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世界最大の地下都市から,さまざまな文明の痕跡が出土

2015年08月01日 | 国内
8月2日 中央アナトリア・ネヴシェヒル県で世界最大の地下都市が発掘中なのはご存じのことと思いますが、発掘と清掃作業中に、さまざまな文明に属する道具類や生活空間が出土しています。

 Hurriyet

ネヴシェヒル城近くの発掘作業は、「ネヴシェヒル文化観光保護・開発地方委員会」によって、45万平米の古代地下都市内の1部で行われています。発掘作業中、後期ローマ時代の岩墓の廃墟やアナトリア文明初期の“ベジルハネ”(種油製造所)も出土しました。

また、後期ローマ時代から初期ビザンティン時代の家々の厨房で使われていた壺や鍋の破片も発掘されました。オスマン時代や初期共和国時代のパイプやオイルランプも出土しました。発掘作業は今もつづいています。


イスタンブル生まれのMIT教授が“世界で最も影響力のある経済学者”に

アメリカに住むアルメニア系トルコ人経済学者ダロン・アジェムオール教授が、経済学研究紙(RePEc)の“最も影響力のある経済学者”のリストのトップにランクされました。

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2223人の有力な経済学者たちの中で、マサチューセッツ工科大学のアジェムオール教授は、最近の10年間の著作によって、リストのトップになりました。RePEcのランキングは、RePEc著者サービスその他多くの研究機関に登録されている著者のデータを基本にしています。

アジェムオール教授の次は、ハーヴァード大学のアンドレ・シュライファー教授、シカゴ大学のジェームスJ.ヘックマン教授、ハーヴァード大学のロバート・バロ教授がランクされています。アジェムオール教授は以前、ノーベル賞の候補になったこともあります。最近、教授は、ジェームス・ロビンソン氏との共著「なぜ国家は失敗するのか」で有名になりました。

アジェムオール教授の論文は、「アメリカ経済レヴュー」や「政治的経済ジャーナル」など、有力な学術誌に掲載されてきました。彼はヨーク大学で経済学士を取得、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで数理経済学と計量経済学で修士と経済学博士を取得しています。教授はまた、T.W.シュルツ賞など多くの賞を受賞しています。


ギュル前大統領が強い政府のために大連立を促した

アブドゥラ・ギュル前大統領が、6月7日の国会選挙で最も得票の多かった2党の大連立によって、強い政府をつくるよう促しました。

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「このような状況にあっては、非常に強力な政府が必要です・・・私の意見では、ドイツのように政党が歩み寄り、互いにすべて話し合って取り決めてゆくのが、現状にあっては正しいと思う」と、ギュル前大統領は、7月31日、イスタンブルのサリエルで、金曜礼拝の後に言いました。

ギュル前大統領が言うように、大連立内閣をつくるには、40.66%得票した公正発展党(AKP)と25.13%得票した共和人民党(CHP)が、政府をつくることが必要になります。


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