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黒海岸の洪水がゴミの不法投棄を暴露した

2015年08月28日 | 国内
8月28日 黒海地方アルトゥヴィンの豪雨では8人の方が亡くなりましたが、その後の洪水がゴミの山を海岸に押し流しため、ゴミの不法投棄が明らかになりました。

 Hurriyet

アルトゥヴィンの海岸道路にゴミが溢れて、ホパ区とアルハヴィ区が、山の後ろの麓にゴミを不法に投棄していたことが明らかになりました。8月24日の豪雨と地滑りの後、洪水がチャムルクキョイ地区とフェネル地区の間のエリアを洗い流し、市の海岸沿いにゴミの山を築く結果になりました。

公正発展党(AKP)のホパのネディム・ジハン区長は、山麓のゴミの山の責任を問われ、「あの辺りは長年、ゴミ捨て場として使われてきました。私たちもときどき、あそこにゴミを捨てました。海岸に引きずられたゴミは片づけ、道路はきれいにします」と答えました。

 Hurriyet

アルハヴィのジョシュクン・ヘキムオール区長もAKP党員ですが、彼はゴミの投棄を否認しました。「私が区長になってから、区がゴミをあそこへ捨てたことはありません。あそこにゴミを捨てるのは不適切です。実際、私は他区に警告し、“洪水になったら、ゴミは海岸に流されるだろう”と言ってきました。残念なことに、私が言ったとおりになりました」とヘキムオール区長は言いました。

洪水は自然災害か、努力で避け得る災害かという論議が、今度の洪水でふたたび始まりました。首相府は緊急時の費用として、1000万リラを提供しました。水力発電所の建設が、地質の弱いこの地域に適切か否かという論議は、いまもつづいています。


イスタンブルの“スポンジボブ城”の調査が始まる

イスタンブルの北海岸地区シレの、2000年昔の城の修復が調査を受けることになりました。修復中の城がマンガのキャラクター“スポンジボブ・スクエアパンツ”に似ているという批判に曝されています。(昨日のこの頁参照)

 Hurriyet

イスタンブル第6保護委員会は、8月27日、調査を始めると発表しました。27日、委員会のメンバーたちは、個人的に、シレ区修復チームから知らせを受け取ったそうです。メンバーたちは調査後、報告書をまとめるということです。

シレ区のプロジェクト・マネジャー、アデム・アヴギン氏は「この歴史的建物の修復が決まったのは2010年です」と言いました。「修復は建物の保存だけでなく補強でもあります。建物は倒壊の危機にありました」

 Hurriyet

ソシアル・メディアのユーザーたちは、修復中の建物がスポンジボブ・スクエアパンツや、人気ビデオ・ゲームの“マインクラフト”に似ていると笑っています。イスタンブル選出の共和人民党(CHP)のバルシュ・ヤルカダシュ議員は、国会でダウトオール首相に質問しました。「われわれの歴史的文化的遺産をAKPは重要としないのか? 歴史的建造物が本来の形と魂を失ってしまったのはなぜか?」

「このプロジェクトは修復ではなく、完全に新しい建物を建てているように見える」とヤルカダシュ議員は言い、修復にかかった費用についても質問しました。シレ区は修復プロセスの詳細についてはコメントしていません。


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