官4人が殺害されています。この攻撃に関係した戦闘員たちは、その後、南部メルシン県で逮捕されました。


ラマザンの夜明け前、女性ドラマーが太鼓を高らかに

電子めざまし時計の普及にもかかわらず、トルコにはまだ、ラマザンの太鼓たたきの伝統を楽しんでいる人たちがいます。トルコには、ラマザン中、断食の時間が始まる夜明け前の食事(サフール)のために、太鼓たたきが太鼓をたたいて歩き、近隣の人々を起こす伝統があります。

 Hurriyet

太鼓たたきは昔から男性の仕事でしたが、トルコ北東部バルケシル県に女性の太鼓たたきが現れて話題を呼んでいます。「皆さんを起こしたら、私は家に帰って、サフールをいただきます」と、56歳のハシベ・ブルトさんは言いました。「太鼓をたたいているのが私だと知って、皆さん、ほんとに驚いたようです。女の方に家に招きいれられ、いっしょにサフールをいただくこともあります」

ブルトさんはこの仕事を好んで始めたわけではなく、なりゆきで受け継ぐことになったのです。太鼓たたきは最初、夫のレジェプ・ブルトさんがしていましたが、2011年、彼は交通事故でなくなり、息子のラマザンさんが父の後を継いで、太鼓をたたいていました。しかし、ラマザンさんはバルケシルの工場に職を見つけ、太鼓のバチを母に預けて、家を出て行きました。

ハシベ・ブルトさんは太鼓を村長のオズジャン・オズさんに預けようとしましたが、「あなたがやったらどうだ?」と、村長さんに勧められたそうです。ハシベさんは太鼓のたたきかたと歌を習い、ラマザンの1か月、太鼓をたたいて歩いて、小銭を得る仕事を始めることになりました。

彼女はいま、午前2時に家を出て、太鼓をたたいて、村の60軒ほどの家々を起こして歩き、3時頃、帰宅しています。オズ村長は彼女をほめ、「彼女がやってくれなかったら、この仕事をしてくれる人は他にいなかった」と言いました。

・・・トルコ人でも、ラマザン中、断食をしない人はたくさんいます。「夜明けにうるさい。時代錯誤だ」と文句を言う人も少なくありませんが、伝統を守ろうという人たちもいるのです。


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「対PKK作戦はもう終わった。再建のときが来た」首相

2016年06月22日 | 国内
6月21日 ビナリ・ユルドゥルム首相が、トルコ南東部の軍事作戦の終結を宣言し、政府は“第2段階”に入り、治安部隊とクルド労働者党(PKK)との戦闘でダメージを受けた諸都市の再建のための大キャンペーンを始めたと言いました。

 Hurriyet
「PKK退治は終わった。再建のときが来た」とユルドゥルム首相


「もう作戦は終わった。物理的・社会的修復が始まる。われわれは破壊された建物をより美しいものに変える。作業はすでに始まっている」と、ユルドゥルム首相は、6月21日、国会の演説で公正発展党(AKP)の議員たちに語りました。

トルコ政府はまた、PKKへ資源を送った市町当局と、クルド系政党・人民民主党(HDP)の市長町長らに対して、法的行動をとる計画です。「作戦は終わった。これからわれわれが行うべきいくつかのステップがある。テロリストを支援している市町当局に対し処置をとるべきときが来た。テロ組織に金品を送った者たちを、われわれは許さない」と、ユルドゥルム首相は言いました。「われわれはできるだけ早く、これら市長町長らに、国家のためでなく使った金額を返却するよう要請する」

HDPのPKKに対する財政的・兵站的支援は、6月20日のエルドアン大統領が主宰した閣議の議題になりました。ユルドゥルム首相は、政府はただちに、市町当局と市長町長のPKKへの支援を阻止する議案を提出すると言い、“テロリストらと直接関係があった”地方職員らを非難しました。

若者の雇用
南東部の軍事作戦が終ったので、政府は、地方に工場を建設し、地方に職をつくることによって、地方の経済的・社会的発展を促すそうです。「工場は政府が建てるが、経営は民間に任せる。政府はある期間、その製品を買い上げる。政府が職を提供することによって、すべての国民、すべての若者たちを、よりよい未来へ導く。そうして、われわれは、地方の人々と若者たちを、テロ組織の搾取から救うことがでいるだろう」と首相は明言しました。


来月、ユネスコ世界遺産委員がイスタンブルで会議

ユネスコ世界遺産委員会の第40回会議が、7月10日から20日まで、イスタンブルで開催されます。この会議で、委員たちはユネスコ世界遺産リストに入れる文化遺産と自然遺産を決定します。

 Hurriyet
トルコは今年は古代遺跡アニを申請しています。


トルコは今年、アルメニア国境に近い東部アナトリアの古代遺跡アニを申請しています。会合はトルコ文化観光省、ユネスコ・トルコ国家委員会、イスタンブル県、イスタンブル市が主催します。会議は7月10日、ナビ・アヴジュ文化観光相とユネスコのイリナ・ボコヴァ事務局長が開会宣言を行い、会議2日目、アヴジュ観光相は、シリアの文化遺産保護に関する会議にも出席します。

今年、申請されている遺産33件が、イスタンブルの会議で検討されます。

・・・アニの遺跡が認定されるといいですね。


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イスタンブルでヤズマ(捺染)の展覧会に行きました

2016年06月21日 | トルコ関係
6月21日 イスタンブルから帰って、スーツケースを開けたら、汚れたTシャツといっしょに、お友だちにいただいたものや、ちょこまか買ったものが、ぞろぞろ出てきました。ガラスが割れないように、だいじに持ってきたのはこれ。


「ヤズマ」というトルコ伝統工芸の捺染で描いたお魚の絵。かわいいでしょ。イスタンブルで陶器の絵付けの先生をしてらっしゃるリュウコさんとユミコさんがヤズマの展示即売会に誘ってくださったのです。Tシャツやテーブルクロスや、いろいろありましたが、これが気に入りました。絵のフレームもすぐにつくってくれました。


ヤズマの展示会場は木々の緑いっぱいの庭園でした。右から、2人のお友だちのトモエさんと、そのお嬢さん、私、リュウコさん、ユミコさん。


これはお2人のアトリエをお訪ねしたとき、いただいた作品。藍で花柄が描かれたザクロ。


ザクロのタイル。トルコではザクロは幸せや豊穣のシンボルとして好まれています。


6月6日からラマザン(断食月)が始まりました

ラマザン中は、マジメなムスリムたちは日の出から日没までいっさい飲食をしません。夏のラマザンは日没が遅いから厳しいです。解禁のメッセージがモスクから流れてくると、みんな、まず水を飲みますね。


旧市街の中心スルタナメット広場は、ラマザン中、日没になると、イフタル(断食明けの晩ご飯)をとりにくる人々でいっぱいになります。ウチからご馳走を持って広場にやってきます。今年の日没は8時45分ごろですから、皆さん、おなかペコペコで解禁時間を待っています。
右奥に見えるオベリスクのところで、ドイツ人観光客13人がISILのテロで亡くなりました。


皆さん、なんだかとても楽しそうですね。写真を撮っていると「いっしょに食べませんか?」と誘ってくれます。


街のレストランも、ラマザン中はイフタルのセット・メニューを用意しています。このお店はスープ、お肉料理、ピラウからデザートまでで29リラ(約1100円)。


街のあちこちにトウモロコシと焼き栗の屋台が出ています。トウモロコシ2リラ{80円弱)。


毎年、ラマザンには広場の一隅に、屋台マーケットができます。両側にいろんなお店がずらりと並び、照明キラキラ。見て歩くだけで楽しい。


トルコ各地の名産のお店や有名老舗がでています。手工芸品からお菓子や飲物まで。黒い二人づれはアラブ人観光客です。

なんでも酢漬けにしちゃうピクルスのお店。


お菓子屋のお兄さん、カメラ向けたらポーズしました。


手づくり感がいい縫いぐるみのお人形。


マルディンの銅細工屋で買った1人前用小鍋。


このチューリップ柄の指輪、なんと5リラ。200円しません。でも、かわいいでしょ。


貝殻に青いチューリップを描いたブレス。10リラです。お祭の夜店って楽しいですね。

ついでに、これはお土産屋さんで買った天使のピアス。5リラですけど、大好き。


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歴史的な正教会の会合に、ロシア正教会の代表が欠席

2016年06月21日 | 国際
6月20日 6月19日、世界中の正教会(Orthodox Church)の代表が、1000年間で初めて、ギリシャに集まりましたが、いくつかの宗派が欠席し、全正教会の結束は果たせませんでした。

 Hurriyet

19日、正教の指導者たちが、ギリシャ・クレタ島の町ヘラクリオンに集まり、正教の五旬節(聖霊降臨の祝日)を祝い、“聖なる礼拝式”を行いました。集会は27日までつづきます。

この集会はイスタンブルで行われる予定でしたが、クレタ島に変更されました。これはロシア正教会が、トルコのロシア機撃墜以来の両国間の不和を理由にトルコに来たくない意向を示したためだと、イスタンブル・フェネルのバルトロメウ総主教が、4月18日、記者団に語っています。

バルトロメウ総主教は、これは婚姻や断食などの問題を論じる“聖なる大会”だと言っています。ギリシャのプロコピス・パヴロプロス大統領もこの集会のミサに出席し、国営放送ERTもこれを放映しています。モスクワ総主教キリス1世の欠席は、正教会の結束のイメージを傷つけかねません。なにしろ、キリス総主教は、世界の正教徒人口の半数にあたる1億3000万の信徒を率いる立場にあるのです。

ブルガリアとジョージアの正教会も欠席でした。両国はロシア政府と近いと見られています。アンティオキアの総主教座も、エルサレムとのいさかいのために欠席しています。

「この“聖なる大会議”は正教の結束のメッセージを発信するでしょう・・・この会議は、正教が現在のデッドロックを脱する一助になるでしょう」と、バルトロメウ総主教は国内メディアに語りました。「正教会の結束はわれわれすべてにとって望ましいことです。欠席した人々は、せっかくの好機を逃したことになります」と、ギリシャのニコス・コツィアス外相は言いました。


東部で列車とミニバス衝突。9人死亡


6月20日朝、東部エルズー県で列車がミニバスと衝突し、4人のシリア人を含む9人が死亡し、1人が重傷を負いました。

 Hurriyet

東部ビトリス県のタトヴァン地区から首都アンカラに向かっていた列車が、エラズーの町ユルトバシュの踏切りでミニバスと衝突しました。ミニバスは農業作業員を温室に運んでいくところでした。ミニバスの運転手メスト・カラコチさんと4人のシリア人作業員を含む9人が事故現場で死亡し、ミニバスの乗客1人が重傷を負いました。

事故調査のため、9人の犠牲者の遺体は現場に置かれています。氏名不明の重傷者は急遽、エラズ-病院に運ばれました。踏切りには事故を防ぐための遮断機も警報機もなかったことを、ニュースは強調しています。

エラズーのムラト・ゾルルオール市長は調査のため、現場の踏切りに駆けつけました。「事故は早朝起こりました。タトヴァンからアンカラへ向かっていた列車が、温室作業員を乗せたミニバスと踏切で衝突しました。ミニバスは列車に約400メートル押されました」と、記者団に語り、“痛ましい事故”と言いました。

・・・4人のシリア人はおそらく難民でしょう。まさに痛ましいことです。


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エティハド航空に初めて乗りました

2016年06月20日 | トルコ関係
6月20日 3週間のトルコ旅行の帰途、生まれて初めてアラブ首長国連邦のEtihad Airlines を使いました。最初、2週間の予定で、いつものようにトルコ航空(TK)で出かけたのですが、どうしても3週間滞在したくなり、帰途、初めて乗ってみたのです。アブダビのトランジットも2時間だし、昼間発って、昼間着くから、からだもらく。お値段もTKよりいくぶんお安い・・・というわけです。

荷物のウエイトの“ゆるさ”もよかったです。ふつうは20キロを2,3キロオーヴァまでが許容範囲で、それを越すと追加料金とられますが、エティアドは何キロかさえ見もしないゆるさです。アブダビ空港の、キンキラした雰囲気も、夜の街のきらめきも見られたし・・・。


アラブ首長国連邦の5ディルハム札です。表はアラブ文字だけですが、裏にFIVE DIRHAMS と書いてあります。142円くらいです。空港内で簡単にチェンジできます。


黒いダルマさんみたいですが、アブダビ空港のインフォメーションの女性です。


機内でくれた水のボトルもアラブ文字。私、昔、かの小池百合子さんに3か月、アラブ語習いましたが、いまはすっかり忘れて、機内放送もショクラン(サンキュー)しかわかりません。お食事は超スパイシーなチキンとか、豆のサラダとか、デザートにライスプディングで、私的にはおいしかったわ。


機内でくれたこの小箱の中はデーツ(ナツメヤシの実)が2個。ムスリムはラマザンにこれを食べる習慣があります。ラマザン中だけのサービスかも。


帰宅したら、ハイビスカスが出迎えてくれました


ウチのドアを開ける前に、ハイビスカスが「お帰りなさい」を言ってくれました。お花たち、みんな元気に咲いていました。嬉しい。


ピンクのジェラニュームも・・・


お星さまみたいなペンタスも・・・


イアリングみたいなフクシアも・・・


いつも元気ッコのベコニアも笑顔で迎えてくれました。


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