トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「アメリカとトルコは対ISIL作戦で密約を交わした」トルコ外相

2015年08月25日 | 国際
8月26日 トルコ軍とアメリカ軍は対ISIL作戦に関して技術的交渉を終え、この問題に関する協定に署名したと、メヴリュト・チャヴシュオール外相が、8月25日、アンカラの記者会見で言いました。

 Hurriyet

「アメリカ軍とトルコ軍当局は協定に調印しました」とチャヴシュオール外相は言いました。チャヴシュオール外相の発表の前に、ホワイトハウスのスポークスマン、ジョシュ・アーネスト氏が、24日の記者会見で、トルコとアメリカの交渉はつづいているが、まだ合意に達していないと言いましたが、これについて、チャヴシュオール外相は、契約の調印に関する情報が遅れたのは単に時差のためで、ワシントンに遅れて届いたのだろうと説明しました。

アメリカ軍とトルコ軍の当局が、ISILに対する共同作戦をいつ始めるかを決めるだろうと、チャヴシュオール外相は言いました。アメリカのジェット機はすでに、トルコのインジルリク空軍基地から発って、トルコ国境に近いシリアのジハーディスト集団を空爆しています。トルコはアメリカの共同作戦の要請をようやく受け入れたということです。


考古学者たちがISILによるシリア人学者殺害に抗議

西部ウスパルタ県ピシディアのアンティオキアの遺跡で作業している発掘チームのメンバーたちが、彼らの仲間のシリア人考古学者カリド・アルアサド氏が、イスラム国(ISIL)によって残酷に処刑されたことに対して、遺跡で抗議のすわりこみをしました。

 Hurriyet

アルアサド氏はISILによって地元の広場で斬首され、その遺体は公衆の前に吊るされました。82歳の学者がISILの戦闘員に、市の宝物を隠した場所を教えなかったためです。

アンティオキア遺跡の発掘隊長のメフメト・オズハンル教授とシュレイマン・デミレル大学考古学部のチームは、遺跡で抗議を行い、抗議声明書をプレスに送りました。

「近年、トルコ全国で、世界で起こっている事件、とくにこの2年間、シリアとイラクのISILのテロ攻撃を傍観することはできない。われわれの仲間カリド・アルアサド氏は、彼が50年を捧げた遺跡で首を切られた。彼の遺体を円柱に吊るした残酷な処刑を非難する。われわれの仲間の虐殺だけでなく、その他の殺害された人々や、破壊された古代の遺物に関しても、われわれは非難する」と声明は言っています。


トルコは世界6位のテキスタイル輸出国

 トルコ統計局の発表によると、トルコは2014年、世界のテキスタイル輸出量の4%を占めて、世界6位のテキスタイル輸出国になりました。

 Hurriyet

テキスタイル輸出のトップは中国で41%、次がインドで5.4%、3位がイタリアで5.3%、4位がドイツで5%です。統計局によると、トルコの全輸出量におけるテキスタイル分野の割合は、2014年、金額で18.7%、295億ドルでした。この割合は、1995年には40%でしたが、2005年には26%、2013年には19.3%と減少しています。

今日、トルコ最大の輸出分野は自動車です。トルコ輸出業者会議[TIM]によると、2014年、トルコの自動車輸出量は前年に比して4%増え、1576億ドルに達しました。車はテキスタイルと化学製品とともに、トルコの輸出の主要な推進力になっています。

近年、テキスタイルの取引量は世界的に減少しています。トルコはこの分野で黒字を出している国の3位だそうです。中国のテキスタイル分野の貿易黒字は、2014年、2646億ドル、次がインドで337億ドル、3位がトルコで160億ドル。次が、アメリカ、日本、イギリス、ドイツとつづきます。


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ギリシア正教総主教がイズミルに植えた木がツーリストの人気に

2015年08月25日 | 国内
8月25日 イスタンブル・フェネルのギリシア正教総主教座のバルトロメウ総主教が、イズミルのアジズ・コジャオール市長とともに植えたオリーブとマートル(キンバイカ)の若木が、ツーリスト誘致にひと役かっています。

 Hurriyet

今年2月6日に、バルトロメウ総主教とコジャオール市長は、イズミルの聖ヴコロス・ギリシア正教教会の庭に、若木を植えました。正教会キリスト教の歴史家たちによると、聖ヴコロスはスミルナ(現イズミル)最初のキリスト教の司教でした。彼の墓はこの教会の中庭にあると考えられています。

 Hurriyet

バルトロメウ総主教の植えたオリーブの木は、最初の収穫をもたらすまでに育ちました。マートルの木はツーリストや地元民が枝に小さな布を結んで願いごとをし、“願かけの木”になりました。

修復を終えた教会は、来訪者たちに扉を開き、来訪者はふえつづけ、とくにギリシア正教徒が毎日のように訪れています。


黒海岸の豪雨による洪水で死者は8人に達した

8月24日、黒海岸のアルトゥヴィン県で起こった洪水による死者は総計8人になりました。子供1人がいまも行方不明です。

 Hurriyet

ハジェル・カラさん(56)、アルタン・カラさん(60)、フンダ・トクソイさん(55)、ユンサル・ゲディクさん(41)、エルダル・エレン・ゲディクさん(17)が、豪雨後、ホパ地区を襲った洪水でなくなりました。行方不明の5歳の子の捜索はいまもつづいています。

23日、ヴェイセル・エルオール森林・水問題担当相が災害の状況を視察するためホパに着き、気象庁は豪雨の警告を出していたと言いました。「当局は豪雨が来ると言っていました。市も地区も市民に警告を出していました。われわれは6時間で250ミリの豪雨が全国的に降ると警告していました」

「トルコ全土で1年に640ミリの雨が降ると考えたら、4か月分の雨が6時間で降ったことになります」とエルオール大臣は言いました。「私たちは負傷者のために、救助チームを連れてきました。不幸にして、地滑りによる死者は8人に達しました。子供が1人まだ不明ですが、おそらく海に引き込まれたのでしょう。救助チームが子供の捜索に当たりますが、おそらく死者は9人になるでしょう」

エルオール大臣は、首相府がただちに被災地に1000万リラの財政支援を送ったこと、また、近隣都市からも支援用品が送られてくることも話しました。


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バスルームに隠した赤ちゃんがPKKの銃弾を逃れた

2015年08月25日 | 国内
8月24日 南東部ハッカリ県で、PKKと治安部隊の衝突中、両親がバスルームに隠した赤ちゃんが奇跡的に銃弾に当たりませんでした。

 Hurriyet

先週、ハッカリのジェムディンリ地区で、クルド労働者党(PKK)と治安部隊の衝突が起こり、弾丸が飛び交いはじめたので、公務員夫婦が赤ちゃんを揺りかごごとバスルームに隠し、夫婦はべつの部屋で衝突が終わるのを待ちました。

 Hurriyet

銃撃が止んだとき、夫婦は赤ちゃんを同じアパート内の大家さんの家に預けようとしましたが、10分後、ふたたび銃撃戦が始まり、夫婦は、銃弾が何発もバスルームの壁に当たるのを見ました。しかし、赤ちゃんは奇跡的に無傷でした。

Hurriyet

夫婦はバスルームの“ビフォア”と“アフター”の写真をソシアルメディアにシェアしました。


「126人のISILのメンバーが収監されている」と法務省

イスラム国(ISIL)のメンバーとして告訴された126人がトルコの刑務所に収監されていると、8月15日、法務省が、人民民主党(HDP)のファイサル・サルユルドゥス議員の質問に答えて発表しました。

 Hurriyet
7月24日、ISILの上級リーダー、ハリス・バヤンジュクとその妻が、イスタンブル・バージュラル地区の自宅で拘束された。


126人中の121人は、ISILのメンバーとして告訴され、他の5人は有罪とされています。法務省はまた、ISILのメンバー容疑者が犯した犯罪件数は156件に上ると言っています。南東部国境の管理が不十分という批判を受けて、当局は今年に入ってから、国内のISIL容疑者に対する警察の作戦を加速させてきました。

イスタンブルのISIL関連容疑者に対する警察の対テロ作戦で、“アブー・ハンザラ”というジハーディスト名で知られる、ISILの上級リーダー、ハリス・バヤンジュクも、7月24日に妻が逮捕された後、27日、逮捕されました。

警察はまた、クルド労働者党(PKK)と極左「革命人民の自由党フロント(DHKP-C)」の戦闘員容疑者を逮捕する全国的作戦を行い、7月中旬以来、1600人を拘束または逮捕しました。


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